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初心者でも失敗なし!「三つ折りの角」をきれいに縫う方法【大人のお裁縫レッスン#22】

DIY

子どもの入園・入学などで活躍したミシン、使っていますか? せっかくなら、身近なアイテムをハンドメイドしたり、ちょっとしたお直しができるようになったら素敵ですよね。そこで、連載動画「大人のお裁縫レッスン」開講です!

お裁縫で多用される「三つ折り」。ランチョンマットなど、四角く仕上げるときは角の処理が必要となりますよね。初心者でも失敗なくキレイに仕上げたい!ということで、裁縫教室の講師を務める“たま先生”こと、常田玲美さんにそのやり方を教えてもらいました。

「額縁縫い」はキレイだけど、初心者には難しい…

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「三つ折り」とは、布端の始末のひとつ。布端を2回折り込むため、布3枚分の厚みとなります。

その厚みが倍となる「角」を見た目よく仕上げる方法のひとつに、「額縁縫い」というやり方があります(写真)。

「余分な布をカットするため厚みをおさえることができて、かつ、絵画の額縁のような見た目に仕上げられる始末の仕方です。けれど、“角度”がとても大切で、少しでもズレてしまうと布が浮いたり引きつったりしてしまうため、初心者には少し難度が高いかも……」とたま先生。

そこでおすすめなのが、シンプルに“三つ折りした辺同士を重ねて縫うやり方”ということで、早速教えてもらいました。

シンプルに角をキレイに縫う方法

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「余分な布を切ったりする手間もなく、単に重ね合わせて縫うだけですが、目打ち”(ピンセットでもOK)を使うと厚みのある角をキレイに縫うことができますよ」とたま先生。目打ちの使い方に注目です。

(1)向かい合う2辺を三つ折り縫いしておく

まずはじめに、向かい合う2辺を三つ折り縫いしておきます。短辺・長辺、どちらでもかまいません。

(2)縫っていない辺に折り目(または折り線)をつける

1)で縫っていない残りの2辺を、それぞれ三つ折りに折っておくか、折り線を引いておきます。線を引く場合は、必ず後で消せる印つけ用ペンなどを使いましょう。

(3)目打ちで布の重なりを押さえながら、布端から縫い始める

縫いはじめ、布の角を押さえの下にセットしたくても、指が奥まで届かず重なりが崩れてしまう可能性が……。

そこで登場するのが「目打ち」です!

指が届かないところまでしっかり布を押さえてくれるので、セットもスムーズ。

また、横から見てみると、布6枚分の厚みがギュッと押されて薄くなっていました。

針が落ちる少し手前を目打ちで押さえるのがベスト。布の厚みを少しでも薄くしてあげた方が断然縫いやすくなりますよ。

段差の部分は目飛びしやすいので、目打ちでしっかり布を押さえながら縫っていきましょう」

布端から針を入れ、段差のあたりで返し縫いをします。

(4)三つ折り縫いを進める

角の段差を越えたら、もう一方の角の手前まで三つ折り縫いします。

(5)目打ちで押さえながら、もう一方の角も縫う

もう一方の角も、縫い始めと同様に、目打ちで布の重なりを押さえながら縫っていきます。

「もし布端から布がはみ出していた場合は、目打ちで中におさめて布端をキレイに整えましょう」

返し縫いしたら、できあがりです!

できあがり!

縫いズレなどもなく、縫い目や布端がまっすくで見た目もキレイです。

目打ちがあれば、布を押さえて縫いやすくなるだけでなく、布端を整えるのにも一役買ってくれるので、頼りになります!

ハサミで余分な布をカットするような手間もないので、スピーディーに仕上がりますよ。ぜひ試してみてくださいね。

 

構成/kufura編集部

常田玲美(たま先生)
常田玲美(たま先生)

洋裁講師。

文化女子大学(現・文化学園大学)服装学部服装造形学科を卒業後、伊勢丹新宿店にて、紳士服のお直しの仕事に携わる。自身主宰の裁縫教室での講師のほか、ミシンメーカーでのワークショップの開催、出版物へのレシピ提供などで活躍中。現在は、毎月大人・子ども合わせて約40名以上の生徒をレッスン中。

『裁縫の楽しさを一人でも多くの人に』を目標に、Instagram(@nuinui.tamama)などで生徒作品や裁縫のちょっとしたテクニックを発信中。

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