みんな悩んでいる、汗と匂いの問題
null先日、ママ友4人で飲んでるとき、汗と匂いの話になり、大盛り上がり(笑)。1人が「『荒地の魔女(※)』ばりに汗をかき、仕事と部活から帰ってくる夫や子どもを“汗臭い!”と非難できないほど自分が臭かった!」というと、残り3人も「私も!」「私も!」と同調(笑)。
昔は“30℃”と聞くと「猛暑!」と感じたものですが、今や日々「今日は37℃です」「渋谷で40℃を観測しました」なんてニュースを聞いてしまうと、「なんだ、今日は30℃か、過ごしやすいな」と思うようになってしまいました。ですもの、かく汗の量も昔と違って当たり前。だからこそ汗と臭いに対応していかなければなりません。
※「荒地の魔女」とは、映画『ハウルの動く城』に出てくるキャラクターのこと。階段を上るシーンで滝のような汗をかくため、夏の自分の形容詞としてよく使わせていただいています。
鉄則:夏の服は“その日のうちに洗う”
null以前取材で専門家の方に、「実は汗そのものは無臭だけれど、時間が経つことで菌が繁殖して臭うようになる」という話を聞きました。その話を聞いて、「だから汗を吸い込んだ洋服って時間が経つと臭うようになるんだ!」と気づき、それ以来、夏はどんなに疲れていても“その日の洗濯物はその日のうちに洗う”をスローガンに、洗濯をしています。
いえ、普段から毎日きちんと洗濯をしている方はいいのです……私のように油断すると洗濯かごに洗濯ものが“蟻塚”のようになっている人は、ぜひこのスローガンを!
洗剤はやはり夏は少し消臭パワーの強いものを使用。運動をする息子さんや外回りの営業職のパパがいるママさんから教えてもらった「ワイドハイターPRO」。これ、効きます!
そして洗濯する際、洗濯物や洗剤と一緒に入れるのは『レノア』の「抗菌ビーズ」と、柔軟剤は“SPORTS”タイプを。これもスポーツをやっているお子さんを持つママから「スッとした香りで、フローラルや甘い系の匂いじゃないから、家族全員で使えるよ」と教えてもらったものです。
基本はいつもの洗濯洗剤に、「ワイドハイターPRO」×『レノア』の柔軟剤で洗っていますが、服が汗をかなり吸い込んでしまった日には「抗菌ビーズ」をプラス。これでかなり汗のにおいをシャットアウトしてくれます。
Tシャツは白か黒、ドライ生地一択!ひと夏着たら処分
null何年前からでしょうか。コットン100%のTシャツが着られなくなりました。汗をかいては乾く間もなく、また汗をかくので、1日外を回って仕事をする日など、コットンTシャツだと夕方には汗を吸ってしまってじっとり……不快指数MAX!
以来、速乾性の高いドライ生地のTシャツしか着ません。色も白か黒。ネイビーやグリーン系、ブラウン、グレーも着たいのですが、もはやドライ生地でも耐えきれないほど汗をかいてしまうので、これらの色だとばっちり汗じみが目立ってしまうんです。なので少しかく汗の量がおさまる秋まで我慢……!
Tシャツは去年から『ユニクロ』の「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)」1,990円一択にし、シーズンはじめに黒と白を10枚ほど大人買いしていたのですが、今年『GU』で1枚990円のドライTシャツを発見! こちら、安いのに良かったので、今年は併用して着ています。
また、去年からひと夏着たら、Tシャツを処分。新しいものに買い替えるようにしています(もちろんそのまま捨てず、はさみで切ってウェスとして掃除に使ってから捨てています)。今までは1枚Tシャツを買ったら数シーズン着ていましたが、もはやTシャツが吸っている汗の量がおかしなことになっているので、きれいに洗濯してしまっても、翌年取り出してみるとやっぱりなんとなく臭うんです……。なので思いきって、Tシャツは毎夏ごとに新しいものにブラッシュアップすることにしました。
もはやブラなど付けられない!肌着は「カップ付きインナー」が優勝
nullそしてここまで汗をかくと、肌着も気を付けたいところ。 昔はブラジャーの上にすぐTシャツやシャツを着ていたのですが、今はかく汗の量がハンパないので、汗を吸収してくれる肌着を1枚はさまないと不快でたまらないですよね。
とはいえブラジャー×キャミソールは洗いものが増えるし、この暑さの中、ワイヤー付きのブラなんかつける勇気も元気もありません。夏は“カップ付きインナー”しか着ません、着られません! ということで、先のママ友たちとも、どこのカップ付きインナーがいいか意見交換。
みんな『ユニクロ』『GU』『しまむら』『ヒラキ』で買っていました。私も『ユニクロ』『GU』派でしたが、今年、超快適な“カップ付きインナー”を新たに発見! 日本を代表する肌着メーカー『グンゼ』のもので、なんと『GU』や『ユニクロ』のカップ付きインナーより安かったのです! しかも完全無縫製なので、縫い目がなく肌によりそうようにフィット。
タグすらも縫い付けておらず、プリントで処理。苦しくなく、かゆくなることもありません! 汗吸収も良く、滝汗タイプの私でも大丈夫でした。最初試しに1枚買ったのですが、あまりに快適で即日、4着買い足しました!
