「一定期間、使用していないもの」は捨てる
null「どのくらいの間、使っていないかを考える。1年間、使っていなければ捨てる」(48歳/その他)
「1年以内に使用していなかったら、もう使用することはない可能性が高いので捨てます」(53歳/主婦)
「1年使わなかったら、新しかろうと捨てる」(47歳/主婦)
捨てるかどうか迷ったときの判断基準のひとつは、“使用していない期間”。今回のアンケートでは1年を目安として捨てるという声が多く寄せられました。
たしかに、洋服などワンシーズン着用しなかったものは翌年にも出番が巡ってくる可能性は低いといえそうです。「まだ着れそうだから」という言い訳は封印して、クローゼットをすっきり整理整頓してみてはいかがでしょうか。
「一時置き場」に集めて一定期間が経過したら処分する
null「一旦目の見えるところに置いて考える。2~3日しても使用しない場合は、潔く捨てる」(59歳/総務・人事・事務)
「段ボールを一つ用意して、その中へ。1カ月したらチェックして捨てるか活かすか決めるようにしている。気持ちの猶予ができることで、後悔なく選別できるようになるので」(55歳/その他)
「仮置きの紙袋の中に置いて後でチェックしています。気づくとたまっていて困ることがありますが……」(53歳/主婦)
捨てるかどうか判断に迷うものは、“保留スペース”に一旦、移動。その後、一定期間が経過して「やっぱり要らない」となったら捨てるというのもひとつのアイディアです。
この作戦をとる場合、守るべきルールが2つあります。まず、“保留スペース”は必ず目に付きやすい場所にすること。押し入れなどにしまいこむと、存在を忘れて捨てるタイミングを逸してしまいがちです。それから、猶予期限は厳守すること! 使わないまま一定期間が経過したのに「もう少し様子を見よう」と期限を延長したり、あまつさえ「やっぱりもったいない」と元の場所に戻したりしては、“保留スペース”が無意味になりかねません。先延ばしせずに鉄の意志で捨てましょう(自戒の念を込めつつ)。
「誰かに譲る」ことを検討する
null「いくらくらいで売れるか調べて大した金額じゃなかったら価値が無い証だから捨てる」(41歳/総務・人事・事務)
「まず売れるかどうか、必ずメルカリなどで調べる。二束三文だったら近くのブックオフに持っていく」(55歳/主婦)
「メルカリに出品してみる。捨てるにはもったいなくても売るなら手放すハードル下がるから」(43歳/主婦)
新品同様で捨てるには忍びないものは、フリマアプリなどを活用して誰かに譲るのもGOOD。自分にとっては不要なものを、必要とする誰かが使ってくれるのであれば、手放し甲斐がありますよね。
「迷う」くらいなら捨てる!
null「捨てるかどうか迷う物は要らないもの、という名言を聞いたので、迷った物のすぐさま捨てることにしている」(53歳/主婦)
「私のモットーは“迷うくらいなら捨てる”です。捨てるか、リサイクルショップに売ります」(53歳/その他)
「悩んだら、基本捨てます。物はどんどん増えるので。困ったら買い直します」(41歳/主婦)
「捨てると運が良くなると信じ込みます」(29歳/その他)
迷うくらいならきっぱり捨てる!……という思い切りの良いコメントも多数。たしかに、本当に必要なものであれば、そもそも迷う余地などないかもしれません。コメントにもあるように、万が一、あとで必要になったとしても買い直せば済む話。とりあえず“迷ったら捨てるが正解”と肝に銘じたいところです。
迷った挙句…「捨てません」!
null「迷うということはまだいるかもしれないので捨てずに取っておく。捨てて後悔したくないから。どんどんたまっていきます」(42歳/主婦)
「迷ってもそのままにしている。どうしていいかわからない」(52歳/その他)
「思い出深いものなどはあとから後悔しそうなので、とりあえず引き出しの中に保管しておく」(29歳/その他)
「私自身は迷ったらすぐに捨てたいタイプなのに、家族が物をためこむ。捨てても拾って戻ってくる(怒)」(30歳/学生・フリーター)
前述の“迷ったら捨てる”の真逆で、白黒決着が付けられない場合はとりあえずキープしてしまう……との声も少なからず寄せられました。特に、買い直しの効かない思い出の品などは、“今すぐ必要かどうか”という基準では割り切れない面もあるかもしれませんね。
ただ、コメントにもあるように“もったいない”病をこじらせると、ものがたまる一方……。期間を区切るなどして、“捨てる”方向にも舵を切らないと家の中が一向に片付きません。
これから年末の大掃除に向けて、少しずつ家の中のものを減らしていきたいところ。捨てるのが苦手な人はぜひご参考にしてみてはいかがでしょうか。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。