第10位〜第5位:ゾウ、ネズミ、羊・ヤギが同率に
null
第9位(同率):サル・・・9人
「猿。アニメで見るとかわいいが動物園で見るとずるがしこいし愛嬌がない」(68歳男性/その他)
第9位(同率):カピバラ・・・9人
「イラストやアニメでは、ふわふわでつるつるな毛並みを想像していましたが、実際に動物園で見てみると、想像よりも体が大きくてごつごつしていて、毛もたわしのように硬くてザラザラしていたため。また、集団でいると独特のニオイを感じたこともあり、イメージとのギャップが大きかったです」(33歳女性/その他)
第8位:コアラ・・・10人
「コアラ。実物は結構顔が可愛くなく、また抱き心地がゴワゴワしていた」(66歳男性/総務・人事・事務)
「オーストラリアに行った時、コアラを抱かせてもらったら、臭くて参った」(26歳男性/学生・フリーター)
第5位(同率):ヤギ・ヒツジ・・・11人
「ヤギ。アルプスの少女ハイジなどではかわいいが、目が怖い」(51歳女性/主婦)
「ヒツジはふわふわの毛のイメージがあったが、少し硬くあまり触り心地が良くなかったこと」(48歳男性/研究・開発)
第5位(同率):ネズミ・・・11人
「ネズミ。リアルなものは衛生的にちょっと気持ち悪く受け付けない」(44歳女性/主婦)
「ねずみ。ミッキーは可愛いのに」(55歳男性/その他)
第5位(同率):ゾウ・・・11人
「象。皮膚がガサガサだから」(60歳女性/主婦)
「象はテレビで見ると可愛く見えるが、実際は大きくて威圧感があった」(49歳男性/公務員)
絵本やアニメなどでキャラクター化された動物はリアルとのギャップが大きいのか、ランクインする傾向があるようです。また、実物を見たときの乖離に驚く理由には、見た目のほかに触り心地やニオイなども含まれています。これぞ二次元と三次元の世界の違い……!
第3位(同率):アライグマ・・・16人
null
「アライグマ。テレビで観るととてもかわいいのに実際見ると怖い部分があった」(27歳女性/その他)
「アライグマ。家の屋根裏に住み着いて駆除業者にお願いしたら、とても凶暴でかなりの悪臭を放っていた」(59歳女性/主婦)
「アライグマ。アニメと違い凶暴」(58歳女性/その他)
1977年に放送されたアニメによって一躍人気になったアライグマ。ペットとして飼われたものの脱走・飼育放棄されたアライグマが繁殖し、日本では現在、特定外来生物に指定されています。かわいい見た目と違い、その気性の荒さ故に堂々のランクイン。屋根裏に住み着かれたら大変です。
第3位(同率):カバ・・・16人
null
「カバは絵本ではかわいく書かれているが、実物は黒くて怖い」(59歳男性/研究・開発)
「カバ。キャラクターやアニメだとかわいいのですが、実際は色が美しくないので。ただ、ブサかわとは思います」(54歳女性/その他)
「カバ。見かけよりも凶暴で、アフリカでカバツアーに参加したら、観光客が乗るボートに攻撃を受けた」(69歳男性/その他)
絵本やアニメではおっとり、優しそうに見える草食性のカバ。実は攻撃性も高く、陸に上がれば足も速いことが知られています。また、威嚇のために糞を撒き散らしたり皮膚を守るピンク色の粘液を分泌したりするため、それを見た人は驚いてしまうかもしれません。とはいえ四肢の短いあのフォルムは、一見するとかわいいと思えるのは筆者だけでしょうか!?
第2位:パンダ・・・30人
null
「パンダ。あれはクマだし目が座ってる」(35歳女性/会社経営・役員)
「パンダは意外に凶暴」(32歳男性/その他)
「パンダ。実物はけっこう汚れているので」(35歳男性/学生・フリーター)
第2位にランクインしたのは、意外にもパンダ。熱いパンダファンも多い中、よく見ると怖い、汚れているという声が多く上がりました。今年6月末に和歌山県の白浜町にあるアドベンチャーワールドの4頭のパンダが中国に返還されたことで、国内では東京都上野恩賜公園内の上野動物園でしか会うことができなくなりました。確かによく見るとクマだなあ……と思うものの、あのむっくりしたフォルムと白黒の毛皮は唯一無二。遊ぶ子パンダに悶える人も多いのでは?
第1位:クマ・・・59人
null
「クマ。アニメやキャラクターはかわいいのに、現実は非常に獰猛で人間の脅威になるので、キャラクター等や動物園の映像を見てもまったくかわいいと思わなくなった」(49歳男性/その他)
「くま。ぬいぐるみだと可愛いが実物は恐怖」(33歳女性/弁護士)
「クマ。動物園で見たが結構大きく怖いイメージ。人間の被害の情報を見ることも多いので、むしろイラストでかわいらしいものが多いことのほうが不思議に思う」(35歳男性/その他)
圧倒的な声で第1位に挙げられたのがクマ。近年、人里に降りたクマの目撃情報や、山中で人が襲われるといった痛ましいニュースも増えてきたことで、恐怖感を持つ人も多いことがうかがえます。もはやキャラクターや絵本のクマは別物と考えるほうがいいのかも!?
ランク外のちょっと残念な動物
null「アルパカです。あんなに臭いとは思わなかったです」(62歳女性/その他)
「ナマケモノ。イラストだと木からぶら下がるぬいぐるみのように描かれているが、実際は目の周りの黒いところが何を考えているのか掴めずなんだか怖い」(56歳女性/その他)
「アイアイ。歌はおさ~るさ~んだよお~とか言うのに、見た目悪魔みたいだし」(54歳男性/その他)
「ペリカンです。ペリカン便のイメージがあり何となく可愛いと思っていたが、実際はエサをねだられて、少しくちばしで突っつかれてからは嫌いになりました」(69歳男性/総務・人事・事務)
アルパカ、実はランキング第11位だったのですが、ニオイで「残念」という声が多数寄せられました……まさに残念。アイアイは童謡で親しんだ人も多いのではないでしょうか。マダガスカル島にのみ生息する霊長類で、日本では上野動物園でしか見ることができません。これを機に会いに行ってみるのもアリ、かも……?
今回あげられた多くは、絵本やアニメ、キャラクターなどで認知度が高い動物でした。親しまれているからこそ、実物とのギャップを強く感じてしまうのは致し方ないといえますね。とはいえリアルな動物を長く眺めていると、怖い見た目の動物でも愛嬌のある仕草を見せてくれることがあります。機会があったら動物園などふれ合える場所でじっくり観察してみるのもいいかもしれませんよ。