<用意するもの>
nullフェイスパウダーは粒子が細かく、肌に厚みが出ないものを。リキッドアイブロウは発色が薄いタイプのほうが、初心者でも失敗しづらくておすすめです。ウォータープルーフタイプを選ぶとより落ちにくく。ぼかしに使うスクリューブラシは、毛が硬すぎると描いた眉を削って消してしまうことがあるので、程よくやわらかいものを選んで。
「落ちない眉」は描く前の“土台”づくりが最重要ポイント!
null(1)眉まわりの油分をティッシュで抑える
「消えない眉」を描くためには、落ちにくい眉アイテムを選ぶことも大切ですが、アイブロウペンシルやアイブロウパウダーが肌の上ですべらずにちゃんと発色するように、しっかり定着する“土台”をつくることが肝心です。
スキンケア、ベースメイクまで終えたら(アイメイクやチークなど他のメイクはお好みの順番で)、眉メイクをスタート。ここでいきなり描き始めないで! まずは、ティッシュを小さく折りたたみ、眉まわりの油分を軽く抑えます。 さらに、眉の中に溜まっているスキンケアやファンデーションの油分も忘れずにオフ。眉尻から眉頭へ向かって眉毛を立たせながら、眉の中、根元の肌の油分をしっかり取りましょう。
ここで油分をしっかり取っておくことで、この後描く眉の“もち”が全然違ってくるんです。
(2)眉周り、眉の根元にフェイスパウダーをのせる
次にフェイスパウダーを小さめのブラシ(アイシャドウブラシなど)で取り、ブラシを左右に細かく振りながら、眉の根元の肌に薄くのせていきます。
フェイスパウダーは余分な油分を吸着し、肌表面を整えてくれるので、眉メイクが定着しやすくなり、皮脂崩れも防止できるのです。ここでパウダーファンデーションを使うのはNG! 眉が厚ぼったくなり、保湿成分によって皮脂崩れしやすくなってしまいます。
(3)リキッドアイブロウで眉を描く
リキッドアイブロウで眉全体を描いていきます。一気に長い線を描くとベッタリした眉になってしまうので、筆の先端を使い、毛流れに沿って一本一本を毛を描くイメージで、スッスッスッと短い線を何本も描いていくのがポイント。 リキッドタイプは皮脂や汗に強く、土台として仕込むことで、上に重ねたアイブロウパウダーやアイブロウペンシルが落ちてしまっても、ちゃんと残ってくれます。
(4)スクリューブラシでぼかす
リキッドアイブロウが乾く前に、スクリューブラシで毛流れに沿ってぼかします。自然な影感になり、これが「落ちない眉」の‟土台”です!
スクリューブラシは、アイブロウと付属になっていたりもしますけれど、専用のものを購入すると使いやすさが断然違います。何本ものブラシをとことん試した私が「ぼかしに最適」と自信を持っておすすめできるのがこの2本。程よい硬さで描いた眉を削りすぎることなく、ふわっと自然にぼかせます。
(5)土台の上からいつものように眉を描く
あとはこの‟土台”の上に、普段使っているアイブロウパウダーやアイブロウペンシルで眉を描けば、「落ちない眉」の完成です! 汗や皮脂、ハンカチとのこすれなどで、後からのせたパウダーの眉が落ちてしまったとしても「土台」は残るので、いつのまにか眉が消えてた……なんていう事態にはならないんです。
これで汗をかく夏場も、凛とキレイな眉をキープできますね。手持ちのコスメでできる「落ちない眉」のための“土台”、ぜひ明日から仕込んでみてください!
(構成/松村有希子)