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2022年母の日は5月8日!タイミングや喜ばれるアイテムなど、知っておきたいプレゼントのマナー

/ [最終更新日] 2022.03.24

5月の第2日曜日は母の日。今年は何をプレゼントしようかな?お花はどうかな?など、その日が近づくにつれて、楽しく悩んだり迷ったりするものです。気持ちさえこもっていればどんな品物でも喜んでもらえるはずですが、ほかの人がどうしているかも気になりますね。今回は、母の日のプレゼント選びについて、選ぶ際に気を付けたいことや贈る際のマナー、プレゼントに添えたいメッセージの例文まで、マナーアドバイザーの松本繁美さんにじっくり教えてもらいました!

母の日のプレゼント選びのポイント

母の日のプレゼントには基本的にお母さんの好きなものや欲しいものを贈れば良いので「これでなければならない」という決まりはありません。しかし、一般的に母の日の贈り物にはふさわしくないとされるものはありますので注意が必要です。

贈り物に避けたほうがいいものって?

●白いカーネーション
母の日の定番のカーネーションですが、白いカーネーションは、亡くなった母親へ贈る花とされるものですからご注意を。

●菊の花
日本には昔から「菊=仏花」というイメージがありますから、基本的に母の日には向きません。

●(白い)ハンカチ
ハンカチは「別れ」「縁切り」を意味するとされます。特に白いハンカチは亡くなった人の顔にかける白い布を連想させるので縁起が悪いと考える人も多く、ふさわしくありません。

●櫛
「クシ=苦死」を連想させるので贈り物には向かないとされます。

●刃物
「縁切り」の意味があるとされます。ただ、お料理好きのお母さんから新しい包丁のリクエストがあったときなどはもちろん問題ありません。

お花を贈る時のヒント

母の日といえば定番なのはカーネーション。赤やピンクが主流ですが色のバリエーションが豊富な花ですから、色選びで迷ったら花屋さんでも相談に乗ってくれるでしょう。前述したように白または白っぽく見える淡い色のカーネーションは避けたほうが無難です。

もちろんお母さんの好きな花があればカーネーションでなくてもかまいません。季節の花として、チューリップやバラなどもおすすめ。植物を育てるのが好きなお母さんなら切り花でなく長く楽しめる鉢植えの花や観葉植物も喜ばれるでしょう。

色や形にも様々な種類があるマム

また、海外では洋菊(日本の菊と区別してマムと呼ばれる)も母の日の定番の花のひとつです。菊=クリサンセマム(chrysanthemum)の語尾とMUM(お母さん)が重なるからとも言われます。花の色や形も様々ですので、1種類で構成せず、カーネーションなどとのアレンジメントやブーケにしてもらうのがおすすめです。

喜ばれるプレゼントの例

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お母さんの笑顔を想像しながらのプレゼント選び。母の日のプレゼントといえばお花に次いでスイーツが定番。またコスメや家電、お取り寄せの美味しい食べ物も人気です。本人に率直に欲しい物を聞くのも、逆にサプライズでちょっと意外性のあるものを渡す演出も楽しいものですね。

品物でなく、旅行や観劇、レストランでの食事、エステなどの体験型のプレゼントや自宅でのおもてなしなど、物に限らないアイディアもいろいろあります。今は感染症予防の観点からもそういったプレゼントが難しくなってしまいましたが、状況が落ち着いたらぜひ候補に入れてみてください。

娘や義理の娘の選んでくれるものはいつでもお母さんにとってフレッシュな感動があるもの。楽しくプレゼントを選びましょう。生ものを贈る時だけは、受け取り側の都合を確認するのをお忘れなく!

プレゼントを贈るタイミングと気になる予算

プレゼントはできるだけ母の日当日に

直接手渡すことができれば一番ですが、遠方に住んでいるなどで手渡しが無理な場合は、母の日着を指定して配送します。メッセージカードや手紙を添えると、気持ちが更に伝わります。当日が難しければ、早めの到着にします。遅れての到着だけは避けましょう。

予算は3,000~5,000円を目安に

母の日のプレゼントの予算は、一般的に3,000円~5,000円が多いようです。大切なお母さんだから、予算をもう少し上げたいと思う人もいるでしょう。しかし、毎年のことなのであまりに高額なものだと受け取った側も申し訳なく感じるかもしれません。自分にとって負担にならない金額の、心がこもったプレゼントを選ぶことが大切です。

義理のお母さんへは自分の親と同じでいい?

とかく義理の家族へのプレゼントは気を遣うもの。義理のお母さんが欲しい物がたまたま安価な物だった場合を除き、夫の立場や気持ちも考えて、金額的には自分の親へのプレゼントと同等かそれより少し多めに設定するのがいいでしょう。

プレゼントに添えるメッセージの例

母の日の贈り物には品物を贈るだけでなく、カードや手紙でメッセージを添えたいものです。メッセージには

  • 日頃の感謝の気持ち
  • 思い出・エピソード
  • 健康を気遣う思いやり

などについて織り込むと、気持ちが伝わる文章になります。

●例1:お母さんへのメッセージ

お母さんへ 日頃の感謝の気持ちを込めて○○を贈ります。
改めて、いつもありがとう!
いつまでも笑顔の素敵なお母さんでいてね。

●例2:お母さんへのメッセージ

お母さん、いつもありがとうございます。
2年前に一緒に行った旅行、とても楽しかった!
また、一緒に旅行できる日が来るのを願っています。
いつまでも笑顔で元気なお母さんでいてね。

●例3:義理のお母さんへのメッセージ

お母様へ
いつも温かいお心遣いをいただきありがとうございます。
お母様の所へ伺って美味しい手料理をごちそうになるのがいつも楽しみです。
努力して、お母様のお味に近づきたいと心から思っております。
私達、子ども達ともども、これからもよろしくお願い申し上げます。

●例4:義理のお母さんへのメッセージ

お母さん(お母様)、
いつもお心のこもった物を贈って下さり、とても嬉しく思っています。
今年の母の日のプレゼントは○○さん(夫の名前)と一緒に選びました。
気に入って下さると嬉しいです。
これから季節の変わり目になりますので、くれぐれもご自愛ください。
あらためまして、これからも宜しくお願いいたします。

親というものは、子どもがプレゼントしてくれるものは無条件に嬉しいものです。自分にも子どもがいる人なら、幼稚園などで母の日に作ってくれたカードや絵に感動した記憶がある人も多いことでしょう。

実の親は好みが掴みやすいのですが、問題は義理のお母さんへの贈り物。夫婦でよく話し合い、好みをリサーチしましょう。ただ、まったく視点が違う義理の娘のチョイスが新鮮で良い時もあります。要は心を込めて選んだことが伝わればいいのです。

 

昨年に続き今年も帰省は難しく母の日に直接会いに行けないという人も多いでしょう。その分、お母さん(お義母さん)の微笑む顔を頭に描き、離れていても心が伝わるよう、準備を進めましょう。素敵な母の日になるといいですね。

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