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長いおこもり生活で感じた「子どもに変化」。Goodなことも、Badなことも聞きました

外出自粛によって、お子さんと過ごす時間が増えた親御さんは多いかと思います。普段なら園や学校、職場とそれぞれ別の場所にいる時間を一緒に過ごしたことで気付いたお子さんの変化ってありませんか?

そこで『kufura』では、男女500人に「子どもと長い時間一緒に過ごす中で見られたお子さんの変化」について聞いてみました。Goodなこと、Badなこと、それぞれあるようです。

Good 1:甘えるようになった

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「自分と遊びたがるようになり、可愛いと思いました」(35歳・男性・その他/子 保育園児/幼稚園児)

「旦那が休みで子どもと一緒にいる時間が増えたので、子どもが甘えるようになった」(22歳・女性・主婦/子 未就園児)

「私も家にいることが多いので、すごく甘えん坊になりました」(36歳・女性・主婦/子 小学生)

「長女(6歳)が主人によく甘えるようになった。コロナについて簡単に説明し、今休校になっている経緯を伝えると、すんなり納得し買い物や外出等に行きたいと言わなくなった」(33歳・女性・主婦/子 小学生)

未就学児や、小学生のお子さんをもつ親御さんから聞かれたのが、子どもが甘えるようになったという声。お子さんにとっては、大好きなママ、パパと過ごす時間が増えたことがうれしく、つい甘えてしまうのかも。そんな姿に「かわいい」「うれしい」と喜ぶ声が聞かれました。

Good 2:遊び上手になった!

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「家の中でできる遊びを自分で考えて工夫しながら遊んでいる」(44歳・女性・主婦/子 保育園児/幼稚園児)

「YouTubeを熱心に見て工作をするようになった。手先が器用になってくれてうれしい」(39歳・男性・総務・人事・事務/子 保育園児/幼稚園児)

「自分なりにやりたいことを見つけて取り組んでいる姿に適応力の高さを感じた」(51歳・男性・コンピュータ関連技術職/子 保育園児/幼稚園児・小学生)

「子どもがいろいろな物を使って遊んでいるところに、成長を感じる」(30歳・男性・その他/子 未就園児)

「テレビゲームに飽きて、兄弟でごっこ遊びをしだした。びっくりした」(36歳・女性・その他/子 保育園児/幼稚園児・小学生)

思いっきり外遊びができなくとも、自分なりに工夫しておうち遊びを楽しむ我が子の姿に感心したり、驚いたという親御さんも少なくないようです。置かれた環境下で遊びを見つけていく発想力に脱帽です!

Good 3:手伝いをしてくれるようになった!

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「時間ができると進んでお手伝いをしてくれた」(37歳・女性・主婦/子 小学生)

「植物を育てるようになり、自分から率先して水やりをしたり、植物の変化を教えてくれる」(38歳・女性・主婦/子 保育園児/幼稚園児・小学生)

「積極的に家のお手伝いやペット(金魚やメダカ)の世話をするようになった。生き物の大切さをわかってきたのかなと感じた」(50歳・女性・主婦/子 小学生)

「子どもはまだ4歳なので、遊ぶのが仕事だったのが少しずつでも、水をくんでくれる、コーヒーを入れてくれるなど、まだまだ危なっかしが手伝ってくれるようになってびっくりしている」(51歳・男性・その他/子 保育園児/幼稚園児)

「家事が好きなようで毎日料理をしてくれる。部屋の模様替え、お裁縫などもしています」(43歳・女性・その他/子 保育園児/幼稚園児・小学生)

お手伝いやペットのお世話などを積極的にやってくれるようになったというお子さんも。その姿に成長を感じられたようです。家事も生き物のお世話も自立性や責任感が育まれるので、お子さんのこうした変化は頼もしい限りですね。

Good 4:進んで勉強するようになった!

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「自主的に勉強する習慣がつき始めた」(49歳・男性・営業・販売/子 小学生・中学生・高校生以上)

「小4の息子。自分なりにしっかりチェックして学校からの課題を済ませていた。しっかりしてきたなぁと成長を感じた時」(46歳・女性・主婦/子 小学生)

「自分から進んで勉強をしていてエラいと思った」(33歳・男性・総務・人事・事務/子 小学生)

「自分から勉強するようになったから、嬉しい」(46歳・男性・公務員/子 小学生・中学生)

小学生以上のお子さんの中には、進んで勉強するようになったという子もいました。休校の影響で自宅学習を余儀なくされ、お子さんの学習状況が心配の種だった親御さんも多いはず。自主的に勉強に取り組む姿勢にホッとした、えらいなと思ったと率直な感想が聞かれました。

Good 5:家族間のコミュニケーションが増えた!

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「妻が自宅待機になり自分も週2回リモートワークになり子どもと普段以上に一緒にいるから子どもが色々話をしてくれるようになった」(35歳・男性・総務・人事・事務/子 保育園児/幼稚園児・小学生)

「今まではドタバタで時間がなかったがいろいろお話できてコミュニケーションがきちんととれている」(42歳・女性・その他/子 未就園児・保育園児/幼稚園児・小学生)

「いつも出来ない種類の会話(異性関連)の話ができる様になった」(54歳・男性・総務・人事・事務/子 中学生・高校生以上)

「親に頼るようになってきて、絆が深まった」(47歳・男性・総務・人事・事務/子 小学生・中学生・高校生以上)

「父親とよく話すようになった。しかも結構仲が良く驚いている」(51歳・女性・主婦/子 高校生以上)

在宅時間が長くなったことで自然と家族間の会話が増え、以前よりコミュニケーションが活発になったというご家庭は多いようです。不安やストレスの溜まりやすい社会状況が続きましたが、大変な時こそ家族の存在が支えとなり、“絆”を実感できるのかもしれませんね。

その他、こんなGoodな変化も!