ボディシートは、「“ギャツビーの桃”を買え」が合言葉
null日本の異常な夏に、ボディペーパーは必需品。わが家も家で使う用とは別に、各自1つずつ会社や学校に持って行かせています。これで拭くだけでかなりすっきりしますものね。
わが家はボディペーパーと言ったら、2年ほど前から「ギャツビー」の「フリーズピーチ」一択! なぜなら数年前「ツイッター(当時)」で、お相撲さんが“いちばん効果のあるボディペーパーは「ギャツビーの桃」。拭けば八甲田山”と言っていたというポストを見たからです。
確かに他のボディペーパーも使ってみましたが、やはりお相撲さんのいうことは正しい。“ギャツビーの桃”がいちばん冷えるし(八甲田山にいるように冷え冷え!)、身体の臭いも取れる。しかも冷蔵庫で冷やしてから使えば、“痛いくらい”冷えます(笑)。ちなみに、『ドン・キホーテ』では、限定の“Wピーチ”も売っています。
桃は汗に最強なのでしょうか。知らぬ間にこの“フリーズピーチ”の冷感スプレーやデオドラントスプレーも出ていたので、化粧品のように“ライン使い”しています(笑)。
メンズしか勝たん!デオドラントスプレー
nullデオドラントスプレーも、学生時代からずっとレディースのものを使っていました。ただ、正直あまり効果を感じていませんでした。
数年前、たまたま「8×4 メン デオドラントスプレー スマートシトラス」のサンプルをいただき、使ってみたのですが、これが良かった! レディースよりも香りが強いんですね。以来、メンズのものを使用しています。
『MARO17』は頭皮にも使えるので、すごくすっきりしますよ!
バッグの中にはいつも冷感スプレーを
null先のご紹介したデオドラントスプレーは出かける前にシュッとしますが、出先では同時に冷感効果も得られるスプレーを使っています。去年までは「シーブリーズ」のものを使っていたのですが、今年は「オキシ―(R)」に。「オキシー(R)」の方が冷感が強く、暑がりさんにはおすすめです。
ドライシャンプーで“臭う頭皮”もすっきり!
null頭にも汗、めちゃくちゃかいていますよね。何かのときにふと自分の頭皮のにおいが気になるときがあって、去年の夏、初めてドライシャンプーデビューをしました。モワモワと熱を持った頭がこれですっきり! かなり快適になるので、おすすめです。
シャツや肌着に吹きまくり!現場作業やディズニーランドで大活躍
nullシャツや肌着にスプレーして涼感を得るスプレー。確かに一時的なしのぎにしかならないかもしれませんが、こまめにスプレーすることでやっぱり過酷な暑さの中で動く日には助かっています。今年、ものすごい種類が増えましたものね!
いろいろ使ってみましたが、「激冷えくん」がなかなか効果的だと思っています。炎天下の中で作業することもある夫の肌着上下にスプレーしまくっていますし、終日外まわりの日やディズニーランドに行くときには必ず持っていっています。
ボディソープはクール系とデオドラント系2種類を用意!
nullボディソープは暑さの種類によって使い分け。2種類用意しています。
湿度が高く、ベタつく汗・臭う汗をかいた日にはデオドラント系のボディソープを使用。長年使っているのは「柿渋ボディソープ」。
「ハダカラ」のデオドラントボディソープは今年初めて使ってみたアイテム。泡タイプなのでなんとなく“優しい”イメージがあって、どこまで臭いが取れるんだろう?と疑っていたのですが、しっかり身体の臭いも取れるし、洗い上がりもさっぱり、すっきり! でも“うるおいデオドラント”と言われるだけあって、ちゃんと最後、しっとり感が残っているので、子どもにも使わせています。
「MARO17 パーフェクトボディソープ」は、スーパーやドラッグストアで買うボディソープにしては高額! でもさすがこのお値段だけあって、香りが高級ブランドのボディソープみたいなんです! なのでデオドラント効果はもちろん、香りも楽しめ優雅な気持ちになれます。
そして冷感が欲しいときのボディソープ。
「ドクターブロナー」と「シーブリーズ」はかなり昔、20年くらい前から夏になると愛用。そして今年、新たに使ってみたのが「マーロ」のクールボディソープ。スースー感のレベルは、「ドクターブロナー」>「マーロ」>「シーブリーズ」。日本のこの暑さに、メントール系のボディソープはもはや必需品。スースー感は好みに合わせて選んでみてください。
汗&臭い対策には、入浴剤も欠かせません!
nullシャワーだけだと表面の汚れしかとれませんが、入浴することで毛穴が開き、しっかりと汚れや臭いが取れ、汗や臭い対策につながります。何よりも何年か前、ひと夏シャワーで済ませてしまったことで、秋になってからどっと夏の疲れが出てしまい、ひどい夏バテに。以来夏でも必ず毎日、入浴するようになりました。とはいえこの気温でただ入浴するのはなかなか辛いので、クール系の入浴剤を使っています。
いかがでしたか。今回は、2024年バージョンの汗と臭い対策を書かせていただきましたが、きっと来年はまたさまざまな商品が出てきて、アップデートされていくと思います。
9月になり、36℃、37℃という平熱~発熱ばりの気温の日はなくなりましたが、まだまだ30℃台。汗とにおいとの闘いはまだまだ続きますから、少しでもお役に立てれば幸いです。
編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram