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入りきらないモノは「屋外収納」へ!でも、実際便利なの?導入している人に聞きました

新生活で環境が変わると、新しいものを買いたくなるもの。気づいたらものが増えすぎてしまい、収納場所がない……。そんな人もいるかもしれませんね。そんな時は、家の中ではなく屋外に収納スペースを作って活用するのも1つの方法です。

そこで今回『kufura』では、20~50代の女性263人に、自宅の屋外収納についてアンケート調査を実施しました。実際に、どんなことに活用しているのか、どんなものを入れているのかなどリアルな声が届いていますよ。早速見ていきましょう。

戸建てでは「約半数」が屋外収納を使用!集合住宅で活用している人も

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今回アンケートをとった20~50代の女性263人の内訳は、「マンション・アパートなどの集合住宅に住んでいる人」が50.6%(133人)、「戸建てに住んでいる人」が46.4%(122人)、「その他」が3.0%(8人)で、集合住宅と戸建てが約半数ずつ。

「自宅に屋外収納があるかどうか」「活用できているか」を聞いたところ、このような結果が出ています。

【全体】

■自宅に屋外収納はありますか?また、活用できていると感じますか?(263人中)

屋外収納がある・・・32.7%(86人)
 <内訳>
 活用できている・・・82.6%(71人)
 活用できていない・・・17.4%(15人) 

屋外収納はない・・・67.3%(177 人)

屋外収納はスペースを取るので、戸建て住宅とマンションやアパートでは、屋外収納事情にも差が出てくるはず。そこで、住んでいる家のタイプ別に調べてみると、以下のようになりました。

【戸建て】

■自宅に屋外収納はありますか?また、活用できていると感じますか?(122人中)

屋外収納がある・・・50.0%(61人)
 <内訳>
 活用できている・・・78.7%(48人)
 活用できていない・・・21.3%(13人) 

屋外収納はない・・・50.0%(61人)

【マンション・アパート】

■自宅に屋外収納はありますか?また、活用できていると感じますか?(133人中)

屋外収納がある・・・16.5%(22人)
 <内訳>
 活用できている・・・90.9%(20人)
 活用できていない・・・9.1%(2人) 

屋外収納はない・・・83.5%(111人)

戸建ての場合には約半数の家庭に屋外収納がありますが、マンションやアパートになると約17%となり、大きな違いが出ています。

戸建ならば倉庫を設置したりリフォームをしたりして後から屋外収納を作ることも容易ですが、マンションやアパートではそれが難しいケースもあるのでしょう。とはいえ、ベランダなどをうまく使って屋外収納を作っている人も多いようです。

活用率を見ると戸建て・集合住宅いずれの場合も高く、設置している人は「屋外収納が役立つ」と感じていることが伝わってきます。

屋外収納、どう活用してる?便利なポイント5つ!

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続いて「屋外収納がある」と回答した人に詳しい使い方を聞いたところ、さまざまな回答がありました。どんな目的で、どのように活用しているのでしょう。ここでは5つのジャンルに分けて、コメントと共に紹介していきます。

1:かさばるものを入れておけば、部屋が広くなる

「トイレットペーパーやティッシュペーパーを入れています。大量買いすると置き場所を取るので助かっています」(53歳/その他)

「大きめのスーツケースを置いています」(46歳/主婦)

「キャンプ用品を収納しています。お部屋を広く使えるので便利です」(36歳/主婦)

トイレットペーパーなどの紙類は、特売の日にまとめて買っておくこともありますね。ただ、かさばるため置き場所をとってしまうのは難点。また大きめのスーツケースや種類が多いキャンプ用品なども、家の中ではちょっと邪魔になってしまう場合があります。そこで屋外収納を活用して、家の中のスペースを広くして快適な生活を送っているようです。

2:臭いや汚れが気になるものも収納できる

「まだ回収日ではないゴミを入れています」(54歳/主婦)

「灯油のポリタンクなど、室内の収納に置きたくないものを置いています」(57歳/その他)

