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あなたの家は「いつでも人を呼べるおうち」ですか?YESと答えた人の割合は?女性157人に聞いた

コロナ禍の真っ最中は、人を自宅に招いたり、逆に、他人の家を訪れたりするのはご法度という空気でしたが、最近ではそうした風潮が薄れ、人との直接的、親密な交流が復活のきざしを見せつつあります。ところで、みなさんのおうちは“人を呼べる”状態にあるでしょうか?

『kufura』では、女性157人を対象にアンケート調査を実施しました。

「あなたの家は“人を呼べる家”ですか?」

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自宅の状態について5つの選択肢のなかから最も近いものを1つ選んでもらったところ、結果は以下のようになりました。

「いつでも人を呼べると思う」・・・27票(17.2%)

「少しがんばれば人を呼べると思う」・・・43票(27.4%)

「かなりがんばれば人を呼べると思う」・・・14票(8.9%)

「なるべくなら人を呼びたくない」・・・39票(24.8%)

「決して人を呼べないと思う」・・・34票(21.7%)

“いつでも呼べる”と“少しがんばれば呼べる”を合わせて、4割あまりの人は、お客様を自宅にお招きしても特に問題ない状況とのこと。逆に、“なるべく呼びたくない”と“決して呼べない”の合算も4割あまりとなっており、肯定的・否定的な回答がほぼ2分する結果となりました。

続いて、グループ別に家がどのような状態なのか、具体的なコメントをご紹介します。

「いつでも人を呼べる」家の状態とは?

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「新築したのをきっかけに、かなりものを減らしたので、掃除も片付けも楽になったので」(52歳/主婦)

「ものを出していると掃除もし辛いし、埃もたまります。 ですので、普段からほとんどのものは収納して整理しています」(59歳/主婦)

「物が少なく掃除をしっかりしているから」(48歳/研究・開発)

「捨てるのが苦手でものにあふれた家ではあるが、基本的にまめに掃除や整理整頓はしていると思うから」(43歳/その他)

「一部屋は客間として、きれいな状態を保っているので、すぐに上がってもらえます。キッチンなどは客間から見えないので」(55歳/主婦)

いつでも家に呼べる人たちは、なるべくものを少なくして、シンプルな生活を心がけているようです。また、ものが多い場合、少なくともお客様から見える範囲はきれいに片付けている様子がうかがえました。

「少しがんばれば人を呼べる」家の状態とは?

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「散らかったものを片付けれ(隠せ)ば大丈夫です」(52歳/主婦)

「一日で部屋は散らかりますが、30分あれば来客に対応できる」(43歳/主婦)

「テーブルの上に子どもの道具が出しっぱなしだったり、細かい物がごちゃっとなっていたりはする。そこを手入れさえすれば人は呼べると思う」(29歳/主婦)

「掃除が行き届いていないと思う場所があります。 換気扇、トイレ、普段使わない和室など。 ぱっと見は気にならないけれど、よく見るときれいじゃないよね……と思う場所が多く、来客前に焦ります」(41歳/主婦)

「基本的に片付いているとは思うけれど、例えばコップだったりクッションだったりが相手のものがない。少しがんばって購入すれば呼べる」(32歳/その他)

“少しがんばれば人を呼べる”の“少し”とはどの程度なのかというと、日常生活で使うものなどが散らかりがちだけれど、それさえ片付ければ……ということを指すようです。

筆者含め「家の中がカオスでとても人様を呼べる状態ではない」という人は、まずはこの水準を目指すのがよいかもしれません。

人を呼ぶには「かなりがんばる必要がある」家の状態とは?

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「ものが多い。とんでもなく片付けないと引かれるくらいヤバいです」(40歳/その他)

「子どものものであふれており、相当気合いを入れて掃除して片付けないと呼べない」(47歳/営業・販売)

「いつも荷物が床置きになるのでそれをどけないといけない」(49歳/その他)

「玄関にまで色々な物が置いてあるから」(41歳/総務・人事・事務)

かなりがんばってようやく人を呼べるという家は、“ものが多すぎる”問題を抱えているもよう。家族構成やライフスタイルによって、やむをえない事情もあるかと思いますが、年末に向けて、今すぐ必要でないものはなるべく処分するように努めたいところです。

逆に、「人を呼びたくない」「呼べない」理由は?

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“なるべく人を呼びたくない”、“決して人を呼べない”グループでは、コメントに似たような傾向が見られました。なぜ、人を呼びたくない、呼べないのかというと……?

ものが多い、掃除が行き届いていない

「ものが多く、散らかっている。掃除もできておらず、自分でもやらねばといつも思っているが出来ていないため」(50歳/総務・人事・事務)

「父がものを捨てられない人で、ゴミ屋敷。物が多いと掃除もしにくく、埃も多いから。トイレは流すところが壊れていて、自分で調整しながら流さなきゃいけない」(29歳/学生・フリーター)

「あまりにも生活感がありすぎる。 普段からほぼゴミと水周りしか掃除していない」(31歳/その他)

「掃除しても掃除しても髪の毛が落ちているのが気になり人に見られたくない」(32歳/営業・販売)

さきほどご紹介した“人を呼ぶにはかなりがんばらないといけない”グループと同様、ものが多すぎることがネックになっているようです。

コメントにもあるように、ものが多ければ多いほど、掃除のハードルも高くなりがち。ますます家の中が片付かないという負のループにハマってしまうおそれもあるので、年末の大掃除などをきっかけに家の中にためこんだものを徹底的に処分するのもよいかもしれません。

ペットを飼っているから

「室内飼いで猫を飼っててトイレのにおいなどケモノ臭いから」(51歳/その他)

「リビングでうさぎと文鳥を飼っていて、いつもちらかっているし臭いが気になるので 動物大好きな人なら呼んでもいい。人が来るときはプチ大掃除をしなければならないのであまり人を呼びたくない」(28歳/コンピュータ関連技術職)

「チワワ2匹いるので毛もすごいので直前に掃除機がけとコロコロをしないといけないから」(42歳/主婦)

たしかに、ペットを飼っているといくら掃除しても抜け毛ゼロにはできませんし、においなども気になります。そのあたりに理解がある人でないと招きたくない……というのは、至極納得できますよね。

プライバシーを保ちたいから

「他人が来ると落ち着かない。テリトリーに入ってもらいたくない」(37歳/主婦)

「家はプライバシーの塊なので、もてなす場所ではないから」(50歳/主婦)

「潔癖症なので清潔にしているし、物も片付いていて必要なものしかない。でも、単純に、家は聖域だから人に来てほしくないので、絶対に呼ばない」(46歳/主婦)

家が片付いているかどうかとは別問題として、そもそも人を自宅に招き入れることに自体に抵抗があるという声もちらほら。これもひとつの価値観ではありますよね。

 

いかがでしたか? 筆者自身、人付き合いが薄く、ほぼほぼ自宅に人を呼ぶ機会はなさそうではありますが、それでも“呼ぼうと思ったらいつでも呼べる”程度にはものを減らしていきたいな……などと思わされました。みなさんもぜひご参考にしてみてくださいね。

次回は「人を呼んで恥ずかしくない家に暮らす人が日々心がけていること」を詳しくお伝えします!

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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