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3月~5月は要注意!働く女性を悩ませる「うなじ首こり」の予防法

たくさんの人が悩まされている肩こり。じつは男性よりも女性のほうが訴える人が多く、そして同時に首のこりも併発している人が多いのだとか。とくに3月~5月にかけては、首のこりが起こりやすいといいます。

今回は、春から初夏にかけて首がこりやすいメカニズムと、簡単にできるケア方法をご紹介します。

3月~5月に肩こり・首こりが起きやすい原因は?

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稲毛病院 整形外科・リハビリテーション科の健康支援科部長 産業医の佐藤務先生によれば、3月~5月にかけては平均気温の上昇と急な気温の変化、寒暖差が大きいことによって、首のこりを起こしやすいのだそう。

2017年では3月~5月の3月間カ月間で平均気温は11.5度も上昇
日中の気温差が10度以上の日が1カ月の半分近くも
※ 気象庁発表気温データ(2017年)より作成

急な気温の変化により自律神経が乱れて血流が悪くなり、筋肉が硬直して、首の血管や末梢神経を圧迫してしまいます。するとさらに血行不良が起きて、こりを引き起こしやすくなるそう。

とりわけ首は血管が皮膚に近いために外気の影響を受けやすく、こりやすくなるというのです。

日中にデスクでもできる! 簡単「首こりケア」方法

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近年は、長時間のデスクワークにスマホの利用時間が増えていることで、働く女性は“うつむく”姿勢が長くなりがち。「あなたは大丈夫?働く女性は要注意“うなじ肩こり”のセルフチェック法」でもお伝えしたように、とくに気をつけたいのは、首のうなじ部分(首の後ろ中央)がこってしまう“うなじ首こり”。

首こりをケアするには、首の筋肉を鍛えて、血行を良くすることが効果的だそう。

佐藤先生のおすすめは、首の筋肉を鍛える“等尺性運動”。首は動かさず、胸をピンと張った状態で次の動作を行いましょう。

(1)利き手の手のひらで額を後ろに強く押し、30秒間キープ

(2)右手の平で耳の上を左に強く押し、30秒間キープ

(3)左の手の平で耳の上を右に強く押し、30秒間キープ

(4)頭の後ろで両手を組み、前や左右に強く押して30秒間キープ

首と手のひらで押し合いっこをするイメージです。

佐藤先生によれば、特に同じ姿勢が長く続く仕事中に行うのがよいとのことなので、職場でも家庭でも気分転換をかねてやってみるとよいでしょう。

うなじ首こりを予防する、心がけたい4つの習慣

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前掲の“等尺性運動”で首の筋肉を鍛えることも大切ですが、予防策として、肩こりや首こりに深く影響する日々の生活習慣の改善も欠かせません。

うなじ首こりを予防するために、次の4つの生活習慣を心がけましょう。

(1)仕事中にこまめな休憩をとる

同じ姿勢を続けることで血行が悪くなり、こりを引き起こします。

60分以上同じ姿勢でいないように、デスクワーク中は1時間に1回は席を立って血行をよくしましょう。デスクにいる間は、手軽に使える磁気治療器を使って血行改善に努めてみても。

(2)食事ではたんぱく質をしっかりとる

丈夫な骨や筋肉を作るには、そのもととなるたんぱく質を積極的に摂取することが大切です。

ただたくさん食べればよいというわけではなく、1食に2種類を目安としましょう。肉・魚・卵といった動物性と、大豆など植物性をうまく組み合わせたいものですね。

(3)適度な運動を続ける

全身の血行をよくするためには、毎日の生活に運動をとりいれることも大事です。あまり激しい運動ではかえって体に負担がかかることもあるので、ストレッチやウォーキングなどを無理のない範囲で!

(4)睡眠は最低6時間以上とる

骨や筋肉は、睡眠中に作られるといわれます。

バランスのよい食生活や適度な運動の効果が得られるよう、睡眠時間は最低6時間は確保しましょう。

肩こりや首こりがあると集中力が欠けて、生活パフォーマンス全般の低下につながることも。暖かく過ごしやすくなってきた季節、ツラ~い首こり症状に悩まされないために、ご紹介した運動や生活習慣の改善をぜひ実践してみてくださいね。

※ 図表・イラストはピップ株式会社提供

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