理想の先輩……8割が支持した「優しい」「叱らない」「放っておいてくれる」
「こんな先輩が理想! と思う同性の先輩像は?」『BizLady』が働く女性達に対してアンケートを実施、こんな質問をしたところ、答えの割合は以下のようになりました。
「何でも鋭く指摘し、いつもそばで厳しく叱ってくれる人」・・・18.6%
「優しく叱ってくれて、時にはそっとしておいてくれる人」・・・45.5%
「ほとんど叱ったりはせず、こちらが頼るまでは放っておいてくれる人」・・・20.5%
「全く叱ったりせず、こちらが頼っても無関心なぐらいの人」・・・15.5%
「何でも鋭く指摘し、いつもそばで厳しく叱ってくれる人」、運動部の監督やコーチなどを浮かべてしまいそうな、こういったタイプ。こと職場となると、このタイプのやり方を貫き通すのは本人も根気が要りそう。
しかもこのタイプへの支持率が2割以下、というところを見ると、現代の働き女子たちにはあまり歓迎されないようです。
最も支持を得た理想の先輩像。それはやはり“優しい先輩”というものでした。
これが現代働き女子の本音!? 「叱るなら優しく、なんなら無関心でもOK!」
およそ2人に1人が支持した、「優しく叱ってくれて、時にはそっとしておいてくれる」先輩。「叱ってくれる」という文言はあるものの、“優しく”という条件が付いているのがミソ。これが「厳しく叱ってくれて……」だったら、こんなに高い支持は得られなかったかもしれません。
二番目の支持を獲得した「ほとんど叱ったりはせず、こちらが頼るまでは放っておいてくれる」先輩も、それってほとんど仏さまのようですよね!? 先輩側だって七転び八起きしながら日々奮闘しているというのに、まだまだ仏の境地になんて至れません……。
かといって、“全く叱ったりせず、こちらが頼っても無関心なぐらいの”先輩って……そこに愛はあるのか!? と思ってしまいますが、それでも15%もの支持を得ている……。なんだか複雑な気持ちもありますが、これこそが現代の働き女子の“叱られたくない”願望の表れの、わかりやすい例なのかもしれません。
以上、叱られたくない現代の働き女子についてでしたが、いかがでしょうか?
学校の先生も、怒鳴ったり怒ったり、あまりしなくなっていると聞きますよね。
こわーい先生に怒鳴られ、悔しさや奮起する気持ちを味わったり、時には泣いたり……そんな経験をして大人になった世代の筆者からしたら、複雑な気持ちも無きにしも非ず……。
でもそんな説教染みたことを後輩ちゃんに語ろうものなら、即「ウザい先輩」認定されそうな……う~ん、先輩の立場って難しい!
2016/09/08 BizLady掲載
執筆/袰川有希