2つの髪密度
null髪のボリュームが出なくなるのには、2タイプの理由があります。
- ひとつの毛穴から生える毛の本数が減っている
- 生えてきた毛が細い・頼りない
どちらが原因でボリュームが出ないのかによって(もしくは両方が原因かも)、対処の仕方も変わります。
前者なら頭皮アプローチ一択。後者なら、頭皮アプローチに加えて、コシの出るタイプのヘアケア剤を使ってもいいでしょう。
育毛剤と発毛剤の違い
null育毛剤は、髪を太く健康に育てるもの。
一方で発毛剤は、医薬品ミノキシジルを含む整髪料です。ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬で、血管を拡張させる効果があるもの。第一類医薬品なので、クリニックなどで処方してもらうか、ドラッグストアで薬剤師がいる時間帯に購入します。
育毛剤は30代から使っていい
null女性の美容師さんって、年齢を重ねてもキレイなロングヘアをキープしている人が多いですよね。
あるとき聞いてみたのですが、多くの人が、30代の頃から頭皮美容液や育毛剤を使ってきたと言います。薄くなったり白髪が増えてから対応するのではなく、予防の意味合いで使うのがいいのだとか。そうか、だからか。やっぱり美には理由があるんですね。
使いやすいのは、スプレータイプの育毛剤。なるべく頭皮に近づけてスプレーして、全体に10プッシュくらいするといいでしょう。
ただつけるだけではなく、マッサージすることも大事。血行がよくなるように、生え際や太いリンパの通っている耳後ろをマッサージするといいですよ。頭皮用マッサージブラシと組み合わせるとさらにGOOD。
髪が痩せたら切る
null毛先が薄くなってきたと感じたら、その細くなった部分を詰めるような感じで切ると、毛先までふくよかな印象になるので、若々しく見えます。
薄くなってきたら前髪を深く作る
null髪にコシがなくなったり、薄毛が気になるようになったら、前髪を深い位置からとるといいでしょう。前髪にボリュームが出ると、一気に若々しい印象になります。
血行をよくすれば元気な髪が生える
null頭皮から元気な髪の毛が生えてくるためには、血行をよくすることがポイント。
一番てっとりばやいのは、頭皮マッサージ。シャンプーをするときに、太いリンパが流れている耳後ろなどを中心にマッサージするといいでしょう。育毛剤をつけたタイミングでマッサージするのもおすすめです。もちろん、美容室でヘッドスパをするのもいいですよ!
育毛剤は、予防的な意味合いで早めに使っていいものなんですね。薄毛が気になりだした時のカット法も、若見えキープのためにぜひ覚えておきたいテクニック。
全4回でお届けしたこのシリーズ。ご紹介してきたヘアケアを参考に、今日も一日“イイ感じ”で過ごせますように。
イラスト/coccory
佐藤友美(さとゆみ)
ライター・コラムニスト。1976年北海道知床半島生まれ。テレビ制作会社のADを経てファッション誌でヘアスタイル専門ライターとして活動したのち、書籍ライターに転向。現在は、様々な媒体にエッセイやコラムを執筆する。 著書に8万部を突破した『女の運命は髪で変わる』など。理想の男性は冴羽獠。理想の母親はムーミンのママ。小学4年生の息子と暮らすシングルマザー。
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