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25周年を迎える「KEYUCA(ケユカ)」の歴代大ヒット商品、売れるのも納得の便利さを解説

暮らしの中で感じる“小さな不便”を解決してくれる、生活雑貨やインテリア、アパレルなど、幅広いアイテムがそろう『KEYUCA(ケユカ)』。2025年にはブランド誕生から25周年を迎え、数々のヒット商品を世に送り出してきました。今回は、その中から今も売れ続ける名作をご紹介します。

整理収納アドバイザーと開発「KEYUCA両開きダストボックス」

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「KEYUCA両開きダストボックス」(左:L 税込み1,990円、右:LL 税込み5,280円)

片足でレバーを踏むだけで蓋がぱかっと開くごみ箱って、便利ですよね。なかでも蓋が左右両開きになっているタイプは、限られたスペースでも蓋が開閉でき、置き場所の選択肢が広がります。この形を最初につくったのは、実は『ケユカ』なのだとか。

KEYUCA両開きダストボックス」(SS(3.6L) 税込1,990円~LL(42L) 税込5,280円)は、2016年に発売。カラーはホワイトとブラックの2色展開で、その売り上げはシリーズ累計で94万個(20259月現在)。無駄のないシンプルな形状ながら、考え尽くされた機能性に、「このごみ箱じゃなきゃ!」というリピーターも多いそう。

蓋が静かに閉まる「静音機能」

蓋付きごみ箱は、においにくく、見た目もすっきりする一方で、蓋が閉まるときの「パタン!」という音が付きもの。たとえば赤ちゃんが眠っていたり、夜間や早朝だったりと、静かにしたいときにちょっと困ります。

KEYUCA両開きダストボックス」は「静音機能」付き。蓋がふわ~っと優しく静かに閉まります。

耐久性に優れた「金属パーツ」

後ろ側には「シャフト」と呼ばれる金属パーツが使われています。

蓋の開閉に必要なパーツは、丈夫な金属パーツを使用しています。さらに3万回もの実証実験で、耐久性を立証。日に何度も開け閉めするからこそ、この結果に安心しました。

なお、こうしたパーツは、万が一壊れたら交換も可能です(有償)。

分別できる「袋どめ」

LLの内側。

今やごみの分別は必須。細かくなっている自治体も増えています。ただ、キッチンにいくつもごみ箱を置くのも難しいという方もいらっしゃるでしょう。

KEYUCA両開きダストボックス」はサイズによりますが、1袋はもちろん、同時に2袋、3袋とセットできるように、袋どめに一工夫。袋の取り付けもしやすい形状です。

「袋ストッカー」付き

プラスチック製の「袋ストッカー」。

内側には、替えのごみ袋をストックできる「袋ストッカー」も付いています。

交換するたびに別のところからごみ袋を持ってきたり、ごみ箱の中に替えのごみ袋を入れておき手を突っ込む……などといった余計なアクションがなくなります。また、ごみ袋のストックのために収納を取らなくていいのもうれしい!

引き出しやすい「キャスター」

キャスターが転がしやすいよう、底面が少し斜めになっているのもポイント。

後ろ側には、2つのキャスター付き。

個人的には、このキャスターが出っ張らず、すっと本体に収まっているところが好印象。見た目がすっきりすることはもちろん、埃なども溜まりにくいのでは? ちなみに蓋もしっかり指がかかるようになっており、ゴロゴロと引き出しやすいです。

このほか、内側が拭きやすいシンプル設計で、ごみが設置した袋いっぱいに捨てられる「KEYUCA両開きダストボックス」。毎日使うごみ箱を、もっと快適なものにしたいとお悩みの方はチェックしてみてください。

約270gと軽量すぎる「N撥水ライトシェルリュック」

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別売りの「バッグ用付け替え引手(4本セット)」(税込550円)で遊び心を加えることもできます。
中身を減らすと、とっても薄くなります。

両手があくリュックは、通勤や通学、お子さんとのお出かけ、旅行にと、老若男女やシーンを問わず人気です。筆者も仕事のときや子どもと一日出かける日など、ほぼ毎日愛用しています。

一方で、毎日使うなかで地味〜ぃにストレスなことも。たとえばリュック自体が重い、雨が降ったときに濡れてしまうなどといったお悩みです。

そんな筆者が「これ欲しい!」と飛びついたのがN撥水ライトシェルリュック」(税込3,300円)です。20222月に発売され、シリーズ累計で11.8万個(20259月現在)売れたヒット商品なのです。

まるで羽のように「軽量」

背負ってびっくり。「今、背負っていますよね?」と思わず周囲に確認。

まず、驚くべきはその軽さ! 約270g500mlのペットボトル半分ほどしかありません。

実際に背負ってみましたが、バッグ自体の重さはほぼ感じない。というか、わからない。それほど軽いけれど、物を入れても変にたわむことがありません。

容量は約12Lと、やや小ぶりですが、A4サイズにも対応しています。また、対荷重は9kg。内側にはPCや書類を入れるのに便利なオープンポケット付きなので、ビジネスシーンにも活躍しそう。筆者のMacBook 13インチもばっちり入りました。

「耐久性」と「お手入れのしやすさ」を両立した素材

内ポケットに「KEYUCA」のロゴ。「CORDURA」のタグもついています。

大切な荷物を持ち運ぶからこそ、バッグはやはり丈夫であってほしい!

