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ほこりパトロールは毎朝/毎週の習慣づけを!【ナチュラル洗剤で簡単「小そうじ」テクニック】#11

毎日少しずつ溜まっていく、ホコリや油汚れ。小まめに掃除しておけば……!と、年末の大掃除のたびに後悔している人も多いかもしれません。そこで、ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんにその場所に適した簡単「小そうじ」術を教えてもらいました。

今回は、「ホコリ」対策。いつの間にか、棚の上や床にうっすら溜まっていくホコリ。これも、“汚れる前に取り除く”意識をもつことで、ぐんと掃除がしやすくなるんです!

ホコリは夜に降りてくる…朝イチの掃除が基本!

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夜の間にホコリがたまっていきます(※イメージ)

夜。みんなが寝ている間に、部屋の中を漂っていたホコリがゆっくりと落ちてくる時間です。ということは、ホコリを掃除するのに一番向いているのは、朝の家族が動き出す前の時間! 一番早起きの家族に「ホコリパトロール」担当になってもらいましょう。

用意するのはハンディワイパーとフロアワイパー。片手にハンディワイパー、片手にフロアワイパーを持ってパトロールスタート(もちろんバラバラでも!)。

スイッチカバーの上。
巾木の上は忘れがち!
サーッと撫でるだけでOK!

リビング、キッチン、廊下、階段などの床をサーっと拭きながら、ハンディワイパーで棚の上なども撫でていきます。余裕があれば、巾木、電気のスイッチなどの細かなポイントも一緒に。

テレビの上や画面もホコリが目立つ場所!
流れでテレビ台も。
毎日ホコリを除けば掃除機をかける頻度が下がります!

高い場所は週1でまとめて!

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毎日は難しいけれど、週に1度はやりたいのが手の届きにくい高い場所。照明器具の傘、高い棚の上、カーテンレール、換気口の上、エアコンの上などをサーッと拭いていきます。

角度を変えられるハンディモップが便利です!
冷暖房効率にも影響する場所。
持ち手を伸ばせるタイプは掃除もラクラク。

もし落ちにくい汚れを発見したら、重曹水かアルコールを吹きつけたクロスで拭き取ります。

照明器具の上も忘れずに。
ベタベタ汚れになりかけていたら……。
アルコールなどをスプレーして拭き取りましょう!

ホコリは、ただ積もっているだけならすぐに取り除けますが、放っておくと空気中のアブラや湿気と結びついてガンコな汚れに成長したり、カビや雑菌の温床になったりします。そうすると洗剤が必要な汚れになってしまい、掃除が何倍も大変に。

毎日/毎週と定期的にホコリを除くことで、まとめ掃除が必要ない快適な空間を手に入れることができますよ。

本橋 ひろえ
本橋 ひろえ

ナチュラルクリーニング講師。大学では化学を専攻、会社員時代には合成洗剤の製造を経験。結婚を機に退職し、専業主婦として家事を担当するが、子どもが産まれ、自身と同じアトピー体質であったことから、改めて主婦として洗剤に興味を持つ。

掃除、洗濯、洗剤を科学的に解説するナチュラルクリーニング講座を運営、環境&手肌に優しく、安心安全な方法を伝える活動に取り組む。

『ナチュラルおそうじ大全』、『やることの「見える化」で掃除を劇的にラクにする方法』(ともに主婦の友社)など著書多数。

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