1:初対面の挨拶で目線をそらさない!
「何をどうするか」ということも重要ですが、それにも増して大切なのは“アイコンタクト”。目をそらすということは“信頼に値しない”という印象を与えてしまいます。
終始、目をそらさないということを心掛けておきましょう。
2:名刺交換は後! 先に握手をして名乗りましょう
「では早速名刺交換を……」といきたいところですが、外国人の挨拶は名刺より握手から。このときももちろん、目線をあわせたままです。
日本人で女性の場合、ふわっと握手をする人がいますが、これも失礼なマナーに含まれます。「あなたの手を握るのは嫌だ」と言っているようなもの。「これでよいのかな?」と迷わず、とにかく誠意をこめて握手することが肝心です。
握手は原則、目上の人から手を差し出します。この時点では名刺を渡していませんので、「I am Hanako Sato. Nice to meet you.」などと握手しながら名乗ります。
3:やっと名刺交換! 日本のルールと基本的には同じ
最後の最後に名刺交換。ルールは日本のものとあまり変わりませんが、交換するときもやはり、目をそらさないようにしましょう。日本とは違い、お辞儀の文化はありませんから、「Here’s my business card.」と言いながら、目を見て渡すとよいでしょう。
以上、外国人が相手のときの初対面のビジネスマナーをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
頭でわかっていても、いざその場になると頭が真っ白になるという場合もあります。そんなときは“落ち着いて相手の出方を見て真似をする”と覚えておきましょう。「名刺が先だったかな? 握手だったかな?」と慌てたときでも、相手が握手を求めてくると思いますので、それに応じていれば間違いありません。
とにかく、しっかり目を見て、しっかり握手。これだけは覚えておきたいものです。
2015/8/7 BizLady掲載
執筆/坂口由乃