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こだわりの土鍋&圧倒的な大火力!さらに進化したタイガー「ご泡火炊き」は甘味が違う【新製品発表会レポ】

2023年に100周年を迎えた、日本の炊飯器市場をリードし続けている『タイガー』。2019年に誕生した「ご泡火炊き(ごほうびだき)」は、土鍋が生み出す大火力と泡立ちで、圧倒的な甘みと粒立ちを実現し、ハイエンド炊飯器の代表格として高い評価を得ています。

この「ご泡火炊き」シリーズが、今年6月にさらに進化して新製品を発売! その発表会の様子をレポートします。

どうなってる?最近の「炊飯器事情」

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まず最初に、日本の炊飯器販売の状況についての解説を伺いました。日本の食卓を支える炊飯器。「一家に一台」必ずあると言っても過言でない、馴染み深い家電ですね。

最近はお米のブランド化が進み、多くの銘柄や産地を「炊きわけ」できるもの、保温の品質がよいものなど、年々“高い付加価値”がある炊飯器の人気が高くなっています。

またコロナ禍で自炊する機会が増えたことで、「毎日使うものだから」と、値段が多少高くても、機能のいいものを好む傾向があるとのこと。

また、世帯数は増加する一方、世帯人数は減少傾向にあるため、小容量タイプの売上げが増えているそうです。

誕生以来の人気!「ご泡火炊き」シリーズ

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さて今回の主役である「ご泡火炊き」。タイガーは2006年に業界で初めて内がまに土鍋を採用しました。以来18年間、フラッグシップモデルには土鍋を使用することにこだわって開発をしています。

「ご泡火炊き」は、2019年に誕生して以来、ラインナップを拡大し続ける人気シリーズとなっています。なかでも本土鍋を使用した「土鍋ご泡火炊き」は、一流料亭で炊かれるような土鍋ごはんの味わいが高く評価されています。今年の新製品は炊きあがりのおいしさがパワーアップしているとのこと。その秘密を紹介してもらいました。

土鍋にこだわるにはワケがある!

昨年タイガー創立100周年を記念して生まれた、最上位モデル「土鍋ご泡火炊きJRX型」。そして2024年、5.5合炊きは「JRX-G100」、3.5合炊きは「JRX-G060」に進化して新たに発売されました。落ち着いた雰囲気のエボニーブラックと、清潔感のあるアイボリーホワイトの2色展開です。

手に持ってみるとずっしり重みが。

特にタイガーの思い入れを感じるのが土鍋炊飯器の要である「本土鍋」。

完成まで約3カ月(!)かかるというこの本土鍋は、三重県四日市市の「萬古焼き」を使用。専用の厳選された土を使い、厚み、毎日使う道具としての強度、蓄熱性など、細かな点まで研究されつくして作られています。

圧倒的大火力!「300℃WレイヤーIH」

加熱に関しても、今回のリニューアルではこれまでとは全く違う新しい構造に挑戦。底面から側面にかけてまんべんなくIHコイルを配置。さらに底面は2層にすることで、土鍋の上下の温度差を最大活用しながら、300℃の大火力(※)で一気に炊きあげます。まるで炎で炊くようなイメージです。

激しい対流がありながら、土鍋の表面から生み出される細かくやさしい泡立ちがお米を包みこみます。この泡により、お米の表面を傷つけずに、食感の良いつややかで粒立ちのいいごはんを炊きあげることができるのだそう。

土鍋という昔からの叡智のつまった道具と、現代のテクノロジー、そしてタイガーの熱意が、さらにおいしいごはんを実現してくれるのですね。

※JRX-G100のみ。G060は約250℃。

炊きわけ・おひつ保温など機能満載

70種類の銘柄や産地、新米の「炊きわけ」機能は、生産者の想いも汲んだタイガーならではのもの。それぞれのお米に合った方法でおいしく炊きあげます。

また、「せっかくおいしく炊けたごはんが保温で台無し!」という悩みを解決してくれるのは「おひつ保温」機能。

外気を取り込み、余分な熱と蒸気を放出することで、木製のおひつのようにごはんの香りと弾力を保ち、においや黄ばみを抑えます。保温したごはんが苦手という人も、期待できる機能ではないでしょうか?

気になる価格ですが……土鍋ご泡火炊き5.5合炊き「JRX-G100」で、予想価格が14万円前後となっています。高級品! でも毎日の生活を確実に楽しくしてくれる家電。お金のかけどころか……?と葛藤が生まれそうです!

