「もらった年賀状をどれくらいの期間、保管していますか?」
null今回のアンケート調査では、年賀状の保管期間に関して、最短「0日(もらってすぐ処分)」から最長「20年以上」まで23個の選択肢を用意。自分に当てはまるものをひとつだけ選んでもらったところ、結果は以下のようになりました。
第1位:1年・・・43票(20.9%)
第2位:20年以上・・・39票(18.9%)
第3位:3年・・・28票(13.6%)
第4位:10年・・・26票(12.6%)
第5位:5年・・・15票(7.3%)
第6位:2年・・・13票(6.3%)
第7位:1カ月・・・10票(4.9%)
第8位:0日(もらってすぐに処分)・・・ 7票(3.4%)
もっとも多かったのは、きりの良い「1年」。そして、「20年以上」、すなわち実質的には捨てられない派が僅差で2位につけるという結果に。
他方、「1カ月」や「0日(もらってすぐに処分)」など、スピーディーに処分する人は少数派のようです。
続いて、各グループのコメントを見ていきましょう。
第1位:1年・・・43票(20.9%)
null「毎年たまるので、新しい年のが届いたら古いのは捨てるようにしています」(47歳女性/主婦)
「昨年の年賀状を参考に新しい年賀状を作るので、1年分のみ保存している。それ以前のものは見返すこともないと思い、さくっと捨てている」(50歳女性/主婦)
「翌年の年賀状をつくる時期までとっておきます。年賀状じまいをしつつあるのですが、頂いた方はチェックしています」(46歳女性/パート・アルバイト)
年賀状をやりとりする人を把握するために、次の年末まで残しておき、新しい年賀状が来るタイミングで前年のものを捨てるというサイクルをとる人が多いようです。
たしかに、ずっとためておくとキリがありませんし、新年を迎えた時点でスッキリ処分というシンプルなルールは理にかなっているような気がしますよね。
第2位:20年以上・・・39票(18.9%)
null「今ではやりとりできない方からのものもあるので一生とっておくつもり」(55歳女性/主婦)
「基本的に物を捨てられないです。断捨離なんてとんでもない。恋人からのものは捨てましたが、年賀状はその家族の思いが詰まっているのでなかなか捨てられない」(50歳男性/会社経営・役員)
「厳選してですが、親しい友人で写真つきのもの、思い出の年賀状は保管して、ときどき見返しています」(44歳女性/その他)
「なんとなく捨てられずにいたけど、近年もう増えることはなくなったのでそのまま捨てずに置いている感じです」(46歳女性/主婦)
心のこもった年賀状は、やはりどうしても捨てられない……という声も続々。お店や企業からのダイレクトメール的なものは処分するとして、ごく親しい人に限定すればそれほどかさばるものでもありませんし、残しておくのもひとつの手かもしれません。
第3位:3年・・・28票(13.6%)
null「保管できるファイルがちょうど3冊分なので3年分保存している」(52歳女性/主婦)
「過去を振り返る事があるのは3年くらいなので」(50歳女性/財務・経理)
「3年くらいしたら、スマホで写真を撮って処分しています」(43歳女性/主婦)
「以前は毎年ファイリングして保管していたのですが……。今では年賀状じまいをしており、毎年数枚頂くだけなので、3年位を目処に見返して、縁がない人(年賀だけの付き合い)のものは処分しています」(48歳女性/主婦)
3年も経てば、中学生は高校生に。高校生は大学生や社会人に。社会人も仕事のポジションが変わるなど、何かと状況が異なるもの。定期的に処分はしたいけれど、1年は少し短すぎると感じる人は、3年をひとつの区切りにするのもいいでしょう。
第4位:10年・・・26票(12.6%)、第5位:5年・・・15票(7.3%)
null「いつまでも処分できなくなるので、10年を目安にして整理をしている」(37歳女性/主婦)
「意識しているわけではないですが、届く相手は決まっているので、定期的に捨てていっても問題ないから。10年分ぐらいなら保管にも困らないので」(55歳女性/主婦)
「数年一応保管しているが、5年たつと交流が途絶えたりする人も出てくるので」(41歳女性/主婦)
基本的には残しておきたいけれど、際限なくためこむわけにも……と、捨てるタイミングの見極めが難しい年賀状ですが、5年や10年といったキリのいい数字で処分してしまうのもよいかもしれません。
第6位:2年・・・13票(6.3%)
null「次の年に出すときの参考や、住所の確認、また、前年に喪中などのこともあるので、データで保管しているものの、念のため、漏れがないよう、2年間保管している」(53歳女性/主婦)
「2年間に来たメンバーの年賀状を確認して今回年賀状を出すメンバーを決める」(58歳女性/主婦)
「次の年の参考に2年くらいは保管していますが、たまりすぎてしまうのでその後は処分しています」(59歳女性/主婦)
年賀状をもらった分だけ返すために、そのリスト的な意味合いで2年分残しておくという人も。コメントにもあるように、喪中などで1年スキップする人もいるので、2年分をストックしておけば安心です。
第7位:1カ月・・・10票(4.9%)
null「お年玉発表が終わったらソク捨てる派です。年賀状にそこまで思い入れがないので、写真がついていてもあっさり処分しています」(39歳女性/公務員・団体職員)
「毎年たまるから早めに処分します」(44歳男性/会社経営・役員)
今回の調査では少数派でしたが、年賀状はなるべく早く処分するという声もありました。お年玉抽選番号が気になる派は1カ月だけ残しておくようです。
第8位:0日(もらってすぐに処分)・・・7票(3.4%)
null「手元に残すと捨てられなくなるので読んだら即座にシュレッダーにかけています」(32歳男性/営業・販売)
「ほとんど年賀状が届かないので……」(51歳女性/総務・人事)
お年玉抽選番号を確認するまで……と思って残しておくと、そのままうっかりためこんでしまうことも。捨て忘れを防ぐには、内容を確認してすぐに処分するのも選択肢の一つです。
その他、こんな意見も…
null「1週間。ここ数年、断捨離を決行しているので、とにかく早めに処分したいんです」(53歳女性/主婦)
「半年。遠方に住む家族が遊びに来た時に見せて、話題作りに」(57歳女性/主婦)
「4年。大量になって気になったら処分します。ただ家族写真やお子さんの成長がわかる写真はとってあります」(46歳女性/主婦)
「6年。年賀はがき用のファイルを無印良品で買いました。それがいっぱいになると、一番古い年を処分。それが6~8年くらいのスパンなのですが、近年送る枚数も貰う回数も減り、なかなかファイルがいっぱいにならないので、もう少し長く保管できると思います」(38歳女性/パート・アルバイト)
「15年~19年。会社の上司からの年賀状なので、時々読み返している」(44歳男性/その他)
以上、年賀状の保管期間に関するアンケート調査を実施しました。これまでにためこんだ年賀状をどうしようかな……とお悩み中の人は、ご参考にしてみてはいかがでしょうか?
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。