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仕事の羅列はNG!職務経歴書に活きる「キャリアの棚卸し」5ステップ

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転職活動を始める前に、必ずするべきことがあります。それは「キャリアの棚卸し」。つまり、これまで経験してきた仕事を細かく洗い出し、整理することです。これは、応募時に提出する職務経歴書を作成するためにも必要。書類選考通過率を高めるためにも、おろそかにしてはいけません。今回は、この「キャリアの棚卸し」についてお話します。


この連載では、“転職のカリスマ”としても知られる森本千賀子さんに、後悔しない転職活動のためのノウハウを教えてもらいます。

数万人の職務経歴書から見えるもの

私は転職エージェントとして、何万人ものビジネスパーソンの職務経歴書を見てきました。

その中には、お話をじっくり聴いてみるとすばらしい経験を積んでいることがわかるのに、職務経歴書ではそれがまったく伝わらない方が大勢いらっしゃいます。そういう方は、書類選考で落とされている可能性が高く、非常にもったいないことです。

では、強みがちゃんと伝わる職務経歴書を作成するには、「キャリアの棚卸し」をどのようにすればいいか。それは、「こんな仕事を担当した」の羅列だけで終わらせないことです。

その仕事を経験する中で、「どんな工夫をしたか」「どんな成果を挙げたか」「そこから何を学んだか」まで書き出してみてください。

「キャリアの棚卸し」5ステップ

具体的には、次のステップで棚卸しを進めていきましょう。

(1)経験してきた仕事内容

担当した業務やプロジェクト、組織での役割を一つひとつ細かく書き出します。このとき、「少しお手伝いした程度」であっても、関わったプロジェクトは余すところなく書きましょう。応募先によっては「お手伝い程度」の経験でも歓迎されることがあります。

(2)取り組んだ業務での成果

(1)のそれぞれの業務について「成果」を書きます。営業・販促系なら「売上金額」、事務・管理系なら「○○のコストを△%削減」「〇〇率を△%向上」といったように、明確な数値で表せるものはなるべく数値も書いてください。数値で表せないものは、どんな「問題解決」や「改善」につながったかを書きます。アシスタント職の方であれば、サポートした相手の成果や、「どのように役に立ち、喜ばれたか」まで書いてください。

(3)成果に結びつけられた工夫や行動

成果を出せたものについて、「なぜその成果に結びついたか」を振り返り、そのプロセスをなるべく具体的に文章化してみてください。どんな目標や計画を立て、その達成のためにどんな行動や工夫をしたか。途中の失敗やアクシデントをどのように乗り越えたか、などです。

(4)学んだこと・身に付いたスキル

(3)のプロセスを経験したことで、学んだこと、スキルとして身に付いたことを整理します。例えば、「職種や立場が異なるメンバーたちの意見をとりまとめたことで、調整力が付いた」「営業担当に代わり、顧客とスケジュールや納期の打合せを行い、交渉力を養った」など。また、「失敗」の経験も貴重。そこから学んだことを書きます。

(5)リーダー経験やマネジメント経験

チームリーダー、プロジェクトリーダー、マネジャーなどを経験していれば、マネジメント対象の層(新人/インターン/中堅メンバーなど)やメンバーの数のほか、「マネジメントスタイル」「どんなことを心がけてマネジメントを行ったか」も振り返りましょう。

自分の強みを知ってアピール材料に

こうして書き出してみると、自分の「得意」「強み」に気付けることもあります。ぜひそれを転職活動での自己アピールに活かしてください。

また、自分の経験の「市場価値」を自身では判断できない場合も、転職エージェントなどに相談した場合、市場価値が高い経験・スキルを見つけてもらいやすくなります。

なお、(1)~(5)まで細かく書き出すと膨大な量になると思います。けれど、企業に応募する際は、すべてを1枚の職務経歴書に書き連ねる必要はありません。募集している職務やポジションに関連する経験、相手企業が求めている要素のみをピックアップして記すのです。

求める要素は企業によって異なりますので、相手に応じて「アピール材料」を使い分けるようにしましょう。

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