カリスマ転職エージェントの森本千賀子さんが教えてくれる、後悔しない転職活動のためのノウハウ。今回は、企業を選ぶ際に「自分が重視するポイント」の見極め方です。
最も重視すべき点は?書き出してみよう
null給与・待遇
年収〇〇万円以上は必須(〇〇万円までなら落としてもよい)/成果報酬があるなど、頑張り次第で給与アップが目指せる、など
勤務地
通勤○分以内のところがいい/電車1本で通える駅がいい/このエリアで働きたい、など
勤務時間
時短勤務やフレックスタイムなどの制度がある/保育園のお迎えの時間までに退社可能、など
休日・休暇
家族と夕食をとりたいから残業は不可/旅行が趣味なので長期休暇を取りたい、など
仕事内容
自分の強みが活かせる/興味ややりがいが持てる/新規事業に携われる、など
キャリアパス
単一業務だけでなく、経験の幅を広げられる/専門性が身に付く/成果により昇進が可能、など
職場環境
快適なオフィスで働きたい/最新の設備・機器を使用したい、など
社風
実力主義の風土がいい/自由に意見が言える風土がいい/家族的な社風がいい、など
人間関係
同世代が多く、仲が良い職場がいい/経験豊富なベテランに学びたい、など
その他
自分ならではのこだわり、譲れない条件
優先順位は「円グラフ」にして割合を意識する
nullそれぞれの項目について、自分にとっての「重要度」を認識できたら、次は「優先度」を考えてみてください。
よく「優先順位をつける」と言いますが、この場合、ランキングにするのではなく、「円グラフ」にすることをお勧めします。つまり、各項目について重視する割合を配分してみるのです。例えば、「仕事内容が50%、勤務地が30%、休日が10%、社風が10%」「社風が70%、仕事内容が20%、給与が5%、求人が5%」など。
この方式のいいところは、状況によって重視度合いのバランスを調整できること。「通いやすい勤務地=50%だけど、本当にやりたい仕事ができるなら20%に落とし、多少遠くなってもいい」「心から一緒に働きたいと思える仲間がいる会社なら、給与重視度は30%減らしてもいい。でも休日の重視度は変えられない」といったようにです。
出合えた求人の内容によって、バランス調整をシミュレーションしてみてください。
構成/青木典子