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「アニメの上品なキャラクターの言葉を覚え使うようになった。話し方がお上品になった」(41歳・女性・その他/子 保育園児/幼稚園児)

「意外に、ほかの人としっかりと話せることに気づいた」(47歳・男性・コンサルタント/子 小学生)

「留守番がまだまだ心配だったけど、息子自身は全く平気でちゃんと留守番できていたこと」(34歳・女性・主婦/子 小学生)

「親がテレワークをしている姿を見て仕事に興味を持ったようだ」(60歳・男性・コンピュータ関連技術職/子 高校生以上)

「ニュースを一緒に見て、日本や世界の事に関心を持つようになった」(53歳・女性・主婦/子 小学生・高校生以上)

子どもの「こんなことできるようになっていたんだね」という小さな成長を見られた、という声は多数いただきました。一緒にいる時間が長かったからこそ、得られた気づきはあるようです。

また、高校生以上のお子さんにみられた変化として、親がテレワークする姿を見て仕事に興味をもったり、世の中のことに関心をもったりするようになったという声も聞かれ、社会を身近に感じたお子さんもいるようです。

Bad 1:ゲーム・スマホ漬けになっている…

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「YouTube三昧で呆れた」(37歳・女性・主婦/子 小学生・中学生)

「普段スマホをあまり触らなかったのが長時間使うようになったのでやめてほしい」(43歳・女性・主婦/子 中学生)

「ずっとiPadをやっていて良くない」(47歳・女性・主婦/子 小学生)

「ゲームばかり、学力、体力の低下が心配」(47歳・男性・営業・販売/子 小学生)

「ゲームばかりやっている事にどうしていいかわからなくなった。ダメと言っても外にも行けず何もやることもないので」(30歳・女性・主婦/子 保育園児/幼稚園児・小学生)

「ゲームの時間が増え、やり過ぎて頭が痛いといったりすることも。勉強の集中力がない」(44歳・女性・その他/子 小学生・高校生以上)

ここからは、Badな変化があったというコメントです。最も多かったのが、子どもがゲーム、スマホ、YouTube漬けになっているという声。「かといって、外遊びをさせるわけにも行かずどうしたらいいのかわからない。学校を再開してほしい……」とSOSにも似た声がたくさん聞かれました。

Bad 2:学習意欲が低下している…

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「あまり勉強をしなくなった。夏休み気分で困った」(37歳・男性・その他/子 小学生・中学生)

「自主勉強の集中が途切れるようになった」(48歳・男性・会社経営・役員/子 中学生)

「1年生で習った漢字が書けなくなったこと。学力が低下していたことがショックでした」(47歳・女性・主婦/子 小学生)

勉強しない、集中力がないといった姿を目の当たりにした親御さんからは、学力の低下や学力に差がついてしまっているのでは……と不安に感じているよう。一部地域ではオンライン学習や学校再開の動きが出ているので、新学年生活を切るにあたって意欲が戻ってくれるといいですね。

Bad 3:生活リズムが乱れている…

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「昼寝をしなくなった」(28歳・男性・営業・販売/子 保育園児/幼稚園児)

「寝る時間が遅くなった。感想は心配です」(37歳・女性・営業・販売/子 小学生)

「朝起きる時間が遅くなった。先が見えなかったのでしょうがないと思った」(37歳・男性・総務・人事・事務/子 中学生)

「なかなか朝起きないから、腹立たしい」(46歳・男性・公務員/子 小学生・中学生)

「だらだらしてるので、私がしっかりしなくてはと逆に思った」(31歳・女性・主婦/子 小学生)

「生活リズム乱れて、深夜まで起きているためって親が熟睡できない」(46歳・男性・公務員/子 中学生)

大人にもありがちですが、起床や就寝時間が遅くなり生活リズムが乱れているお子さんも多いようです。そのせいで、自分の睡眠に影響が及んでいる親御さんまで……。休校中、ずっと規則正しい生活を維持するのは難しいですが、なるべく生活リズムを整えるよう努めたいところです。

Bad 4:ストレスが溜まっている…

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「ストレスがたまっていて散らかしまわる」(40歳・男性・その他/子 未就園児)

「外で遊べず、ストレスが溜まっている」(48歳・男性・営業・販売/子 小学生)

「落ち着きが無くなり、怒りやすくなった」(54歳・男性・企画・マーケティング/子 中学生)

「家でやるには宿題が多すぎると嘆き、ストレスを溜めている」(41歳・男性・営業・販売/子 中学生)

思うように遊べなかったり、子どもながらに不安に感じていることでストレスを感じているお子さんもいました。例えば、いつもはやらないような遊びや料理を一緒に作ってみるなどして気晴らししつつ、身心の健康のバランスがとれるといいですね。

 

いかがでしたか?

Badな変化が見られた……という声もありましたが、一緒にいる時間が長かったからこそ、子どもの小さな成長や思いがけない一面を目の当たりにすることができた、という声もたくさん聞かれました。

長期に及ぶ自粛生活は、お子さんや親御さんにとって不安な状況だったかもしれません。しかし、家族と長く一緒に過ごせたことは、忘れがたい貴重な時間ともなったのではないでしょうか。

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