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人事担当者がコッソリ教える!「意中の部署への異動をかなえる」4つの行動

4月からの新体制、人事異動で泣いた人も、笑った人も、いたと思うが、忘れてはならないのが“今の体制が永遠に続くものではない”ということ! もし社内に、「あの部署に絶対異動したい!」という希望があるのであれば、指をくわえて待つのではなく、自分からそのチャンスを引き寄せるべく、アクションをとる必要がある。そこで今回は、意中の部署への異動をかなえるために、ぜひやっておくべきことを、企業経営や人事部に携わってきた筆者の経験からご紹介したいと思う。

1:まずはどの部署に行きたいかを明確にする

「今の部署はイヤ。どこかに異動したい!」などと、漠然とした状態では難しい。社内にはどんな部署があるのか。自分ができること、得意なことは何なのか、どこの部署に行きたいか、なぜ行きたいのか、そこで何がしたいのか……などを、まずは自分の中で明確にすることが先決だ。

2:会社の中で横のつながりを大事にする

自分のいる部署だけでなく、他部署の人とも交流し、仕事に対する考え方などを話してみよう。そうすることによって、あなたのことをよく知ってくれる人が増え、次第に「あの人はあの部署に行きたいらしい」ということも知られていくだろう。

もちろん、それを口コミしてもらうためには日ごろの言動や心がけが重要だ。

3:意中の部署で必要な知識を学んでおく

「異動できるかどうかもわからないのに勉強するなんてムダ」と思うかもしれないが、勉強をしている人にはそのチャンスを与えてあげたくなるのが人間というもの。

周りの人に真剣さが伝われば、異動の可能性も高くなるだろう。

4:現在の部署でも一生懸命にやる

異動したい気持ちばかりで、今の仕事をおろそかにするような人では、周りの人も「希望をかなえてあげたい」とは思えない。

異動というのはたいてい、直属の上司や人事部が関わる。上司に認められること、部内の人間に応援してもらうことは、異動をかなえるための後押しとなりえる。

今の部署でも「お客様のために、会社のために、周りの人のためにもっとできることはないだろうか」という考えは、どの部署にいっても求められる姿勢なのだ。

 

以上、希望の部署に近づくために自らできることを4点ご紹介したが、いかがだろうか?

これ以外にも多々あるだろうが、要は周りの人に「前向きに頑張っている人を応援したい」という気持ちにさせられるかどうかがカギであり、当然あなた自身の“人望”も、要素として大きく関わってくるだろう。

仕事のスキルのみならず、社内外のコミュニケーションはもちろんのこと、オフタイムはしっかりと休息をとる、趣味も楽しむ、人間的な学びを大切にするなど、オンオフのバランスをとることも、長い目で見ると必要だ。

チャンスは自分の手で引き寄せ、より充実したキャリアを積んでいってほしい。

2015/5/14 BizLady掲載

執筆/坂口由乃

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