「老眼かも?」と思った年齢は50才が最多
null今回40~84才の女性にアンケートを行い、「もしかしたら老眼かもしれない」と初めて感じた年齢について、以下のような結果が出ました。
「まだ感じていない」という人が32人と全体の17%おり、その最年長が71才。
一方、初めてそう感じた年齢の最低年齢は30代で、最高年齢は60代以上、最多年齢は50才でした。40~50代で初めて老眼の可能性を感じ始める人が多いようです。
ではみなさん、何才から老眼鏡を持ち始めたのでしょうか?
老眼鏡デビューも50才からが最多の約3割
null「老眼かも?」と思っても、すぐに「老眼鏡を持とう」とまでは思わない人が多いようで、約46%は老眼だとは思いつつも老眼鏡を持っていませんでした。
老眼デビューの年齢については、以下のような結果が出ました。
早い人で41才、遅い人で60代以上ですが、最も多い年齢層は、「老眼かも?」と初めて感じ始めた年齢と同じ「50才」でした。
老眼の可能性を感じたらすぐに老眼鏡を持つ人が多いようです。
では、老眼鏡を持とうと思ったきっかけは主に何だったのでしょうか。
昔は新聞、いまは“スマホ”で気づく人が多い!
null「新聞が読みづらくなった」(69歳女性/パート)
「新聞や本を読みづらくなり、目がぼやけ出したので老眼鏡をかけたら、近くの字がはっきり見えて感動した」(69歳女性/主婦)
「スマホやPCの文字が見づらくなった」(53歳女性/パート)
「文庫本、漫画、食料品のパッケージの裏の字などが見えづらくなったから」(55歳女性/主婦)
最も多かったのが「スマホやPC、本、新聞が読みづらくなった」といった回答。60代以上は新聞の読みづらさから気づく人が多いようですが、40~50代は“スマホの見えづらさ”が圧倒的多数でした。
仕事や重要書類の確認に支障をきたし、やむを得ず…という人も
null「仕事で伝票の文字が読みづらくなったから」(82歳女性/主婦)
「副業で洋裁をやっているのですが、針に糸が通せなくなって…」(51歳女性/主婦)
「役所の書類が読めなくて困ったから」(66歳女性/総務・人事・事務)
「仕事で車を運転するのですが、免許更新時の検査でかなり視力が落ちているのがわかり、眼鏡を作り直したら、老眼がきているといわれました」(44歳女性/会社員)
「薬の説明書が読めなくなったので安全のため」(57歳女性/主婦)
「電話番号を間違えて打ってしまったとき、これはまずいと思って」(68歳女性/主婦)
「スマホが見づらくなったこと」の次に多かった理由としては、「仕事に支障をきたすため」。見えないことで作業が遅れたり、眼精疲労が悪化したり、書類が読みづらくて重要な部分が理解できなかったりなど、大変な事態を招く前に、老眼鏡を持って対策をしているようです。
「試してみたら手放せなくなった!」という人も
null「100円ショップで売っていたので試しに買ってみたのがきっかけに」(57歳女性/コンピューター関連技術職)
「たまたま閉店セールで、50円の黄緑色のおしゃれな老眼鏡を発見。お揃いのケースと合わせても100円の安さだったんです。いつか使うときが来るかもと思って買っておいたのが、いま活躍しています」(57歳女性/その他)
「眼鏡の度が合わなくなって、新しく作ろうと眼鏡店に行って視力検査をし直したら、遠近両用をすすめられました」(60歳女性/主婦)
眼鏡店だけではなく、100円ショップなどでおしゃれな老眼鏡が気軽に手に入れられる昨今。最近見えづらくなったし、“試しに……”と手に取った結果、その便利さに手放せなかったという人も多いようです。眼鏡はおしゃれアイテムのひとつ。見えづらいときだけ楽しんで活用する、というのもいいかもしれませんね。
さて次回は、眼科専門医に「そもそも老眼とは?」など、意外と知らない、いまさら人に聞けない、老眼にまつわる基本知識を紹介します。
エディター/ライター。大学卒業後、出版社に勤務し、その後、フリーの記者として主に週刊誌の編集・執筆に携わる。歴史や美術をはじめ、マネー・車・健康・ペット・スピリチュアル・夫婦関係・シニアライフスタイルといった多岐にわたる女性向け実用情報を手掛ける。1児を持つシングルマザーで、趣味は漫画・アニメ鑑賞、神社巡り。