「愛犬が6匹いて、トイレシートなどは赤ちゃん用のオムツポットをベランダにおいています。全く臭いません」(26歳/デザイン関係)

生ごみや赤ちゃんのおむつ、ペットのおむつ……家の中に入れておくと臭いが気になるものは屋外収納に。また冬場には石油ストーブのための灯油も、汚れが気になるだけでなく、特有の臭いが苦手な人もいることでしょう。

庭仕事の道具や砂場遊びのアイテムなども、屋外収納に入れておけば泥や砂を室内に持ち込まずに済みますね。

3:季節もののアイテムの保管場所に

「季節外のタイヤや雪かきスコップを入れています。冬以外には使わないものを収納」(55歳/コンピュータ関連)

「クリスマスのライトなどを収納しています」(35歳/総務・人事・事務)

「2m弱の物置で、芝刈り機や季節物の収納に最適」(48歳/研究・開発)

季節に応じて出番がやってくるものも少なくありませんね。冬になればタイヤを交換したり、雪かきの道具が必要になったりします。でも夏はそれらを使わないので、屋外収納を利用しているそう。

他にもクリスマスのイルミネーションや芝刈り機など、季節に応じて使うもの、あるいは使用頻度が低いものは、多少取り出しにくさはあっても屋外収納に入れておけますね。

4:思い出の品の置き場所に

「子どもが幼稚園や小学校で作った品を保管しています」(47歳/その他)

「アルバムや服を入れています」(22歳/学生・フリーター)

お子さんが幼稚園や小学校で制作したものは、成長記録のようなもの。また写真が整理されているアルバムも、家族にとっては大切な思い出の品でしょう。捨てるのが難しいですが、かといって頻繁に取り出して見るものでもないので、屋外収納に大切に保管しているようです。

5:盗難防止や傷み防止にもなる!

「自転車を入れています」(48歳/企画・マーケティング)

「釣り道具、キャンプ用品などを保管しています」(59歳/主婦)

「屋外に設置したボックスに、車の掃除用品一式を入れています」(30才/その他)

自転車や釣り・アウトドアで使うものは、買うとなると思いのほか高額です。そのため、外から見える場所に置いておくと盗難される恐れも。直射日光に当たると傷んでしまう場合もありますが、屋外収納を活用すればダメージを与えずに保管できますね。

屋外収納を導入したのはよかったけれど…こんな失敗に注意!

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家のスペースを広げられたり、臭いや汚れが気になるものを入れておけたりと、生活を快適にしてくれる屋外収納。でも、「しまった!」と思うようなことも起きてしまうようですよ。実際にあった失敗談はというと……?

「古本をどっさり入れているけれど、この夏の湿気でカビてしまいました」(54歳/その他)

「家の勝手口の横に小さい道具入れを設置したけれど、もうずいぶん使っていなくて何が入っているかもわかりません。むしろ開けるのも怖いです」(39歳/主婦)

「結局は、収納があるだけモノが増えてしまい、ガラクタ入れになってしまっています。不必要なものが多すぎて、処分したいです」(57歳/総務・人事・事務)

屋外収納には、使用頻度が低いものを入れておく場合も少なくないので、その分扉を開ける機会も減ってしまいます。そうすると中のものがカビてしまうことも。また長期間開けずにいると、何を入れたのかさえわからなくなってしまいますね。

特に深さや奥行きのある収納の場合は、手前にどんどん新しいものを入れていくため、奥の方がブラックボックスになりがちです。気づいた時には使わないものだらけ、中身を全部引っ張り出して片付けをするしかない状態に……、これでは本末転倒かもしれません。

 

とはいえ、放置しないように注意してさえいれば、屋外収納はすっきりした暮らしづくりの心強い味方。

マンションやアパートなど、屋外収納を作りにくい場合もありますが、その場合はベランダなどを活用することもできそう。普段の生活を快適にするため、屋外収納にぜひ着目してみてはいかがでしょうか。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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