社内人脈を広げるなら「○○の会」を企画
null「人脈を広げる」というと社外に目が向きがちですが、自分の部署から一歩出て他部署の人と接してみると、新たな気付きや発見があるものです。もちろん仕事の連携で役立つことも。
社内のイベントや勉強会、サークル、横断型プロジェクトなど、さまざまな部署から参加する人と交流できる機会があるなら、ぜひ参加してください。それがない場合は自分で企画してみる手もあります。
私の場合は、部署・職種を超えて社員が出会う場を作りたいと考え、自分で会合の開催を企画しました。ワーキングマザーや働く奥様をもつワーキングファザーを集めた「ワーキングペアレンツの会」のほか、「7月生まれの会」「関西出身者の会」など。人事部にお願いして該当者のリストをもらって声をかけたり、社内報などで告知して募集したりしました。
これを機に、普段の仕事では接点がない人たちとも知り合い、自分の立場では本来知り得ない情報も手に入れられたほか、仕事で困ったときに相談できる人も増えたのです。
飲み会には、自分が知らない人を連れてきてもらう
null社外で人脈を築くのは、面倒でパワーがかかるもの。でも、簡単・気軽にできる方法もあります。私は、友人と飲みに行く約束をする際、「もう1人、私が知らない人を連れてきて」とお願いしていました。私も自分の友人を連れて行き、4人で飲んだりしたものです。これを繰り返すうちに、幅広い業界に知り合いができ、中には十数年以上お付き合いが続いている人もいます。
社外で人脈を築こうとすると、異業種交流会やセミナーなどに参加する手もありますが、「初対面の人と話すのは苦手。うまく話題を見つけられない」という人も多いのでは。
その点、友人の友人なら、相手との間に気心の知れた友人がいるので安心。共通の話題も見つけやすい。飲み会というリラックスした場ということもあり、スムーズに打ち解けることができます。
イベントや交流会で知り合った人とは「ランチ」で縁をつなぐ
nullイベントや交流会に居合わせた人と名刺交換。でも、その場限りで終わる人も多いことでしょう。SNSで友達になったものの、直接会うことは二度とない……というケースも。
私の場合は、仕事でもプライベートでも、たまたま出会った人に興味やシンパシーを抱き「この人のことを深く知りたい」「この人とつながっておきたい」と思ったら、“ランチ”に誘います。
「飲みに行きましょう」では、抵抗感を抱く人も多いですが、ランチは誰でもとるもの。お昼の1時間であれば時間を割く負担も少なく、比較的気軽に応じてもらえるものです。
「もっとお話ししたいので、近々ランチでもご一緒しませんか」と軽く振ってみましょう。前向きな反応が返ってきたら、さっそく候補日程を挙げて誘ってみてください。
あるいは、「○日に御社の近くに行く予定があるのですが、よろしければランチをご一緒にいかがですか?」と投げかけるのも手。「ついでなんだな」と思ってもらえれば、相手の気持ちに負担をかけることもありません。
SNS上でメッセージを送り合うだけでなく、このように直接会って話す機会を設けることで縁を強く結び、良い関係に発展させていってはいかがでしょうか。
構成/青木典子