生クリームで簡単!バターの作り方
null用意するもの
・クリーム
※使用するクリームは必ず「種類別 クリーム」のものを使ってください。「乳又は乳製品を主要原料とする食品」や「植物性脂肪」のものではバターができません。
※できるだけ乳脂肪分42%以上の高脂肪のものを使いましょう。今回は、47%と35%の両方で作ってみましたが、乳脂肪47%のクリームの方が、早く、しっかり固めのバターに仕上がりましたよ。
・フタ付きの容器
※今回はプラスチックのフタ付き容器を使いました。自宅にあるジャムの瓶などでも代用できます。
・割り箸
バター作りのポイントは…休まずシェイクシェイク!
null(1)清潔なフタ付きの容器に、容器の1/3ほどの量のクリームを入れてはげしく上下に振る
クリームは温まるとバターになりにくいので、室温が低めの部屋で作りましょう。または、容器を冷やしながら行いましょう。
(2)1分半~2分して音がしなくなってきたらフタをあけてみる
撮影時、最初はビシャビシャと液体の音がしていましたが、1分ほど振ると重い音になり、1分15秒ほどで音がしなくなりました。あけてみると、まだクリームの状態だったので、もう15秒シェイクシェイク! 再度フタを開けると、なんとなく固まってる!?
タカナシ乳業さんに教えてもらった通りに、フタを空けて割り箸で数回かき混ぜると、水分が出てきました! この水分を別の器に移し、またかき混ぜます。これを3回ほど繰り返します。
(3)容器に黄色いかたまりが残れば完成!
このかたまりがバターです。作業時間はたった3~4分ほど。子どもでもできる作業なので、一緒に作るのも楽しいですね。
今回は、1分半~2分ほどでかき回す作業に入りましたが、季節や室温によっても時間は変わるので、冷やしながら、様子を見ながら行ってみてくださいね。
どうしてクリームからバターができるの?
nullタカナシ乳業のサイトを参考に解説すると、
1 .クリームの中には脂肪が入っています。その脂肪はうすい膜で囲まれていて、振ると、膜が破れて、中の脂肪同士がつながります。
2.さらに振ると、脂肪がつながって間に空気が入った状態がホイップクリームです。
3.この状態からさらに振り続けると、水分が離れて、もっと脂肪同士がくっつきます。これがバターです。
とのこと。バター作りで容器を振っている間、その中では1~3の変化が起きているんですね。実際に容器を振っていると、だんだん液体が重くなり、そして、割りばしでかき回すと水分が出てくる様子がよく分かりますよ。
作ったバターは保存できる? アレンジレシピも紹介
null「手作りのバターは、保存がきかないので必ずその日に食べきりましょう」(タカナシ乳業)とのこと。これからご紹介する混ぜるだけのアレンジレシピの他、普通のバターのように加熱してもいいそうなので、いろいろ試しながら、食べきりたいですね。
混ぜるだけのアレンジレシピ5
・手作りバター+ミルクココア(砂糖入り)
・手作りバター+きなこ+はちみつ
・手作りバター+乾燥パセリ+塩
・手作りバター+アンチョビチューブ
・手作りバター+レーズン(刻んだもの)+砂糖
手作りのバターは滑らかで柔らかいので、どんな材料ともうまく混ざります。パンやクラッカーに塗って、おいしくいただきましょう!
【取材協力】