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今年の短い夏休み…どうやって過ごす?子育て家庭に「夏休みの予定」を聞きました

今年の夏休みは、異例づくし。子育て中の家庭においても、子どもの夏休みの期間が変更となったり、レジャーや帰省の計画を前もって立てることができなかったりと、例年とは異なる状況に置かれている家庭が多いのではないでしょうか。

今回は、園児と小中学生の子どもがいる女性124人にアンケートをとり、夏休みの予定について聞いてみました。

7割の家庭では子どもの夏休みが2~3週間に短縮!

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まず最初に、皆さんに幼稚園や小・中学校の夏休みの期間について聞いてみました。

【今年の夏休み期間】

約1週間・・・6.2%

約2週間・・・48.7%

約3週間・・・24.8%

約4週間・・・11.5%

約5週間以上・・・7.0%

未定・夏休みはない・・・1.8%

小中学校はコロナウイルスの感染拡大を防ぐために約3カ月間の休校期間があった影響で、夏休みを短縮する傾向が見られます。子どもの夏休みの期間が2週間~3週間の家庭は7割を超えています。

続いて、お子さんの今年の夏休み期間の間にさせたいこと、一緒にしたいと思うことについて聞いてみました。

先の見えないコロナ禍の中に置かれ、願望と現状の間で悩む様子が見られました。

それでは皆さんの回答をご紹介します!

近場のレジャースポットにプチ旅行

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県をまたぐ移動がはばかられる今、“近い”“人ごみがない”という2条件を満たしたスポットへの旅行を検討している声です。

「ひまわりを見に行く小旅行」(愛媛県・39歳・総務・人事・事務/子 小学生)

「短い分、充実させてあげたいので近隣での家族旅行を計画中」(神奈川県・42歳・主婦/子 幼稚園児・小学生・中学生)

「可能な限りでのプチ旅行」(和歌山県・36歳・その他/子 幼稚園児・小学生)

“旅行”と回答した12人すべての回答には”近場““プチ”といったワードが含まれていました。

「キャンプ」「川遊び」などの自然体験をさせたい

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14人の女性は“キャンプ”“自然遊び”と回答しています。

「ひとけの少ないところに旅行に行きたいです」(51歳・主婦/子 中学生/東京都)

「キャンプ。コロナのこともあって人混みに行けないので」(38歳・主婦/子 未就園児・高校生以上/長野県)

「行った事のない遊園地に行きたいと思っていました。ですが今年はコロナで無理そうなので、自然の中で自分で考えた遊びをさせたいです」(長野県・24歳・主婦/子 未就園児・保育園児)

「近くの公園で虫取りをしたり、ドライブがてら海や森に行って自然に触れさせたい」(東京都・44歳・総務・人事・事務/子 保育園児・小学生)

自宅にこもりがちな休校期間が明けたあとの、みっちり授業の日々……。せっかくの夏休みには、子どものストレスを広い自然の中で発散させてあげたいという声も聞かれました。

できるだけ自宅で過ごす

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今回のアンケートで最も多くの15人から寄せられたのが、移動を控え、自宅や地域の中で過ごすという声でした。

「おうちでキャンプごっこ。遠出はできそうにないので、せめてお家でできたらいいな」(岡山県・48歳・主婦/子 小学生・高校生以上)

「コロナがまだ収束しないから家でホットケーキ焼いたりする」(神奈川県・47歳・主婦/子 小学生・高校生以上)

「夏休みは短く、コロナの影響で外出は控えたいと思うので、自宅にある卓球で家族でプレーをして楽しみたいと思います」(埼玉県・45歳・主婦/子 中学生)

「夏休みが短いので家族でバーベキューやおうちプール」(静岡県・36歳・主婦/子 幼稚園児・中学生・高校生以上)

「パソコンを買ったので一緒にマイクラをやりたい」(神奈川県・40歳・総務・人事・事務/子 中学生)

「今年はコロナの影響で人ごみを避けたいので旅行やお出かけを控えて、家のベランダでプール遊びをしたいと思います」(大分県・44歳・主婦/子 幼稚園児)

「このままでは、夏も自粛ムードだと思う」(茨城県・40歳・公務員/子 中学生・高校生以上)

夏休みが短縮されてしまい、感染も怖い。ならば、自宅で楽しく過ごす方法を探っていこう、と割り切った前向きな意見も寄せられています。

休み期間だからこそ親子の共同作業を

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授業の詰まった学校生活がひと段落した夏休みだからこそ、親子でなにかスペシャルなことをしたいという回答も。

「初めて親と長時間過ごすので、一緒に自由研究等に力を入れたい」(佐賀県・40歳・その他/子 小学生)

「一緒に料理やお菓子作りができたらいいなと思ってます」(大分県・34歳・主婦/子 幼稚園児)

「顕微鏡で、いろいろな微生物や、植物の茎、葉、花粉など、見てみたいと思っている」(東京都・48歳・主婦/子 小学生)

遠方への旅行でしかできない体験もあるけれど、限られた条件の中で楽しいことを見つけたいという思いが伝わってきます。

学力アップ、学力復活…勉強に励む!

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受験勉強や宿題に追われる予感、という声も……。

「今年は夏休みがとても短いので勉強だけで終わりそうです」(北海道・33歳・主婦/子 小学生)

「中学3年生で、受験なので、勉強三昧、塾三昧。コロナもあるし、受験勉強もあるので、帰省もしない」(福岡県・49歳・主婦/子 中学生)

「2人とも受験生なので、お出かけしてる余裕はありません」(埼玉県・41歳・主婦/子 中学生・高校生以上)

「夏休みが勝負」とも言われる受験生。今年は異例続きでストレスフルな環境下に置かれているかと思いますが、冬の試験に向けて親子の足並みをそろえて勉強に専念する予定の家庭も見られました。

コロナウイルスの状況を見ながら計画

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夏休みの計画は未定で、状況を見ながらこれから決めていく、という声です。

「もし感染者が少ない状況が続けば海水浴に行きたい」(福岡県・43歳・主婦 小学生 / 高校生以上)

「コロナが落ち着いていれば近場で一泊」(千葉県・49歳・主婦/子・未就園児・小学生)

「非日常の思い出は作りたい」(高知県・46歳・主婦/子 小学生・中学生)

「収入が減ったので旅行は当分無理だし、ごく近場へ出かけるくらい。子どもに申し訳ない」(東京都・40歳・主婦/子 小学生)

どこかに行きたい、でもキッチリとした予定はたてられないという状況となり、計画していた旅行や帰省を中止してしまったという回答も見られました。

 

以上、今年の夏休みの計画についてのアンケート結果をご紹介しました。

せっかく計画をたてても、行けるかどうかわからない。子育て中の家庭には、そんなあきらめムードも漂っています。

それでも、どうやったら思い出を残してあげられるか……ということを探りながら、夏休みに突入する家庭が多いようです。

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