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あぁ…外出先で生理!みんなのリアルな「困った」エピソードに共感の嵐

生理の悩みは人によって本当にさまざま。女性同士でも、分かり合えないことも多いですよね。そこで『kufura』では20~40代の女性231人にアンケートを実施し、「生理期間に外出した際の悩み」について調査しました。

今回は、なかでも多くあげられていた生理のトラブルを、寄せられたコメントとともにご紹介します。1つ1つはちょっとしたことでも、積み重なると、大きなモヤモヤ・イライラにつながってしまうんですよね……。

前回、別の記事でご紹介した「義実家や友人宅でのサニタリーボックスの使用」についても、ぜひあわせてお読みください。

温泉には入れない!「行動が制限されてしまうこと」

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「温泉目当てで予約しても、温泉に入れなくなるのが悲しい」(42歳/主婦)

「旅行で温泉を楽しみにしていたのに、生理が来てしまって温泉に入れず、機嫌が悪くなり、同行者に嫌な思いをさせてしまった」(35歳/その他)

「友人と海に行く日に生理になり困った」(42歳/その他)

温泉や海、プールなど、楽しみにしていた予定は全部キャンセル。身体が冷えやすいタイミングだからこそ、あったかい温泉が恋しいのに……。

お金に余裕があれば、温泉付きの部屋を選ぶなどの方法もありますが、予定を立てる段階では、まだ体調がどうなるかもわかりません。困ってしまった経験、きっと誰しもありますよね。

注意してたのに…「服や周囲を汚してしまった」

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「旅行中に長時間の移動でトイレに行く機会を逃していたら、一気にモレてきてパンツを汚してしまった。着替えはあったが、洗うのが苦痛だった」(33歳/営業・販売)

「旅行先で、急に生理になってしまい、真っ白なベッドに赤い染みが……。すぐに拭いたが取りきれず、もうそのホテルには泊まれない」(29歳/主婦)

「彼氏の車で経血が漏れて車の座席を汚してしまった」(46歳/その他)

「友人宅でナプキンを替える時間がなくて、椅子にまで染み込むくらい漏れた。ごまかしきれる量でもないし、服も汚れたので平謝りした」(48歳/総務・人事・事務)

「生理時には黒いスカートやパンツを履いていたが、カフェの椅子に漏れた血がついて慌てたことがある。その後、しっかり拭き取ったけど座るのが怖くて、気が気じゃなかった」(43歳/主婦)

外出先などでは自分のタイミングでお手洗いに行くことが難しい場合も多く、急に生理が始まってしまった時や、思いのほか出血量が多い時、経血の漏れによるトラブルはあるあるです。私たちがトイレに行く理由は化粧直し以外もあるんです、世の夫&彼氏たちよ……。

また、実際には漏れずとも、それを心配するが故の悩みもありました。

「血が漏れていないか不安になり、必要以上にお手洗へ行ってしまう」(28歳/公務員)

「血が漏れてしまうのを気にして大きなナプキンを使用していたら、トイレの際にトイレの中の水にナプキンが触れてしまって汚れたことがある」(37歳/その他)

漏れても、“未遂”でも、どっちにしても困りものです。

自分では判断がつかないことも?「臭いや蒸れ」

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「ナプキンが蒸れて臭いが出てないか不安になった事がある」(22歳/学生・フリーター)

「夏に、外出先でナプキンが蒸れてしまった」(33歳/その他)

「友人宅のトイレを借りるとき、サニタリーボックスは使わないようにしているが、ナプキンを替えた際の臭いがトイレに残ってしまっていないか心配」(33歳/主婦)

臭いの悩みは相談しづらく、指摘するのも難しいですよね。実は自分、臭いかも!って思いながら過ごすのはストレス。蒸れによるかぶれなど、肌トラブルが起きないかという心配もあります。

やっぱり辛い…「体調や精神面の不調」

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「生理痛。学校の文化祭の日が人生で1番生理痛がひどく、楽しみにしていたのに出られなかったことが残念でした」(43歳/主婦)

「旅行先で生理になってしまい、腹痛がひどくてどこも出かけられなかった」(32歳/営業・販売)

