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もしや私も…!国内総額で年間約580億円も損している!? 「ポイントカード忘れ」の実態

今や節約には欠かせない、各種ポイント。ひと昔前まではポイントが使える店舗も用途も限られていましたが、最近ではその幅がグッと広がり、お金に近い存在になりました。

一方で、ポイントの種類が多すぎて管理しきれないという悩みもあるようです。行く先々でポイントカードを作るけれど、その後、紛失したり忘れたり……。

そこで今回は、ポイントカード忘れの実態についてお伝えします。

ポイントカード所持率は95.8%!そのうち財布がパンパンの人が約7割

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ポイントカードおまとめアプリ「スマホサイフ(CCCマーケティング)」が20代〜50代の男女600名を対象に行ったアンケート調査では、かなりの人が“ポイントカード忘れ”で損をしている実態が浮き彫りになりました。

今回アンケートに回答した600名のうち、ポイントカードを所持している人は95.8%。今や、ポイントカードを持つのは常識になっているようです。

そのうち、「財布がパンパンに膨らんだ経験がある」と答えた人は全体の67.0%。約7割の人が、増え続けるポイントカードの管理に苦戦しているんですね。

ポイントカードで財布がパンパンになると、取り出すのにも一苦労。「会計時に財布の中からポイントカードを出すまでに30秒以上かかっている」と回答した人は、財布が膨らんだことがない人を17.2ポイント上回っていました。

ポイントカード忘れは8割!年代別の最多は「30代女性」

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ポイントカード所持はもはや常識となっているようですが、一方で無くしたり自宅に忘れたりする人も多数。
同調査で「会計時にポイントカードを忘れたことがあるかどうか」を尋ねたところ、「忘れたことがある」が79.7%。約8割の人が、一度は忘れた経験があるということです。

忘れた時の対応として最も多かったのが「そのままポイントを諦めた」(70.5%)。次いで、「レシートにハンコを押し後日ポイントを付けてもらった」(40.2%)、「レシートにハンコを押してもらったがポイントは付けなかった」(13.0%)となりました。

また、年代別で見てみると最もポイントカード忘れが多かったのが30代女性でした。

後日ポイントをもらうのは時間もないし面倒という理由で、多忙な人ほど諦めてしまう傾向にあるかもしれません。

また、財布がパンパンだと使いづらい上に恥ずかしいという理由で使う頻度の少ないポイントカードをお財布から出してしまい、そのまま……という人も多いのではないでしょうか。

もらえるはずだった金額は「年間約580億円」!

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ポイントカードを忘れなければ本当はもらえるはずだった金額は、一体どのくらいになるのでしょうか? 関西大学の宮本勝浩教授によると、日本国内の総額では年間576億円にものぼるそうです。

宮本教授は「このように大きな金額が失われていることを考えれば、“財布が小さくて数多いポイントカードをいつも全部は保有できない”とか、“ポイントカードを忘れた”とか、“多くのポイントカードの中から1枚を探し出すのが面倒だ”などの理由でポイントカードを提示しないのは、非常に“もったいない”ことをしている」とコメント。

 

ポイントカードをスマホでスマートに貯めることができる“カードおまとめアプリ”を使うなど、できる限り全ての買い物でポイントカードを提示できるよう工夫すれば、長期的には大きな節約に繋がるかもしれませんね。

【参考】

スマホサイフ(CCCマーケティング)調べ・「ポイントカード所持に関する意識調査」 – CCCマーケティング株式会社

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