いざ実食!大火力「粒立ちごはん」のお味は?

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さて、ここまで「ご泡火炊き」のすごさを聞いてきて、その炊きあがりにますます期待が募ります。

「炊きあがりました〜!」のアナウンスの下、炊飯器に群がる人々。ふたを開けた瞬間湯気が上がり、ふわ〜っと甘い香りが立ち込めます。そこには見るからにふっくら、つやつやと光る粒立ちごはんが!

絶品!おにぎり太郎さんの握る「土鍋ごはんおにぎり」

ここで、SNSで話題の料理人、世界各地でおにぎりのおいしさを広めるべく、おにぎりを握っているおにぎり太郎さんが登場。「普段は土鍋で炊飯することがほとんど」とのことですが、今回はJRX-G100で炊飯したごはんで、おにぎりを振る舞ってくれました!

「浸水なしでもふっくら。ボタン押すだけで、こんなにおいしく炊けるなんてびっくり!」と、これまで相当お米を炊いてきたであろう、おにぎり太郎さんに言わしめたご泡火炊き。

ふんわり握られたおにぎりは、ひと粒ひと粒がくっきり。この日、お米はつや姫を、塩はつや姫に合うよう3種類をブレンドしたものを使用しているそう。

まずは大火力で炊きあげた米の甘みを感じるため、海苔なしの「塩にぎり」を。口に入れるとほろっと崩れ、粒立ちを感じます。噛むと確かに甘みが追ってくる。なるほど、これが土鍋の大火力と泡立ちの力か、と唸りました。

2つ目は、おにぎり太郎さんおすすめの松前漬けと、浅草の「ぬま田海苔」の焼海苔でいただきました。松前漬けの旨味と海苔の香りが、甘みのあるごはんによく合います。また、ごはんはふっくらしながらも、粒がしっかりしているので、汁気のある松前漬けをのせても、ベチャッとしません。

これなら、白米はもちろん、おかずにも合わせてもお米のおいしさを感じるはずです。粒立ちがいいので、お弁当にして冷めてもおいしいだろうなと思いました。

土鍋エントリーモデルや圧力タイプ新機種も!

当日は、試食会に使われた最上位モデル「JRX型」以外のラインナップも紹介されました。

左2点が「ご泡火炊きJRI-A」、右が「土鍋ご泡火炊きJPL-T100」。

土鍋エントリーモデルの「土鍋ご泡火炊きJPL-T100」は約250℃の高火力と遠赤効果で炊きあげます。最上位モデルと比べるとやや火力は下がりますが、それでもかなりのもの。「少量旨味炊き機能」や「炊きわけ3段階」「おこげ選択」などの機能も。

もうひとつは、圧力タイプの新機種で、コンパクト設計が人気の旧モデルの後継「ご泡火炊きJRI-A」。
内なべに土鍋コーティングを施し、金属釜ながら土鍋に迫る弾力と甘みのあるごはんを炊きあげます。

「炊きわけ3段階」のほか、「少量高速」「玄米GABA」「冷凍ご飯」「調理」メニューなど多彩な機能を搭載しています。

消費者はもちろん、日本の食文化、日本のものづくりに、炊飯器という家電を通して貢献するタイガー。「ご泡火炊き」シリーズにも、ごはんを最大限においしく炊きあげたいという、熱い想いを感じました。

毎日食べるごはんだからこそ、炊きあがりが楽しみになるような炊飯器がキッチンにあると、ますます暮らしが豊かになるのではないでしょうか? ぜひ今回のリポートも、炊飯器選びの参考にしてみてください。

神田えり子
神田えり子

料理家・フードエッセイスト。
大学卒業後、広告代理店で営業として勤務。大手料理教室講師を経て、兵庫県宝塚市にて料理教室主宰。その後拠点を東京に移し、料理家活動を開始。旬の野菜を使ったおばんざいを得意とする。

レシピ開発、フード関連のエッセイやコラムの執筆のほか、イベントやテレビショッピング、企業Instagramへの出演、司会進行など幅広く活動。

KEITA・服部みどりとともに料理家ユニット<C (クレッシェンドシー) のメンバー。食品メーカーへのレシピ提供、食イベント対応なども行う。

著書「カラダよろこぶ オイルおにぎり」(辰巳出版)
Instagram:@erikocookingsalon
ブログ:https://eriko-kanda.com/

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