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実は…かなり見られてる!「よそのお宅の玄関で気になったこと」女性216人の本音が図星だった

“おうちの顔”ともいわれる玄関は、その家庭の暮らしぶりを如実に表すもの。よそのお宅を訪問した際、玄関に入った瞬間「なんかごちゃごちゃしてる」とネガティブな印象を抱いたり、逆に「きちんとしていて素敵!」と感心したりすることがあるのではないでしょうか。

『kufura』では、20代~50代の女性216人を対象に、“よその家庭の玄関で気になったこと”をテーマにアンケート調査を実施しました。自分にとっては当たり前で気づかないけれど、他人からは実はこんなところを厳しくチェックされている!? みなさんの赤裸々なコメントをご紹介します。

「なんだか不思議なにおいが…」

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今回のアンケート調査で断トツで多かったのは、においに関するネガティブな声。

「その家のニオイ。嗅覚が敏感なので、ニオイで帰りたくなることもあります」(50歳/総務・人事・事務)

「におい。換気がされてないとそのお家独特のにおいがするように感じました」(59歳/その他)

「動物のにおい。きれいにしていてもやはり動物はにおうのかと実感」(56歳/営業・販売)

「その家特有の匂い。自分ちも、におっているのかなと心配になる」(57歳/主婦)

「その家の匂い。香水やお香のにおいが強すぎると気になる」(40歳/その他)

生活臭というのはその家に住む当事者の鼻にはなじみすぎて、自分たちでは気づきにくいもの。また、においをごまかそうとして、むやみやたら人工的な香水などに頼ると、逆に悪印象を与えてしまうおそれも。独特のにおいを充満させてお客様から「帰りたい」などと思われないよう、日頃から換気は十二分に心がけたいものです。

「なんでこんなに大量の靴が…」

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「人数より多く靴が出ている」(49歳/総務・人事・事務)

「玄関が靴で溢れていて、家の中も乱雑なのかなと思ってしまった」(37歳/その他)

「靴がたくさん出ていて、自分の靴を置く場所に悩んでしまった。事前に行くことを伝えているので、せめて収納したり寄せたりしてほしかった」(30歳/主婦)

「靴がたくさん並んでいたお宅があってあまり印象が良くなかったので、自分の家ではスッキリさせよう!と反面教師になりました」(48歳/主婦)

においに次いで多かったのは、靴の出しっぱなし、脱ぎ散らかしを指摘する声。たしかに、通勤靴など日常的に履くものを都度下駄箱から出したり入れたりするのは面倒なので、家族ひとりにつき一足ずつは玄関に出していても許容範囲かも……。ただ、家族の人数を上回る分は収納しておきたいところです。

「なぜこんなものが玄関に?」

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「玄関に仕事道具がたくさん置いてあった。聞いてみたら部屋の中に入りきらなくてと言っていた。部屋の中がどんな状況になっているのかすごく気になった」(41歳/その他)

「玄関に野菜が置いてあり、新鮮味がなく何日も置いたままなのかと嫌な気分になった」(48歳/自営業)

「洗濯物が干してあった。もう干すとこ、ここしかないの?」(47歳/その他)

家の中におさまりきらないものを玄関に放置するのは考えもの。玄関はあくまで人が出入りする場所であり、収納スペースではありません。玄関にまでものがあふれてしまっているのは、家の広さに見合わないものを抱え込んでいるサイン。ためこみ癖、捨てられない病に陥っていないか要チェックです。

「ここはゴミ置き場?」

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「玄関に空き缶やペットボトルが置いてあって、外に置けばいいのにと思ったけど、見た目も悪いし、虫問題などもあるのかも」(40歳/主婦)

「ひもで縛ってある雑誌や新聞などが、いくつも積み重なっていたこと。ゴミ出しが面倒なんだろうなあと思った」(53歳/その他)

「夏場に石油ストーブが2台も置いてありました。処分するためでしょうか」(52歳/その他)

筆者自身、玄関をリサイクルゴミの置き場にしており、思わず冷や汗。だって、収集日の朝、スムーズにゴミ出しできて便利なんだもん……と言い訳したいところですが、お客様をお迎えする際には一時避難させようと心に誓いました。

「その飾り意味ある?」

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「数年前の干支が飾ってあったこと。普段掃除はしないのかな?と思いました」(35歳女性/パート・アルバイト)

「枯れた花が飾ってあったのが気になりました。飾るのも大切だけど、みっともなくなる前に片付けるのも大切だと思いました」(50歳/財務・経理)

「靴箱の棚の上が物であふれていた。写真や小物、たくさんありすぎて見た目がよくなかった」(47歳/パート・アルバイト)

「意味のない風水グッズ」(39歳/財務・経理)

雑誌で見かけるようなおしゃれな玄関ディスプレイに憧れますが、あれはインテリア上級者がすることかもしれません。ズボラな人がうかつに手を出すと、かえって美観を損なう羽目に……。やはり玄関には必要最小限のものしかおかないのが正解といえそうです。

「掃除が行き届いていないな…」

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「下駄箱の上に埃がたまっていたこと。毎日暮らしていると気付かないのかもと思った」(55歳/その他)

「玄関が砂だらけ。掃除しないのかなと思った」(33歳/総務・人事・事務)

「玄関の隅にほこりがたまっていた。うちにもあるけど……」(46歳/パート・アルバイト)

玄関は埃がたまりやすい場所ですが、どうしても家の中よりも掃除が後回しになりがちではないでしょうか。ただ、お客様からは掃除が行き届いていないことがしっかりチェックされているもよう。『kufura』の過去記事にて玄関掃除のコツをご紹介しているので、清潔感ある玄関を目指したい人はぜひ参考に。

「うちと比べてすごくきれい!」

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「家族5人で住んでいるお宅で玄関も狭いのに、それなりにきれいに片付いていてびっくりした。靴とかどこに収納しているんだろうと思った」(50歳/主婦)

「あまり細かいものがごちゃごちゃと置いていなかったこと。気をつけて片付けているのだなと感心した」(36歳/その他)

「靴も何もなくとてもきれいで、どこにしまっているのか気になった」(41歳/主婦)

ここまで主にネガティブな声をピックアップしてきましたが、逆に、「よその玄関がきれいで感心した」とのコメントも寄せられています。特に、靴の数は印象を大きく左右するようなので、玄関をきれいに見せる第一歩は靴を収納することかもしれません。

その他、こんなところがチェックされている!?

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「猫ちゃんが誰より早く走って出てきたこと。脱走防止用の柵などもなくていつか勝手に外に出ていっちゃうんじゃない?と心配になった」(39歳/公務員・団体職員)

「ペットがオシッコするとのことで、玄関にペットのオシッコシーツが敷いてあったこと」(33歳/主婦)

「玄関の靴箱の上に車のキーと家の鍵が置いてあって危機感がないなと思った」(57歳/その他)

「一人暮らしなのに傘立てに大量の傘が立ててあった。雨のときいつも買うのかなと思った」(40歳/その他)

 

以上、“よその家庭の玄関で気になったこと”をご紹介しました。筆者含め、「やばい、これうちの玄関のことだ!」と図星を突かれた人は、この機会にぜひ玄関まわりの収納や整理整頓を見直してみてはいかがでしょうか。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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