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【ミニ伊達巻き】卵焼き器で作る「お弁当サイズ」!甘さ控えめで普段のおかずにも…沼津りえの季節の手仕事#18

季節の移ろいを感じながら、作る過程を楽しみたい「季節の手仕事」。今回は、おせち料理の人気メニュー「伊達巻き」を手作りしてみましょう!

料理研究家・沼津りえさんが、おうちでもきれいに作れるコツを丁寧に解説してくれました。

ムラのない焼き色に仕上げるコツは“油加減”にあり!

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おせち料理に欠かせない「伊達巻き」。毎年購入している方も多いかと思いますが、今年はおうちで手作りに挑戦してみませんか?

使うのは卵やはんぺんなど身近な食材でOK。甘さも控えめです。

「フライパンで焼くと通常サイズになるのですが、今回は卵焼き器で焼いていきます。お弁当にもポンと入れられるひと口サイズに仕上がるので、お子さんも食べやすいですよ。美しい焼き色に仕上げるコツは、油の引き加減。見た目も可愛いミニ伊達巻き、ぜひ作ってみてくださいね!」(以下「」内、沼津さん)。

実際に、沼津さんのおせち教室でも人気だという「伊達巻きレシピ」を見ていきましょう。

【材料】卵焼き器(約14.5×18.5cm)1台分

卵・・・2個

はんぺん・・・1/2枚(約100g)

酒・・・大さじ1/2

砂糖・・・大さじ1/2

みりん・・・大さじ1/2

しょうゆ・・・少々

塩・・・少々

油・・・適量

【用意するもの】

巻きす(伊達巻き用の鬼すだれではなく、海苔巻きなどに使うものでOK)

【作り方】

(1)ボウルに材料を入れ、ハンドブレンダーでなめらかにする

ボウルに油以外の材料をすべて入れ、ハンドブレンダーでなめらかにしていきます。

「もしハンドブレンダーがない方は、ミキサーにかける、ザルなどを使ってはんぺんを裏漉す、泡だて器でしっかり潰すなどして、なめらかにしてあげましょう。しっかりペースト状にすることで口当たりもよくなりますよ」

(2)卵焼き器で焼く

卵焼き器を火にかけ、温まったらキッチンペーパーなどで油を全体に引きます。

卵焼き器に油がなじんだら弱火にし、新しいキッチンペーパーで余分な油を吸い取ります。

「油が多いと焼き色がムラになってしまうので、必ず余分な油は拭き取るようにしましょう。見た目にもきれいに仕上げるためのワンポイントです。なお油は、卵焼き器の側面にも忘れず引くようにしてくださいね」

卵焼き器から煙が出始めたらいったん火を止め、(1)の生地をすべて流し入れます。

再び火をつけて弱火にし、蓋またはアルミ箔をかぶせて10分ほど焼きます。

(3)巻きすで巻く

生地の表面が乾いていたら焼き上がりです。フライ返しなどで生地を取り出し、焼き色のついた面を下にして、そのままじかに巻きすの上に置きます。

「今回は焼き色が外に出る巻き方です。焼き色を内側にして巻くのももちろんあり。お好きな方でどうぞ」

伊達巻きの中心部となる巻き始めは、しっかり生地を押さえながら巻いていきます。そのまま、巻きすの中央を持ち、奥へと引っ張るようにして生地を巻いていきましょう。

「巻き始めがゆるいと、しっかり渦巻きになってくれません。焼き立てで熱いので、くれぐれもやけどには注意しながら、最初は丁寧に巻いていきましょう」

(4)輪ゴムで留め、粗熱を取る

巻き終えたら、輪ゴムで3カ所ほどきつく留めます。

「輪ゴムはきつくしっかり巻いてくださいね。ゆるいと渦巻きがへたれてしまいます」

輪ゴムで留めた巻きすは、カップなど入れるなどして、立てた状態で粗熱を取ります。

「焼き立てなので蒸気で水分が出てきます。もし横置きしてしまうと、接地面に水分が溜まってべちゃついた仕上がりに……。そうすると日持ちも悪くなりますから、必ず立てた状態で粗熱を取るようにするのがコツです!」

(5)包丁で好みの幅に切ったらできあがり!

粗熱が取れたら巻きすから取り出し、好みの幅にカットしたらできあがり! 冷蔵で2~3日以内を目安に食べ切りましょう。

 

キュッと渦の巻いた断面、ムラのない食欲をそそる焼き色……と、どこから見ても“伊達巻き”! でも、一般的な伊達巻きの1/2ほどとミニサイズなのがなんとも可愛らしい仕上がりです。

食べてみると、食感はしっとりフワフワ! ハンドブレンダーで生地をペースト状にしているので、口当たりはとってもなめらかです。また、水蒸気をしっかり逃がしたことでべちゃつき感は一切ありません。

なにより……甘すぎないのがいい! 市販のものは、砂糖などの甘味をガツンと感じることが多いですよね。けれど、沼津流のミニ伊達巻きは、卵の甘さがほんのり感じられる程度と甘さ控えめ。

白身魚を主原料としたはんぺんの存在も感じられる、奥行きのある味わいとなっています。これなら、食事に甘いのはちょっと……という方でも箸が進むはず!

筆者は、ほんのちょこっとわさびをつけて食べてみましたが絶品でした。おつまみにももってこいですよ。

お弁当のおかずやおつまみ、フィンガーフードとして集まりなどに振舞うのもいいかも! お正月はもちろん、ふだんの日もリピートしたくなる「ミニ伊達巻き」、ぜひトライしてみてくださいね。


 

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)、『母から娘に伝えるはじめてのLINEレシピ』(ART NEXT)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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