貯金額1,000万円を達成するためには努力が必要
nullまずは、20~40代の男女500人を対象に、「あなたは貯金が1,000万円以上ありますか?」と聞いてみました。
「ある」・・・77人
「ない」・・・423人
1,000万円以上の貯金がある人は、約15%という結果に。もちろん収入が多く、簡単に貯金ができる人もいると思いますが、一般的に人はお金があればあるだけ使いたくなるものなので、やはり1,000万円を貯めるにはそれなりの努力や工夫が必要になります。
貯蓄額1,000万円越えの皆さんが、貯金を増やすために日々の生活の中でどんなことに気を付けているのか、さまざまなポイントを以下ご紹介していきます。
これだけを絶対にしなければお金は徐々に貯まる!
null1,000万円以上貯めるためには、日々の努力が欠かせません。皆さん、特に変わったことをしているわけではなく、日々のちょっとした節約の積み重ねで、着実にお金を貯めているようです。
・外で飲み物を買ったり、飲んだりしない
「外出先で飲み物は買わない」(41歳・女性/主婦)
「外出するときは、必ず水筒持参で出かける。外で飲み物を買ったり、カフェに入ったりしない」(48歳・女性/その他)
「自動販売機やコンビニで飲み物を買わない。そもそも、もったいないのでコンビニでは買い物をしない」(33歳・女性/営業・販売)
「カフェにはなるべく行かないようにする」(49歳・女性/営業・販売)
いちばん多かったのが、この飲み物の出費に関すること。仕事の途中や外出の途中で、自動販売機やコンビニ、カフェなどを見つけると、ついつい飲み物を買ってしまうという人も多いのではないでしょうか? ただ、1回ごとの金額はそれほど気になるものではありませんが、積もり積もればかなりの出費になります。
最近は、ミニ水筒やマイボトルが人気なので、そこに好みの飲み物を入れて出かければ、いちいち外で飲み物を買う必要がなく、かなりの節約になります。これは心がけ次第でだれでもできることなので、ぜひ皆さんも早速始めてみてください。
・なるべく外食はしないで自炊する
「外食はめったにしないようにしている」(36歳・男性/営業・販売)
「外でのランチは月1回にして、会社には常にお弁当を持参するようにしている」(38歳・女性/総務・人事・事務)
「外食はしない。出前なんてもってのほか。お金が入ったら、必要な金額以外は即ATM貯金します」(34歳・女性/主婦)
「高額な外食はしない」(43歳・男性/学生・フリーター)
外食は食事の準備がいらずとってもラクですが、どんなに安いお店でも、家で食事を作るよりは高くつくことがほとんど。なるべく自炊をして外食を控え、会社にもお弁当を持っていくようにすれば、徐々に貯金も貯まっていきそうですね。
・ムダ遣いや衝動買いをしない
「事前に設定した予算をオーバーする場合は絶対に買わない」(37歳・男性/学生・フリーター)
「常にムダ遣いをしないようにする」(43歳・男性/総務・人事・事務)
「必要のないものは買わない」(35歳・女性/総務・人事・事務)
「衝動買いはしない。ムダな買いだめもしない」(39歳・男性/その他)
「買い物をする際、価格をほかと比較できない場合は、どんなに欲しくてもその場で買わないようにする」(47歳・男性/公務員)
「欲しいと思ってもすぐには買わずに、状況分析をして、時間をかけて買うかどうかを決める」(29歳・男性/その他)
わかっているけどやめられないのが、“衝動買い”。お店でちょっと気に入ったものや安いものを見つけると、ついつい買ってしまうことはよくあります。でも、貯金1,000万円を目指すなら、これは絶対にNG。
「これはいい!」と思っても、本当に必要かどうか、価格はほかの店より安いのかどうかなど、しっかり考えてから買うようにするのが、ムダ遣いを防いで貯金を増やすコツです。「食材の買い出しなど、買い物は毎日行かない。ギリギリまで待ってから買いに行く」(48歳・女性/その他)というように、必要なときしかお店に行かないようにするというのも、ムダ遣いを防ぐいい方法ですね。
・必要以上にお金を持ち歩かない
「基本的にお金を持ち歩かない。1日千円しか持たないようにしている」(45歳・男性/研究・開発)
「お財布にたくさんお金が入っていると使ってしまうので、財布の中には1万円以上入れないようにしている」(48歳・男性/その他)
「必要以上にお金を銀行からおろさない」(47歳・男性/総務・人事・事務)
「基本、現金は持ち歩かない。代わりにデビットカードを持ち歩くようにする」(49歳・男性/営業・販売)
「なるほど!」と思った工夫がこれ。必要以上にお金を持ち歩かなければ、先ほどのムダ遣いや衝動買いもしっかり防ぐことができます。「何かあったときのために」と、通常はお金を少し多めに持ち歩く人のほうが多いと思うので、必要最低限のお金だと最初はかなり不安になりそうですが、これは試してみる価値がありそうですね。
・買い物の際は現金で支払いをしない
「ポイントを貯めるために、クレジットカードが使える場合は絶対に現金を使わない」(39歳・男性/金融関係)
「カードのポイントを貯めるためにも、できるだけ現金決済はしない」(38歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「キャッシュレスで支払える場所で、現金払いはしない。現金だとなんの還元もないのでもったいない」(46歳・男性/研究・開発)
「できるだけ現金ではなく、クレジットカードを使って買い物などをし、ポイントを貯めるようにする」(35歳・男性/会社経営・役員)
「物を買うときは、ポイントで代用できるかどうか、またポイントが付くかどうかなどを調べて買う」(45歳・女性/企画・マーケティング)
意外と多かったのが、この現金払いをしないという工夫。たしかに、現金で買っても何も還元はありませんが、クレジットカードやスマートフォンなどを使ったキャッシュレスでの買い物は、ポイント付与や還元があるので、現金払いよりもお得に買い物ができて貯蓄額の増加にもつながりますね。
1,000万円を貯めたいならこんなことにも気を付けよう!
null「お金は投資などで運用せずに、ただただ預貯金にして貯めておく」(42歳・男性/公務員)
「ローンは組まない」(42歳・女性/その他)
「手数料がかかる時間に銀行ATMは使わない」(38歳・女性/総務・人事・事務)
「延滞金やキャンセル料などを発生させないようにする」(42歳・女性/総務・人事・事務)
「電気、水道の使い過ぎに気を付ける」(38歳・女性/その他)
「物を買うときは、基本的になんでも中古で買う」(43歳・男性/コンピュータ関連技術職)
「出かけるときは、歩ける距離なら電車や地下鉄に乗らずに歩く」(44歳・女性/総務・人事・事務)
「携帯電話やスマホは持たない」(40歳・女性/その他)
「飲まない、タバコは吸わない、賭け事をしない」(49歳・男性/営業・販売)
「ムダな人付き合いは避ける」(29歳・男性/公務員)
「結婚しない」(44歳・男性/金融機関)
ほかにも気を付けるべきことはいろいろ。貯金を1,000万円以上貯めている人は、細かいお金についてはそれほど気にならないものかと思っていましたが、ATMの手数料やさまざまな延滞料、電気・水道代など、逆に細かいところまでしっかり気を引き締めてお金のムダ遣いをなくす努力をしているんですね。
いかがでしたか? どれもすぐに実行できそうなものばかりでしたね。まずは、自分の普段のお金の使い方を振り返り、改めるべきところをしっかり見極めましょう。ここでご紹介した皆さんの工夫を参考にすれば、貯金1,000万円も夢ではなさそうですね。