1:朝は酵素ジュース
朝起きた時は、まだ身体は眠った状態。何か食べることで、これから1日の活動を始めるべく、内臓が目覚めます。そのためにも朝食を摂ることは大切なのですが、ダイエット中はいきなり朝食を食べ始める前に、消化を助ける酵素ジュースを飲むのがオススメです。
酵素ジュースは市販のものでもよいですし、自分で手作りするスムージーでもOK! 手作りする場合は、好みの野菜や果物を生のままミキサーなどにかけてください。その際、皮の間に栄養素が凝縮されているので、皮まで食べられるものは皮ごと使いましょう。
特にケールやクレソン、パセリ、青じそなど、緑色が濃い野菜にはβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、食物繊維などが多く含まれています。苦みが気になる場合はバナナやりんご、オレンジなどの果物を入れると甘みが出ます。栄養たっぷりの旬の野菜や果物を使うのもいいですね。
2:昼は炭酸水
日中、ジュースやお茶を飲むならば、糖分の入っていない炭酸水に切り替えるのがポイント。炭酸水は炭酸ガスを含む水で、通常の水と同様に体内に吸収されます。食べる前に飲むと、炭酸の刺激で普段よりも満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐことができます。
さらに、炭酸水は発泡しているので、血管を拡張し、血流を良くするとも言われています。そのため代謝が上がり、痩せやすい身体へとサポートしてくれますよ。
3:小腹が空いたら甘酒
軽く小腹が空いた時は、腹持ちがよく満足感の高い甘酒を飲みましょう。砂糖入りの甘いものではなく、米糀や酒粕だけで作られているプレーンなものを選べば、ダイエット中でもOK。甘酒は古くから“飲む点滴”といわれるように、ビタミン類、アミノ酸、食物繊維など栄養満点。
腸内環境を整えてくれるので、美容や健康にはとっておきの飲み物です。とはいえ、カロリーはやや高めなので、脂肪を溜め込みやすくなる夕方以降はできるだけ控えるといいですね。
4:夜はホットミルク
夜、口寂しい時は、入眠しやすくなるホットミルクを。牛乳には眠りを誘う成分が含まれており、さらに温かい飲み物は身体を温め、リラックス効果をもたらしてくれます。砂糖ではなく、血糖値が急上昇しにくいはちみつならば、少量加えても大丈夫。特に寒くて眠れない人にはオススメです。
ちなみに、夜は誘惑の多いアルコールですが、ダイエット中は基本NG。糖質の少ない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、ワインなら1〜2杯はOKともいいますが、やはりアルコールを摂取してしまうと、食欲が増進され、理性も緩くなり、おつまみをいつもより食べがちです。できるだけお酒は控えましょう。そして、質のいい睡眠をとるように心がけてください。
毎日、必ず口にする飲み物だからこそ、効率よく上手に摂取して、痩せやすい身体作りに役立ててくださいね。
【取材協力】
望月理恵子
株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、 服部栄養専門学校特別講師、健康検定協会主催、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。共著『健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の◯と×』(誠文堂新光社)など。