麺類では「うどん」が圧倒的多数
「香りと風味が違う」(36歳/主婦)
「かけなくても美味しいが、飽きてしまう。かけると一口一口味が違い、美味しい」(28歳/主婦)
「刺激があって美味しくなる」(26歳/学生・フリーター)
「箸がすすむ」(19歳/学生・フリーター)
「かける事により、食べ応えがグッと変わる。体も温まり『もう一杯!』と思うくらい幸せになる」(20歳/その他)
「だしの美味しさが際立つ」(47歳/主婦)
「かけるときりっとした味になる。うちのうどんは野菜を沢山入れるので、つゆが甘めになるから」(47歳/主婦)
「うどん」と回答した人は、184人中49人とダントツでした。なかにはピンポイントで「天ぷらうどん。脂っこさが抜ける気がする」(47歳/主婦)や、「たぬきうどん。天かすの風味がグッと増す気がする」(33歳/その他)といった声も。
そばだって勿論美味しい!
一方、「そば」と回答した人は「うどん」よりも少なく18人。そば派の意見は……
「入れなかったら全く違うものになるほど間が抜ける」(76歳/主婦)
「七味がないと味が単調で飽きてしまう」(42歳/主婦)
「めんつゆに七味を入れて食べるのが好き。七味をかけたときはぐっと特別感が増す。食べたときの心の満足度が違う」(38歳/主婦)
焼きそばも!? 他にも好評だった麺類たち
また、同じ麺類をチョイスした人の中には、こんな少数派も。
「みそラーメン。かけると新陳代謝が良くなり、汗をかいてより美味しく感じる」(45歳/その他)
「焼きそば。もともとあまり好きではなかったのですが、七味唐辛子をかけることで焼きそばが好きになりました」(27歳/主婦)
「豆乳そうめん。七味唐辛子をかけないと、ぴりっとしたアクセントがなく、味が単調になる」(21歳/学生・フリーター)
「七味唐辛子」を振りかけるだけで、風味に変化をもたらし、飽きずに最後まで美味しくいただけるなんて、味が単調になりがちな麺類には、なんとも心強い味方ですね!
豚汁、きんぴらごぼう…定番和食のアクセントに
「七味唐辛子は和食に欠かせない!」という声もたくさん寄せられました。中でも支持者が多かったのが「豚汁」(23人)です。
「風味が全然違う。味噌の香りや美味しさが際立つ」(28歳/公務員)
「振りかけなかった時は甘く感じるが、かけるとピリッと引き締まる」(50歳/主婦)
「インパクトが違う」(31歳/その他)
「七味唐辛子をかけないと、パンチがなくなる」(29歳/総務・人事・事務)
「かけたときは、もっと体がぽかぽかして美味しい」(41歳/総務・人事・事務)
「かけないと油が気になる。かけるとイモ類がすごく美味しく感じる」(43歳/主婦)
そして、こちらも定番「きんぴらごぼう」(14人)。
「ピリッとさせることで甘辛の味がしまる」(40歳/主婦)
「七味唐辛子をかけると、ごはんがすすむ度合いが違う」(48歳/その他)
肉じゃが、鶏肉の竜田揚げ…こんな和食にもあう
ほかに、和食ではこんな例も。
「わかめサラダに七味唐辛子をかけると、主菜になる」(41歳/その他)
「肉じゃがに香りと辛みがプラスされて良い。かけないと、ぼやけた味になる」(45歳/その他)
「白菜と豚肉の重ね蒸し。七味唐辛子をかけることで白菜の甘味を感じやすくなる」(50歳/その他)
「厚揚げの鉄板焼き。厚揚げに七味をかけて醤油をたらすとピリ辛で美味しい」(59歳/総務・人事・事務)
「鶏肉の竜田揚げ。七味唐辛子をかけると、ホットチリ味になる」(30歳/その他)
ファーストフード店やコンビニのホットスナックコーナーでも辛いチキンが売られていますが、やはり相性がよいんですね。また、「七味唐辛子」は白菜ともあうようで、白菜を使ったレシピに活用する例も目立ちました。
牛丼や親子丼もピリリと味がしまる!
最後に、忘れてはならないのが、牛丼や親子丼といった丼物です。
「牛丼は甘く煮込まれているので、七味をかけるとピリッとしまっていくらでも食べられる」(36歳/主婦)
「かつ丼。卵のまろやかさだけで飽きてしまう脂っこい料理も、最後まで味にパンチがあって美味しく食べられる」(39歳/総務・人事・事務)
「親子丼と玉子丼。かけなかったら、美味しい刺激がなく、物足りない」(62歳/その他)
カレーにも一振り!意外にもあうご飯ものの数々
ご飯もののなかには、試してみたくなる意外な組み合わせも!?
「カレーライス。辛みが増して旨さ倍増!」(53歳/主婦)
「オムライス。味に深みが出る」(19歳/学生・フリーター)
「カレーライス」は、より多くのスパイスが混ざることによって、旨さ倍増も納得です。
意外なのは「オムライス」。確かに、トマトケチャップとも相性が良さそうです。味に深みが出るのもうなずけます。洋食にも、積極的に試してみる価値がありそうですね。
モツ煮、焼き鳥…お酒がすすむ、おつまみにも
「モツ煮。七味がないと刺激が足りず、モツのくさみが目立つ」(33歳/営業・販売)
「モツの煮込み。辛味もあるが、まろやかになる」(48歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「焼き鳥。ビールの飲む量が変わる」(34歳/主婦)
「焼き鳥。あまったるいタレの味が、ひきしまる」(47歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「湯豆腐。豆腐の甘さが増す」(54歳/総務・人事・事務)
「揚げ出し豆腐。ピリ辛になり、おつまみとして食べられる」(33歳/その他)
「麻婆豆腐。旨味が違う」(33歳/その他)
「餃子。ピリッとして味がしまる」(27歳/公務員)
「お好み焼き。生地に七味唐辛子を入れると味がキリッとする。入れないと物足りない」(51歳/主婦)
「ピザ。辛味が違う」(51歳/その他)
モツの煮込みや焼き鳥には、なくてはならない必須アイテムと言っても過言ではないでしょう! お酒がすすむことうけあいです。餃子は少し前に「酢コショウ」で味わうのがブームとなりましたが、「七味唐辛子」も相性が良さそうですね。
お好み焼きの生地に混ぜてしまうというのも斬新。試してみたいです。そして、ピザにはタバスコではなく、あえて「七味唐辛子」。そういわれると、「七味唐辛子」のほうがチーズに負けない、シャープな辛みが堪能できそうな気がします。
今回のアンケートの中で最も多かったキーワードは、「味が引き締まる」「パンチがある」「インパクトが増す」「アクセントになる」、そして「刺激」。ピリッと利いた「七味唐辛子」の刺激的な味わいは、やみつきになりますよね。料理に奥深い変化をもたらす、まさに“魔法の粉”! 皆さんもいろいろ試してみてはいかがですか?
文/杉森美絵