「思ったよりお腹が痛くなってしまって、薬を飲んだが同行者に心配をかけてしまったこと」(35歳/総務・人事・事務)

温泉やプールに限らず、そもそも体調が悪いことによって、行動が制限されてしまうという回答も多数ありました。無理して頑張っても、薬を飲んでも、絶好調とはとても言えません。もっと楽しめる体調の時だったらよかったのに!と何度思ったことか……。

ナプキン何枚持ってく?「荷物問題」

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「生理が近いとナプキンやショーツなど、どのくらい持って行こうか悩む」(39歳/主婦)

「急に生理が来て、ナプキンが無かった事があったので、以後必ず一枚はナプキンを持ち歩くようにしている」(41歳/主婦)

「生理が来るか来ないか微妙な時に旅行が重なるとひやひやします。服装を考える手間が増えて、思い切りオシャレが楽しめないのが困ります」(33歳/主婦)

「職場にナプキンを持っていくのを忘れていた時。人に借りて初めて“職場に置いておこう”と思いました」(23歳/その他)

急な生理対策や、生理何日目かによって異なる「用意すべき荷物」を考えなければいけないのも悩みの種。なるべく荷物は少なくしたいけれど、少なくできない日だってあるんです。色の薄い白系のボトムスが履けない日とか(涙)。

悩まなくてすめばラクなのに!「予定が決めづらい」

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「若い頃も今も周期が不定期なので、健康診断の予約など、重ならないように考えたつもりでも必ず日程が重なって取り直しになる」(44歳/その他)

「温泉旅行を計画すると、いつも生理とかぶる」(38歳/主婦)

「旅行中に生理になり、その時運悪く、生理用品を持って行っていなかった。途中下車してコンビニで買うことになって、目的地に時間通りに着けなかった」(22歳/学生・フリーター)

周期が決まっている人でも、多少のずれや急な生理はつきもの。計画すると被るから温泉旅行はやめよう、という友人は周りにも数名います。いざ、という日に被るの、アレなんなんでしょう。

また、電車の乗り換えなどでも、生理が原因で予定通りにいかなかったというエピソードがありました。

「その他の悩み」も、まだまだたくさん!

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「以前勤めていた会社では、年齢が高めの人しかいなかったので、トイレにナプキンを捨てるゴミ箱が置いてなくて色々困った」(42歳/主婦)

「ナプキンを忘れて、急遽トイレットペーパーを丸めてつけたがやっぱり漏れた」(33歳/総務・人事・事務)

「外国に行った時、生理だったからいつもよりトイレットペーパーを多く使ったら、トイレが詰まってしまった」(41歳/総務・人事・事務)

出かけた先では、普段と違うシチュエーションだからこそ、余計にどうしようか悩んでしまうこともありますよね。なんとか急場を凌ごうとしても、うまくいかないことも多いようです。

 

きっと男性には男性なりの悩みがあるんだろう、と頭では分かっているものの、やっぱり「男性はこんな苦労をしなくてうらやましいな」って生理が来るたびに思ってしまいます。

今は一部のホスピタリティにあふれた店舗でしか見かけませんが、例えば生理用品がトイレットペーパーのように、街中のすべてのトイレに“備え付け”のものだったら……どんなに有り難いことか! そんな小さなところから1つずつ、生理に対して寛容な世の中になっていったらと願ってやみません。

この記事を読んでいる男性の方がいたら、ぜひ「こんな悩みを抱えている人もいるんだ」と頭に置いておいてください。きっとそれによって、ちょっとだけ救われる女性がいるはずです。

佐藤春華
佐藤春華

ライター・編集。1990年青森県弘前市生まれ。編集アルバイト経験を経て『ぷっちぐみ』、『小学一年生』、『ようちえん』、『めばえ』(小学館)など幼児・学年誌の編集執筆やイベント運営を担当。『ねとらぼ』『アリシー』などWEB媒体でのコラムや調査記事、業界誌でのインタビュー記事、SNSのオウンドメディア運営なども行っている。結婚を機に高知県へ移住し、旦那と黒猫との3人暮らし。かわいいものと美味しいものに目がない。

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