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「玉留め」が浮いてしまった!2つのパターンでレスキュー方法を解説【大人のお裁縫レッスン#17】

DIY

手縫い作業の終わりに行う「玉留め」。苦手……と思ってしまう理由のひとつに「布から離れた位置に玉ができてしまうから」というのが挙げられるようです。そんな時は、どうリカバリーしたらいいのでしょうか? お裁縫教室の講師を務める“たま先生”こと、常田玲美さんに教えてもらいました!

浮いた玉留め、そのままだとどうなる?

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布から糸が抜けることはないし……と玉留めを浮いたままにしてしまうと、写真のように縫い目がゆるんでしまう恐れがあります。これでは見栄えもよろしくないので、なるべく浮かないよう玉留めするのがベスト。

もし浮いてしまった場合は、玉がどのくらい布から離れているかでレスキュー方法が異なります。2パターンあるので、当てはまるケースのやり方を参考にしてくださいね。

1:布から【1cmほど】浮いてしまった場合

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まずは、玉留めがおよそ1cm、あるいはそれ以上離れた位置にできてしまった時のレスキュー方法です。

失敗した結び目はそのままにして、次の(1)〜(5)の手順で玉留めをやり直してあげましょう。

(1)残っている糸で輪っかを作る

(2)縫い終わり位置に針の先端をあて、輪を小さくしていく

(3)いったん離した針を使い、失敗した玉留めを輪にくぐらせる

(4)ふたたび針を輪に通し、縫い終わり位置に当てながら輪を小さくする

(5)抜いた針で玉を抑えながら糸を引っ張り、引き締める

余分な糸を切ったら、レスキュー完了!

2:布から【5mmほど】浮いてしまった場合

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続いては、5mmほどと比較的布から近いところに玉留めができてしまった場合です。失敗した玉を巻き込ませながら、通常の玉留めを行って1つにまとめていきます。

(1)針に2回ほど糸を巻く(失敗した玉留めを巻き込みながら)

(2)巻きつけた糸を下にギュッと引っ張ってから、針を抜く

(3)失敗した玉留めを巻き込ませてひとまとまりにし、指でしっかりまとまりを押さえながら糸を引いてひとつの玉にまとめる

余分な糸を切ったら、レスキュー完了!

失敗した玉留めが1cm以上離れている時は、針先を巧みに使ってシンプルに一つ結びにします。通常の玉留めのやり方だと、針を抜くときに失敗した玉留めが引っかかってまごつきそうですが、この方法ならうまく玉留めができそうですね。

そして、布から少しだけ玉留めが浮いてしまった場合は、失敗した玉を巻き込んでやり直すのがベスト! 失敗した玉の近くに玉留めをやり直してしまうと、結び目ギリギリで余分な糸を切ることになるかもしれないからです。

「玉留め後、私は5mmほど残すようにして余分な糸を切っています。これが短すぎると、結び目がほどけてしまう恐れがあります」(たま先生)

布から糸が抜けないための玉留めですから、玉が少し大きくなっても巻き込んでしまうのがいいというわけなんですね。

玉留めに失敗しちゃった!という時は、いずれかの方法をぜひ試してみてくださいね。

 

構成/kufura編集部

常田玲美(たま先生)
常田玲美(たま先生)

洋裁講師。

文化女子大学(現・文化学園大学)服装学部服装造形学科を卒業後、伊勢丹新宿店にて、紳士服のお直しの仕事に携わる。自身主宰の裁縫教室での講師のほか、ミシンメーカーでのワークショップの開催、出版物へのレシピ提供などで活躍中。現在は、毎月大人・子ども合わせて約40名以上の生徒をレッスン中。

『裁縫の楽しさを一人でも多くの人に』を目標に、Instagram(@nuinui.tamama)などで生徒作品や裁縫のちょっとしたテクニックを発信中。

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