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電気代の節約にも!エアコンフィルター掃除【ナチュラル洗剤で簡単「小そうじ」テクニック】#7

毎日少しずつ溜まっていく、ホコリや油汚れ。小まめに掃除しておけば……!と、年末の大掃除のたびに後悔している人も多いかもしれません。そこで、ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんにその場所に適した簡単「小そうじ」術を教えてもらいました。

あれこれ市販の洗剤をそろえなくても、重曹やクエン酸など基本のナチュラル洗剤があれば家の中の汚れはきちんとキレイになるんです! これを機に、毎日気持ちの良いおうちで過ごす生活を手に入れてみませんか? 今回は、エアコンフィルターをお掃除します。ホコリが溜まっていると、冷暖房の効率が悪くなり、電気代が余計にかかる事態になってしまうかも!

エアコン稼働シーズンは2週間に1回が目安

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この夏も暑い日が続き、エアコンが大活躍しましたね。そして今度は暖房で使用する時期になりました。エアコンの中のフィルターは、小まめに掃除していますか?

「家電メーカーでも、エアコンのフィルターはおおむね2週間に1度の掃除を推奨しています(お掃除機能がついてないエアコンの場合)。ホコリが溜まるとエアコンがその機能を最大限に発揮することができなくなり、余計な電気代がかかる原因にも」(以下、「」内 本橋さん)

電気代の値上がりも気になる中、それはぜひ避けたいですね。

使うのはこれ!

・35%のアルコールスプレー(消毒用エタノール90mlを水110mlに混ぜたもの)
・拭き掃除用のマイクロファイバークロスなど

※掃除機も使用します

軽い汚れなら掃除機で吸うだけでOK

掃除を始める前に、エアコンのコードを抜いておきます。

エアコンのフィルターを外します。初めて外す場合は、取り扱い説明書をよく読んでからにしましょう。

外したフィルターについたホコリを、表・裏と掃除機で吸い取ります。

気になるときは水洗いですっきり!

「こまめに掃除していれば普段は掃除機でホコリを吸うだけで十分です。前回の掃除から時間が空いてしまったときや汚れが気になるときは、水洗いをしましょう」

掃除機をかけた後のフィルターを、やわらかいスポンジなどを使って洗います。油汚れがひどいときは石けんを使っても。そのまま立てかけておくなどしてフィルターを乾かします。

「カビが発生しやすい場所なので、いったん乾いたフィルターに除菌のためにアルコールスプレーを全体にかけ、もう一度乾かします」

しっかり乾かしてからエアコン本体に戻しましょう。

乾いたフィルターをエアコン本体に戻したら、カバーの内・外側、ホコリの積もりやすい本体の上など、目に見える部分を固くしぼったマイクロファイバークロスなどで拭き取ります。

故障の原因になるので、汚れが気になっても手が届く範囲以外のところを無理に拭くのはやめましょう。

1日にエアコンを使用する時間の長さや、ホコリがたちやすい環境かなどによりフィルターの汚れ具合も異なります。部屋により掃除の頻度を調整しながら、常に気持ちの良い空気が味わえるといいですね。

次回は、窓ガラスと網戸をささっと掃除するテクニックをご紹介します!

本橋 ひろえ
本橋 ひろえ

ナチュラルクリーニング講師。大学では化学を専攻、会社員時代には合成洗剤の製造を経験。結婚を機に退職し、専業主婦として家事を担当するが、子どもが産まれ、自身と同じアトピー体質であったことから、改めて主婦として洗剤に興味を持つ。

掃除、洗濯、洗剤を科学的に解説するナチュラルクリーニング講座を運営、環境&手肌に優しく、安心安全な方法を伝える活動に取り組む。

『ナチュラルおそうじ大全』、『やることの「見える化」で掃除を劇的にラクにする方法』(ともに主婦の友社)など著書多数。

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