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これだけで知的な印象アップ!インプットとアウトプットを上手にこなすには|山口真由さん(弁護士)

各界で輝かしく活躍している女性のみなさんに、ゲストライターをお願いいたしまた。今回のゲストライターは、第1回、第2回、第3回に引き続き、東大法学部在学中に司法試験に合格し、卒業後に財務省を経て法律事務所に就職、最近ではテレビなど多方面でも活躍中の弁護士・山口真由さんです。(編集部)

年を重ねるほどに、女性の美しさの本当の正体は、その人の知性や能力によるところが大きくなるということを、前回お伝えしました。

それらを磨き、高めていくのに必要なのは、“インプット”です。知識を得ること、芸術に触れること、感性を磨くこと、すべてがインプットにつながります。

でも、なかでも有効なのは、やはり“本を読む”ことだと思います。私自身も、日々の読書は欠かせないものになっています。

たとえば私は、物語や小説を読むのが昔から好きでしたが、そのためもあってか、自分を俯瞰して見られるようになりました。だから、何かつらいことがあったとしても、「今はしんどいけれど、これも物語の一部で、結末にはきっとハッピーエンドに至れる」とポジティブに考えることができるのです。

その他にも、小説作品を通して、女性の考え方の癖やコンプレックスの抱え方、女性同士の心の距離の取り方などを学んだり、フェミニズム関連の書籍からは、働く女性にとって知っておきたい知恵を学んだりと、様々な本からインプットを受けています。

上手な“アウトプット”の3つのコツ

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インプットが重要なのは確かですが、同じように“アウトプット”も大事だと感じ始めています。知性のアウトプットとは、すなわち“プレゼンテーション”です。学んだことを、積極的に他人に伝えていくことが大事なのです。

プレゼンテーションのやり方については、いくつかポイントがあります。

まずは“年齢相応に話す”ということ。若い頃は、とにかく自分を“可愛く見せよう”としがちですが、ある程度の年齢になってくれば、考え方を切り替える必要があります。

そして次に“低めの声で、ゆっくり落ち着いて話す”こと。自分を若く可愛く見せようとすれば、つい高い声で話してしまいがちですが、ぐっと抑えて、大人な女性のトーンを意識して発声してください。

そして3つめが“優雅な身振り、手振りを心がける”こと。ここに気をつけるだけで、ぐっと知性的に見えるようになりますし、なにより無理なくしゃべることができるようになります。とくに身振りや手振りについては、自分自身を“動画で”チェックする癖をつけることが、上手になる近道です。私も、自分の動画を見ることによって、しゃべるとき早口になる癖と、身振り手振りが大きくなりすぎる癖に気がつけました。

私も、日々努力を重ねています。ぜひみなさんも、5年後、10年後の自分を充実させるため、“インプット”と“アウトプット”を上手に続けてみてくださいね。

 

【筆者】​​山口真由(やまぐち・まゆ)

1983年、札幌市生まれ。筑波大学附属高校進学を機に親元を離れ上京。2002年、東京大学入学。3年生時に司法試験、4年生時に国家公務員Ⅰ種に合格。成績は“オール優”で06年3月に法学部を首席で卒業。同年4月、財務省に入省し、おもに租税政策に従事する。08年退官、09年弁護士登録。15年8月からハーバード大学ロースクールに留学。著書に『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』、『東大首席弁護士が挫折を繰り返して見つけた努力が99%報われる25のヒント』などがある。

【画像提供】

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2015/9/24 BizLady掲載

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