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女性が「自立」して働くために、必要なものとは?|森田真実さん(株式会社ヒューマンスカイ 取締役/チーフコンサルタント)

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各界で輝かしく活躍している女性のみなさんに、ゲストライターとして寄稿をお願いしました。今回のゲストライターは、日頃カウンセリングや人材育成を行っている、森田真実さん。組織の中での働き方についてうかがった第1回に引き続き、今回のテーマは自立。ご自身の経験からのアドバイスいただきました。(編集部)

大人の女性としての軸を持つには、自立マインドが前提条件

自立した女性には、経済力も精神性も自分でコントロールできるというイメージがあります。

お金に関わることや人間関係のミスコミュニケーションに問題がなくなると、人生は本当に楽しいと感じるでしょう。生まれつき両方に恵まれている女性もいるとは思いますが、私の身の回りにはそうはいません。やっと40~50代まで頑張って、そんな感覚が備わるという経験値がモノをいう領域です。

たくさんの試練や問題を乗り越えてきたからこその大人の魅力が出てきます。苦労をしてきたはずなのにとてもキレイに年を取る女性は、苦労を必要な経験だと、思考を変換して向き合えるヒトなのでしょう。人に振り回されない大人の女性としての軸を持つには、自立というマインドが前提条件です。

自分で稼ぎ自分で選択する。これこそが自立の第一歩と言えるのではないでしょうか?

わたしが育った家では、祖母も母も手に職を持ち、家庭と仕事、子育てを両立した人生を送りました。ですので、「良家にお嫁」という選択肢はなく、仕事をすることが当たり前という女性としての職業観が育まれました。

祖母は和裁の先生、母は洋裁の先生、私は美容の先生と、仕事をするのが当たり前の環境でした。女性がサポートし合う分野で仕事を得たことが、いまの女性の能力を活かしながら働くということに自然とつながっています。

思わぬ家庭の出来事で知った、経済的自立の大切さ

そんな中、強く私の自立を促すキッカケとなったのは、父親の人生に起こった出来事でした。

人生で初。本気で助けたいと思った対象は大好きな両親です。働くことで経済力をつけ、いざという際に、家族を助ける…そんなことができるのも、仕事をすることが自然だと思わせてくれた家庭環境にあったのかもしれません。

現在、女性管理職登用に注目が集まっていますが、実は女性と男性の賃金格差が30代から広がり始め、50代で何百万円もの圧倒的な差がつき、就業したくてもできない女性が315万人もいます。その資源をもっと魅力的に活かして女性がもっと自立できるための経済力を持ち、子供が健全に育つよう、そのためのサポートは出来る限りと想いを強くしています。

祖母は気骨のある人で、自分と一番良く似ている孫の私をとても可愛がってくれました。男性と対等でいようとする気性を見抜き、「マーちゃんは殿方にサービス悪いものね」と笑いながら言われたものです。

一方、母は「仕事を続けなさい。結婚はしなくていいから子供は一人産みなさい。ママが育ててあげるから」と、こちらも力強い言葉。自立を覚悟した最強の女性チームで交わされた本音トークを懐かしく想い出します。

 

【筆者】森田真実(もりた・まみ)

資生堂販売(株)入社。百貨店にて店舗運営マネージメント業務・応対技術コンテスト審査員・メーキャップアーティスト特別養成機関 SABFA卒業。退社後、ブランド・スタイリング・プログラマーとして社会で成果を上げ続ける為の、『基礎表現力』に特化した人材育成プログラムを開発。大手・中小企業を中心に、基本マナー×成果達成「基礎表現教育の内製化」を推進している。
多数のクライアントより高いリピート率を獲得。日本女子経営大学院にてフロンティアメンターとしても活躍中。著書に『売れる販売員の接客ルール』がある。

2015/12/15 BizLady掲載

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