第1部:森本さんによる“キャリアアップのためのハッピー仕事術”
登壇したのは、株式会社リクルートエグゼクティブエージェントに在籍しエグゼクティブコンサルタントとして活躍中の森本千賀子さん。
“仕事もプライベートも欲張りたい”女性に向けて、「キャリアアップのためのハッピー仕事術」をテーマにお話いただきました。
“人材エージェントのプロ”としてマッチングに取り組みながら、プライベートでは夫と中学生、小学生の息子の子育てに励む働きママでもあります。
森本さんは、“理想的なキャリアとビジョン”とは「選択肢があること」だと語ります。
「一昔前の男性に頼れば安泰という時代が終わり、“専業主婦が憧れ化”したいま、女性は何のために仕事をするかを考えることが大切です」
森本さん自身、ひとと組織のマッチングを経験し、第二子出産を機にライフワークバランスを考えコンサルタント職に。そしてエクゼクティブキャリア支援に参画するなど、常に次自分がやりたいことを見つけ、実現するための追求をしてきたとのこと。
「“大義”というぶれない軸のもと、情熱をもってできる仕事を選んでください。今の環境は自分で選んだ人生なのだから、責任をもつということも忘れないで」と会場の働き女子のみなさんにアドバイスを送りました。
「自分が興味あることに、しっかりタグをつけて発信しましょう。こうすることで、情報が集約されてくる、という相乗効果を体験できるはず」
まさに、“社会から必要とされれば、たとえ組織に属していても自由に働き方を選べる”という“パラレルキャリア”を体現している森本さん。
自分らしく生きることを自由に選択し“オーダーメイドのロールモデル”をつくる重要性について、体験を交え伝えていただきました。
第2部:“自分ハッピー”なワーク&ライフスタイルって? パネルディスカッション
第2部は「キャリアとプライベートがまとめて上手くいく!」をテーマにしたパネルディスカッションです。
スピーカーは、島田由香さん(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス取締役人事総務本部長)、八木佳子さん(イトーキ ソリューション開発部長)、森田真美さん(ブランド・スタイリング・プログラマー)、第1部で登壇した森本千賀子さん。
そしてコーディネーターに、“日本を、世界を牽引する女性ビジネスリーダーを育て、輩出することにより、社会のイノベーションに貢献する”を教育理念としている『日本女子経営大学院』の代表理事・学長を務める河北隆子さんが登場。
悩みも多い働き女子にとってこれからのキャリアを考えるヒントがもりだくさんの内容に会場は大いに盛り上がりました!
島田さんは「キャリアは前にあるものではなく、後にできるもの。自分が通ってきた“轍”。これを見た人たちがいてチャンスが訪れます。選択肢を前にしたときにできることは、自分でどちらに進むか決めること。これからどうしよう?と思ったときは、後ろにできたものに自信を持って一歩ふみだしてみるとよいですよ」とアドバイス。
八木さんの「私にとっては、ライフもワークもひとつのかたまりで、ワークも含んですべてがライフと言えます。結果を出さないといけないシビアな面がある仕事を、思い切りやりきる。私は現在、仕事のために時間を使っていて、そのなかにライフがはいっているといえますね」というストイックな意見に、多くの働き女子がうなずき、聞き入っていました。
森田さんは「基礎表現とは相手の良い反応を得るためには、こちらがいい表現をすることが大切。その人らしさ、魅力がよく出ているということが、“会話が楽しい”ということに繋がるんですよね。全てをストレートに完ぺきにするのではなく、少し“外す”ことで、そのひとの魅力につながるんですよ」と、ご自身の取り組まれている“コーディネーター”の視点から解説。
ビジネスパーソンであり続けながら、母であり、またライフワークをこなすために、6年前から3時起床の朝活を続けている森本さんは、時間術について「やりたいことをするには24時間では足りない! 朝活はグッと相手と近づくにもよい時間なんです。どの時間帯よりも、プライベートが許される。もちろん、語学学習などにも有効ですね。やりたいときに、やりたいことをタスクにとらわれずやる。これが英語学習などを長期的に頑張れるコツです」と具体的に語り、メモを取る人が続出しました。
そして質問コーナーへ。積極的に数多く手が挙がるなか2つの質問に応えていただきました。
ひとつめは、「なにかをやりたくてチャレンジをするが、くじけてしまう。最後まで完遂するにはどうすればよいでしょうか?」という質問。
森本さん「まず目的を明確にすることが大切。目的がないと続かないですよ」
島田さん「チャレンジすることに喜びを感じるパターンになってしまっていないでしょうか?? あるいはチャレンジをすることが目的になってしまっていると、いつもチャレンジをする状況を無意識に作ってしまい失敗することを選んでしまっているのかも」
経験を通した視点からの助言に、会場からは感嘆の声があがりました。
ふたつめは「20代後半から30代の間にスタートアップの企業に勤務し、忙殺されて自分が消耗した。自分主導でスケジュールをコントロールするには?」という質問。
森田さん「やらなきゃいけないことの、思い込みをまず見直す。実はいまやらなくてよいこともあるかもしれません。身勝手に感じるかもしれないけれど、やりたいことから手をつけたほうが良い場合もあります。ストレスを軽減し、効果を上げることが自分にも会社にも良いのでは?」
「頑張った私たちに拍手を!」 河北さんの締めくくりで、熱気冷めやらぬ会場は拍手に包まれ、心地良い一体感が生まれていました。
「仕事を頑張り続けるだけでは、擦り切れちゃうと感じていた。今日お話を聞けて良かった」
「自分自身のキャリアを考える、ということは自分を受け入れて好きになることにつながると感じた。そのヒントが得られました」など、学びが得られたという感想が多くよせられました。
第3部:登壇者、参加者交えた交流会
セミナー後は、登壇したみなさんと、働き女子のみなさんでざっくばらんな交流会。会場『SYNQA』のラグジュアリーでスタイリッシュな雰囲気のなか、和気あいあいと意見交流が行われ、有意義な時間となりました。
会場には、働き女子にぴったりな“スキマ時間を活用できるデジタル学習ツール”として話題の手のひらの英会話教室『EX-word RISE(エクスワードライズ)』というカシオのデジタル学習ツールも登場。
みなさん興味津々で、手に取り操作感を確認。語学学習への意識の高さも垣間見えました。
オシャレな軽食を楽しみながら、みなさん会話が弾んでいたよう。
そして、今回『BizLady』がご用意した、すてきなおみやげはこちら!
(左)毎日のスキンケアステップの前にひと吹きしてあげることで、うるおいに満ちた肌になる『エビアン フェイシャルスプレー』
カルシウムイオンを豊富に含み、良好なミネラルバランスのスプレーがお肌に心地よく浸透。
ワンプッシュで使用できるので時短美容にもぴったりですね。
(右)ジュースでもフレーバーウォーターでもない“フルーツウォーター”飲料『キリン 世界のKitchenから 5種のベリーと天然水』
ジュースは甘すぎる、フレーバーウォーターは物足りないと感じている大人な働き女子におススメです。
(中央)ちょこっとケアでキレイにぐーんと差をつける『DHC 薬用レチノAエッセンス』
エイジングケア成分「レチノール」が、肌の弾力を保つコラーゲンの生成に深くはたらきかけ、やわらかな弾力とハリを与えます。
手軽なスペシャルケアとして取り入れて。
普段なかなか出会う機会のない“となりの働き女子”同士。
今回のセミナーをきっかけに、自分自身のスキルや人脈、これからのキャリアについて考えることができたならすてきですよね。
2016/5/31 BizLady掲載