コミックエッセイ『サステナ片付けできるかな?』は、こんなおはなし
null夫と二人暮らし、小さい頃から片付けが苦手なコジマさんのところに、ある日編集の松田さんから連絡が。「お片付けの連載をしてみませんか?」というお誘いに、迷いつつもOKしたものの……(連載第1回「サステナ片付けできるかな…?」はこちらから)。
松田さんがまず教えてくれたのは、お片付けの基本的な考え方、
「片付けは、一度だけキレイにすることがゴールじゃない。
自分のとってサスティナブル(持続可能)なルールを決めること」。
小さい箱から片付け始めて、だんだんと大きなスペースを片付けられるようになっていく様子は、「これなら私にもできるかも?」と励まされる人多数。
もう二度と「汚部屋にリバウンドしない!」ための、持続可能な片付け術です!
夫との最大の共有場所「ダイニングテーブル」
nullダイニングテーブルは家族みんなが集う場所。だからこそ片付けても片付けてもすぐにごちゃつく……という経験があるひと、多いんじゃないでしょうか?
kufuraの連載の中で、コジマさんも夫と一緒にダイニングテーブルをお片付けしました(連載第7回 食卓テーブルを「夫と一緒に」片付てみて、わかったことは)。
あれからほぼ半年。その後きちんとキレイをキープできているの? コジマさんの「連載その後」を、作中にも登場する編集・松田さん(整理収納アドバイザーでもあり、片付けの指南役)が点検レポート!
__お久しぶりです! その後、ダイニングテーブルはいかがですか?
「(コジマさん。以下同)はい、それが……。夫のリモートワークが続いて、仕事関係の物がテーブルに侵食してきていまして……」
___その道具たちは、夫さんの仕事机には置けないんでしょうか?
「もともと夫の仕事机は簡易的なものでミニサイズですから、どうしてもキャパを超えちゃっていて。毎回ダイニングテーブルにPCなどを置くので、そのたびに“どけて”ってお願いしている状態なんです」
___うーん、それは不毛な戦いですね……。仕事するモノの「住所」が定まってない状況なんですね。
「この連載で“片付けとは、モノの住所を決めること”ということを学んで、それを肝に銘じて生活してきたのですが、夫の所有物はなかなか、自分の思うようにはならないので困っています……」
___夫さんの仕事机を大きいものに変えるのは、難しいんですよね?
「ちょうど押入れと棚に挟まれたスペースに机があって、それ以上は大きくできない感じなんです」
___であれば、やはりカゴですね。カゴを使って、はみ出ているPCたちを一括にまとめて、テーブルの下などに置いておく。これでダイニングテーブルは少なくともスッキリします。
「おぉ、カゴですか!洗濯物の一時置き場に使っていたような感じですね?」
___そうそう。あとはカゴをわざわざ買うのはもったいないので、使用していないトートバッグの中に入れたりして、持ち運び可能にするという手もあります。
「なるほど、トートバッグ……」
___床に直置きすると、その周りに他のいろんなモノが呼び寄せられて、「置いて良いゾーン」になってしまう危険性もありますが。
「わかります! その周りになんとなく置き場のない者たちが集まりがち。それ気をつけないと……」
___もしもカゴの代わりにトートバックを使うなら、それをS字フックにかけて、床への直置きを防ぐという手があります。そうすると余計なものが集まってこない!
「おー!あくまでも“浮かす”ってことですね。その線で、ちょっとまた夫と相談してみます」
長引くリモートワークで、普段は会社に置きっぱなしだったモノが自宅を侵食している方も多いんじゃないでしょうか? その時はひとまずカゴやバックを使ってひとまとめにしておくことがおすすめです!
そうすることで「片付いた状態をキープ」=「サステナ片付け」を実践できますよ。
(取材・文/松田紀子)
コジママユコ
マンガ作家、北海道出身。
マンガ好きとして幼少期を過ごす。当時一番好きだった作品は『こどものおもちゃ』。
2015年頃より、webを中心としてエッセイマンガ・ストーリーマンガの発表を始める。
好きな食べ物はみかん。寒くなってきた最近、1日2つはみかんを食べて過ごしています。Twitter @cotori9
<最新刊>
『サステナ片付けできるかな?』(小学館 1,540円)
片付けが苦手な作者・コジマさんが、なんとか自宅の片付けをマスターしていく「お片付け」エッセイ。サステナ片付け=リバウンドしない、キレイが続く片付け法のこと。この方法で片付けておけば、散らかっても秒で元通りに!
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