高級ホテルのアメニティで「竹歯ブラシ」が採用されたと知って
nullそもそも『MiYO-organic-』を知ったきっかけは、2020年に開業したマリオット・インターナショナルが運営する高級ホテル「東京エディション虎ノ門」のニュースでした。
建築家・隈研吾氏が設計を担当したこともあり、木材を用いたデザインの客室に、環境を配慮したアメニティとして竹歯ブラシやコーム、紙パックのお水を用意されているというエシカルなコンセプトに感動したのを覚えています。
歯ブラシはプラスチック柄のものしか知らず、竹の歯ブラシがあるなら使ってみたい!と調べるうちに『MiYO-organic-』にたどり着いたのです。
ホテルのアメニティって1泊で捨ててしまうのが当たり前で、プラスチックゴミとして廃棄されているそう。日本国内のホテル客室数は約162万室と言われており(2020年1月時点※)、ホテルで毎日捨てられる量は相当な廃棄量になります。
ホテルに宿泊した際、将来の地球のために、そして何世代も先の未来のために現状を変えねばならぬ!と思い『MiYO-organic-』の商品開発がスタートしたとか。
※出典:HotelBank
『MiYO-organic-』のInstagramでも紹介されているように、「オーガニック竹歯ブラシ」の柄の部分は、農薬や化学肥料を使わず育てられた3年目の孟宗竹(もうそうちく)でできています。生産管理が徹底された中国産の竹を使用されているのだとか。使い勝手や品質へのこだわりを感じられます。
そしてパッケージには日本の竹を練り込んだ竹紙を使用。とことん環境にこだわったものづくりが素敵ですよね。
さて、「オーガニック竹歯ブラシ」の使用感ですが、日本人の口に合わせてヘッドは小さめのつくりで奥歯まで磨きやすい! 1本1本丁寧に磨くのに適しています。子どもにもきっといいサイズ感だと感じました。
ホテルアメニティから商品開発が始まった商品だったので、バサバサしないかな?1カ月持つかな?と不安はあったものの、歯や歯茎への毛あたりも優しく品質もいい!
ただ、防カビ剤など一切不使用なため、歯ブラシ立ての部分にカビが発生することもありました。ただこれも使用して1カ月くらい経ってからのことだったので、交換の目安だなと燃えるゴミに。気になるようなら、歯ブラシは立てて収納するのではなく、ヘッドをひっかけて浮かせるタイプの収納が向いていると思います。
レジ袋有料化や紙ストローの普及など、環境への取り組みが進んでいる現代の暮らしにおいて、おうちの歯ブラシもアップデートしてみてはいかがでしょうか?
ライター・緑川緒井
「やさしいくらし」をモットーにライフスタイル関連の執筆撮影などを行なっています。kufuraではファッション記事を担当。好きなことはお散歩とヨガです。