「禁酒」「飲めない」は支持低し……「飲み会を断られて納得する理由」
幅広い年齢層の男女、289名に対して行った今回の調査。「飲み会の誘いを断られる時、何と言われたら納得しますか?」と質問し、8つの選択肢から複数回答で選んでもらいました。
上位回答の前に、まずはその他の答えからご覧いただきましょう。
4位 風邪や肝臓の不調など、体調不良・・・22.5%
5位 接待など、ビジネス上の先約がある・・・19.7%
6位 お酒が飲めない・・・19.0%
7位 友人との予定がある・・・14.9%
8位 禁酒している・・・12.5%
「飲み会の参加を断られる理由」として、もっとも支持が得られなかったのが、「禁酒している」というもの。
そこは理解してあげても……と思う反面、「飲めないなら、ソフトドリンクでもいいじゃない!」と言われると、たしかにぐうの音も出ませんよね。その意味では、6位も同様。
7位の「友人との予定がある」は、とくに仕事関係の飲み会だと理解されづらいかもしれません。
4位、5位に関しては、さすがにこの中では上位に入っているだけあって、「それなら仕方ない」と思われやすいよう。
とはいえそれでも、トップ3には入らなかったということ。では、どんな理由が多くの人を納得させたのでしょうか?
飲み会不参加で納得の理由、1位は「仕事」……「行きたくない、とはっきり言って!」という意見も
1位 仕事が忙しい、仕事が終わらない・・・25.6%
2位 家族との予定がある・・・23.5%
2位 はっきり、「行きたくない」と言われる・・・23.5%
飲み会への参加を断られる時、一番納得いくと思われる理由はやはり「仕事」。
同じ仕事がらみの理由でも、5位の回答と支持に開きがあるのは、“仕事そのもの”ではなく“仕事関係の酒席”という部分に引っかかった人が少なくなかったのかもしれません。
そして2位を見ると、「友人との予定」には首をひねっても「家族との予定」なら、と考える人も多いと判明。
ちょっと意外だったのが、「はっきり、“行きたくない”と言われる」がかなり上位に入っていたこと。
相手を傷付けたり波風を立てないようにするため、言葉を濁したりニュアンスで察してもらうような話し方をすることの多い日本人ですが、「行きたくないから、行かない」とはっきり言ってもらってかまわない、と考える人が思いのほか多いことがわかりました。
とはいえ、“言い方”が大事であることは間違いないはず。「行きたくない」を意味する、相手を不快にさせない言い方ならば、という条件が、きっとこの回答の裏にはあるのではないでしょうか。
以上、飲み会の角が立たない断り方についてでしたが、いかがでしょうか?
ランキング下位だった断り方でも、それが本当ならば仕方がない。きっと重要なのは、「誘ってくれて嬉しかった!」「本当にごめんなさい!」という気持ちが伝わるかどうか。
それを踏まえつつ、来たる飲み会シーズンを上手に楽しんでくださいね!
2016/12/1 BizLady掲載
執筆/袰川有希