固定費を削減した
null「通信費のプランを見直した」(50歳女性/総務・人事・事務)
「格安SIMを使い、キャンペーン内容がいいタイミングで乗り換えした」(43歳女性/主婦)
「保険を見直したら月3万浮いた!!」(34歳女性/その他)
節約するうえで真っ先にメスを入れたいのは固定費。たとえば、スマホ料金の月額は、プランによっては一回線あたり数千円抑えられることもあり、家族全員で格安SIMに乗り換えれば4桁の節約も夢ではありません。
通信費や保険料以外にも、水道・光熱費の料金プランや、サブスクサービスなども見直す余地がありそうです。
外食などを控えた
null「飲料は基本買わずにマイボトル」(46歳男性/その他)
「ランチを自作お弁当に切り替えた」(49歳男性/コンピュータ関連技術職)
「外食を減らして、家で食べるようにしました」(40歳女性/主婦)
ふらりとカフェに立ち寄ったり、コンビニや自販機で飲料を買ったりするのを控えて、マイボトルを持参。一日あたりの節約額はわずかでも、年間で換算すればかなり出費を抑えることができます。
もちろん、無理しすぎは禁物で、たまには自分へのご褒美として外食するのはアリですが、“なんとなく当たり前になっている習慣”を見直すことも節約にとって効果的だといえそうです。
買い物は必要最小限にした
null「夕食はタイムセールの食材を利用するが、極力不要なものは買わないようにした」(39歳男性/研究・開発)
「買い物をするとき本当に必要なものかよく考えて購入したり、リユース品を買ったりして出費を抑えた」(40歳女性/公務員)
「吟味して買うこと。不要なものにお金をかけない」(30歳女性/主婦)
「いらないものを買わない。一切の見栄を捨てる」(45歳女性/主婦)
節約の基本のキですが、財布の紐をかたくすればするほど貯金の成功率はアップ。たとえば、一見するとお買い得そうでも、食品を買いだめて余らせたり、セールの衣類をタンスの肥やしにしてしまったりしては、かえって大損です。
リアル店舗であれ通販であれ、ショッピングの際、常に「それって今すぐ必要?」と自問自答するのも無駄な出費を防ぐ秘訣かもしれませんね。
収入をアップさせた
nullここまでは支出を抑えるコツをご紹介してきましたが、収入アップで貯金がうまくいったという声も。
「積立NISAとiDeCoを始めたことにより、貯めることができた」(46歳女性/営業・販売)
「地道に株式投資をして、資産を増やす」(43歳男性/営業・販売)
「私がパートを始めた」(40歳女性/主婦)
「給付金やボーナスアップがあったが、手をつけず貯金」(27歳女性/主婦)
株式投資は、うかつに手を出すとかえって痛い目を見るおそれもあることは過去記事で何度もお伝えしてきたとおり。ただ、まずは損しても困らないレベルの少額から始めて、しっかり情報収集したり、学習と経験を積んだりすることは、将来の財産の礎になるかもしれません。
また、収入がアップした分は、そのまま貯金に回すというのも金言。臨時収入があると、すぐに「これで何を買おう」という発想になってしまう筆者としては肝に銘じたいところです。
毎月一定額を貯金する仕組みを作った
null「給与から別口座に強制的に天引きしたから」(36歳女性/金融関係)
「給与の一部を積み立てにしていたこと。元からないお金として扱うことで予算管理ができたと思う」(51歳女性/デザイン関係)
筆者含め、やりくり下手な人にありがちなのは「貯金するつもりで節約したけど、いつも手元にお金が残らない」という言い訳。しかし、収入から生活費を引いて、余った分を貯金に回すという発想こそが、貯まらない元凶かもしれません。
貯金に絶対に失敗しないためのシンプルなルールは、給料が入ったらまずは一定額を強制的にでも貯金してしまうこと! 貯金する“つもり”ではなく、金融機関の自動積立サービスなどを利用して、毎月確実に預金通帳の額を増やしていきましょう。
お金の流れを把握した
null「支出をカード一枚にまとめて分かりやすいようにした」(48歳男性/会社経営・役員)
「会計アプリを使って管理するようになって計画も立てやすくなった為」(50歳男性/営業・販売)
ダイエットでやみくもに食事制限してもうまくいかないのと同様、貯金もまずは毎月、何にどれくらいのお金を使っているのか、冷静に振り返るのが第一です。
ズボラで家計簿をコツコツとつけるのが無理!……という場合、まずはコメントにもあるように、クレジットカードを一枚にまとめるだけでも、オンラインで利用履歴が確認できて、かなりお金の流れがわかりやすくなります。
まずは、数字を見える化して家計の現状を把握したうえで、「来月のこの分野の支出は何円以下に抑えよう」というふうに計画を立ててみてはいかがでしょうか。
以上、実際にやってみてうまくいった貯金術をご紹介しました。2024年こそは目標額を達成したい!……と意気込んでいる人はぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。