N撥水ライトシェルリュック」に使われているのは、「CORDURA(コーデュラ)」という、通常のナイロンの7倍もの強度があるナイロン素材です。これは、軽さと丈夫さを両立する、アウトドアメーカーも選ぶ素材です。

また、生地に雨傘と同等の撥水加工を施しているのもポイント。出先で急に雨が降ってきた!というときにも安心ですね。

「シンプル」なデザイン

外ポケットは、ジッパーが目立ちにくいつくり。
開けると、鍵やパスケースが付けられるようになっています。

超軽量&丈夫を謳う「N撥水ライトシェルリュック」ですが、筆者はシンプルなデザインに最もぐっときました。

外側にロゴなし。外ポケットもジッパーなどが目立ちにくい仕様。カラーは、ブラック・アイボリー・グレーとベーシックな3色と、とにかく無駄がない。だけど、必要なポケットは備わっていて……まさに必要最小限といいましょうか。

ナイロン素材のリュックはともするとカジュアルになりすぎるのですが、こちらはすっきりキレイに背負えると感じました。

「超軽量」がゆえに

ショルダーベルトはやや薄め。

一点、気になるのは、超軽量を追求したがために背面やショルダーベルトのクッション性が甘めなところ。二兎を追う者は一兎をも得ず……荷物の多い方はご検討を。

取材で1日中歩き回ることも多い筆者は、パソコンがあまり触れない(でも、何かあったときのために携帯したい)日や、旅行のサブバッグによさそうだと感じました。

ツメに優しい「楽に洗えてふんわりランチボックス」

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「楽に洗えてふんわりランチボックス」(500ml 税込979円)

お弁当派の「こうだったらいいな」が詰め込まれているのが「楽に洗えてふんわりランチボックス」(500ml 税込979円、700ml税込1,089円)です。その名の通り、おかずやごはんがふっくら盛り付けられるようになっています。

こちらは2023年12月に発売後、20カ月で約5万個のヒット!

蓋とパッキンが一体化した「洗いやすい蓋」

一体化させる技術はかなり難しいそうです。

お弁当箱といえば、パッキンを外して洗うのはちょっと面倒……。小さなストレスですが、チリツモ。

「楽に洗えてふんわりランチボックス」は『ケユカ』の開発技術力を活かし、通常ではむずかしい蓋とパッキンを一体化。お弁当のたびに「いやだなあ」と思う手間を減らしたのだとか。パッキンをまた組み立てるのも面倒なので、これは嬉しい!

ツメの負担が軽い「楽開けロック」

ネイル派もうれしい。軽い力で開きます。
パカッ。内側も角が穏やかな曲線で、洗いやすそう。

通常、お弁当箱の蓋を留めるロックは下から上に向けて外すものがほとんど。「楽に洗えてふんわりランチボックス」の場合は、上から下へ向けて外すので、手指への負担が少なくてすみます。

爪が弱い方や、ネイルを塗っている方にとってもうれしい仕様。筆者も親指の爪が割れやすいので、これはありがたい!と感じました。

シンプルながら欲しい機能が詰まっています

ロゴは蓋の右下に、さりげな〜く。

とくに夏場はお弁当が傷まないように気をつかいますが、本体は抗菌剤入り。だからといって完璧と思ってはいけませんが、お弁当箱自体が抗菌仕様だと安心感が生まれます。

また、本体のみ電子レンジが使え、食器洗い乾燥機もOK。

一点、注意すべきは完全密閉ではないところ。汁気の多いおかずは入れないほうがベターです。とはいえ、そんな懸念点など工夫で乗り切る!と思える良品でした。

毎日に役立つ商品がたくさん!

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取っ手がないので仕舞いやすい直方体の計量カップ「monolim 計量カップ」(税込み429円)。これ一つで大さじ小さじ、計量カップを兼任。四隅の口が注ぎやすくなっています。
ティッシュ1箱がきちんと収まる、かわいい家型のティッシュケース「Moiコンパクトティッシュケース」(各 税込み1,089円)。引き出しやすさにこだわったそう。

今回、『ケユカ』のヒット商品を、見て、触れて感じたことは、使い勝手のよさはさることながら、シンプルで使うシーンや好みを選ばないものが多いということ。そして、長く愛せそうなものが多いということでした。

ものを買うって、お金も時間も使います。筆者は一つ買うのにも、ウンウン悩むほう。だからこそ、せっかく買うのなら、そのものによって暮らしやすくなったり生活がたのしくなったりしたらと考えています。

『ケユカ』のヒット商品は、そんな想いにも寄り添ってくれると感じました。気になる方は、どうぞお店を除いてみてください。

【取材協力】
ケユカ

ニイミユカ
ニイミユカ

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote

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