リビングで宿題させる
null「リビングで家事をしながらちゃんとしてるか見る。分からない所は手が空いた時に一緒に問題を解く」(34歳/主婦・子ども7歳、5歳)
「リビングにて一緒に見ながら宿題をやるようにすれば、やってくれる」(35歳/女性・子ども8歳)
「あえて勉強机では勉強させずに、リビングのテーブルで勉強をさせていました。あまり口を出さず見守るようにしていました」(53歳/主婦・子ども28歳)
「リビングで私の目の届くところでするようにしたら真面目にするようになりました」(43歳/主婦・子ども12歳)
「リビングで一緒にいるタイミングでさせていました」(51歳/主婦・子ども25歳、23歳)
近年話題のリビング学習を取り入れているご家庭が多いようです。リビングであれば親の目が届き、わからないところを一緒に見ることもできますよね。子ども部屋で一人でやるより、子どもの心も落ち着きそうです。
ただリビング学習をさせる際には、親の行動にも注意が必要という意見も。
「母親が、TVを見ない、雑誌を読まないなど、工夫しました」(52歳/主婦・子ども23歳)
子どもが頑張っているのに、親だけ好きなことをするのは子どもとしては納得いきませんよね。自分にとっても学びの時間だと思って、資格の勉強など、子どもと一緒に机に向かってもいいですね。
宿題を終わらせたあとの楽しみを用意する
null「ご褒美のおやつをちらつかせる」(48歳/総務・人事・事務・子ども17歳、13歳)
「どうしても見たい映画など、子供がやりたいことを我慢させて、終わったら見ていいよ、とかやっていいよ、と声をかける」(47歳/主婦・子ども13歳)
「義務教育のころ、終わったら楽しい事(パンを焼いて食べよう! ゲームをしよう! 好きなビデオを見よう!等々)をしようと言ってやる気にさせました」(57歳/その他・子ども20歳、22歳、26歳)
「宿題が終わったらゲームは好きなだけやっていいよと言う」(44歳/主婦・子ども小6)
「終わったらシールを手帳に貼ってあげるなど工夫しています」(43歳/その他・子ども8歳)
おやつやゲームなど、宿題が終わったあとの楽しみを用意してあげると、子どももやる気がわいてくるようです。親としても子どもがやることをやったあとなら、好きなことをしていてもイライラせず過ごせそう。子どもの興味を上手に利用しましょう。
宿題が終わるまで好きなことをさせない
null「宿題、課題を終わらせるまで、携帯、ゲーム禁止です」(45歳/その他・子ども14歳)
「やることやらないとゲーム禁止!って言うと、基本的にはやっているみたいです」(39歳/主婦・子ども高1、小5)
「帰宅したらまずリビングで宿題を終わらせないとおやつが食べられない決まりにしています。先におやつを与えると、ほぼやりません」(44歳/公務員・子ども8歳、10歳)
「宿題をきちんとしないとお出かけや旅行に連れていかないというとやる気を出す」(43歳/その他・子ども15歳)
宿題が終わるまで○○禁止、とすることで宿題に向かわせるという方法も。やっていることは前項のご褒美作戦と同じですが、ニュアンスが異なります。楽しみを用意するか、終わるまで楽しみを禁止にするか、どちらのほうが効果があるのでしょうか。
子どもに時間管理を任せる
null「いつやるのか宣言させる。宣言した日時を過ぎてもやっていない様子なら、宣言通りにやることは終わったのかどうか確認する」(41歳/主婦・子ども9歳)
「いつ宿題をやるのか子供に決めさせる。例えば夕ご飯が終わってからとか、お風呂に入ってからとか、何時になったらやるとか、自分で決めさせている。私は『自分で決めたんだから、自分で考えて動いてよ』と声をかけるだけ。宿題はリビングでやっている」(42歳/公務員・子ども9歳)
「自分で予定を組ませる。何時から勉強を始めて、何時までゲームをするなど、タイムスケジュールを組ませる事で自覚をもたせる」(38歳/主婦・子ども16歳、13歳、10歳)
「自分で時間の管理をさせる。予定を自分自身で把握して、どのように効率的に進めればよいかを自分自身で考えさせるくせをつける」(47歳/主婦・子ども8歳)
親が宿題をするように言うのではなく、子ども自身にいつやるのかを決めさせているご家庭もあります。自分で決めることで責任をもたせることができ、長期的に見て時間管理が上手な子になる可能性も。自主性も身につきそうです。
親も隣でデスクワークをする
null「自分も一緒に仕事をしたりするようにした。勉強する雰囲気があると、頑張ってくれる」(51歳/総務・人事・事務・子ども17歳)
「一緒にやろうと、向かいに座ります。私はパソコンで仕事をしたり、家計簿をつけたりしています」(57歳/営業・販売・子ども7歳)
「自分も勉強(仕事)をしている姿を見せ、一緒にやっています」(37歳/企画・販売・子ども4歳)
「宿題が終わるまで親も隣で宿題をします。提出書類をチェックして記入したり、郵便物の整理をしたりしています。わからない所も聞いてくれるし、宿題をしながらその日あったことの話も出来るので、子供も嫌がらずに宿題をしてくれます」(34歳/主婦・子ども5歳)
子どもが宿題をするときには、環境づくりも重要。親が仕事や勉強など、やるべきことに打ち込んでいる姿を見せることで、子どもも自分のすべきことに気付きます。子どもとコミュニケーションをとれる距離感もいいですね。
あえて何も言わない
null「もう、諦めました。逆にうるさく言わないと、自分からやりはじめます」(52歳/主婦・子ども20歳)
「高校生の息子は、言わないほうがやります」(46歳/主婦・子ども高校生)
「あまり、ぐちぐち言わない! すると、子供はしなかったら自分が困る事がわかる。一言くらい声を掛けて、あとは自己責任でやらしていたらきちんとやるように」(45歳/主婦・子ども17歳)
「あえて、ほっとくとやってる」(44歳/その他・子ども24歳)
「嫌々やると集中力にかけて時間がかかるので言わない」(53歳/その他・子ども16歳)
子どもも大きくなると、口うるさく言う方が逆効果。ある程度の年齢に達したら、親は見守るしかなさそうです。子どもを信頼し、忍耐強く待つのも親の役目なのかもしれません。
宿題は子どもの問題!その他の回答
null「基本的には何も言いません。宿題をしなくて困るのは本人であって、親ではないので、学校に行く当日の朝に宿題をしている時もありますが、なんとかできているので、我が家はそれでOKとしています」(41歳/主婦・子ども13歳、8歳)
「やらなきゃやらないで放っておく。やらずに学校に行ったらいいと思う派。そこでやらなきゃと思うのか、やらなくていいと思うのか、自分の人生」(44歳/その他・子ども15歳、12歳)
「やらないと学校で困るのは自分なので、やれやれ言わない」(49歳/その他・子ども14歳)
「特に工夫はしませんでした。やらないで行ったら、自分が怒られたり大変になると気づいて、なんとかしていたようです」(51歳/コンピューター関連技術職・子ども18歳、22歳)
子どもの宿題は子どもの問題。親はそこに関与せず、子どもの自主性を尊重するという声もちらほら上がりました。宿題をやらなくて困るのは親ではなく子ども自身、宿題をしないという選択も子どもにとっては1つの選択肢……そんな風に大きく構えられる親になりたいですね。
子どもが小さいうちは学習習慣のためにも、親の介入がある程度必要。毎日子どもが宿題をしてくれなくてイライラ……なんてことが、少しでも軽減されるように、今回ご紹介した、様々なご家庭の工夫を参考にしてみてはいかがでしょうか。