屋外レジャーや旅行を諦めた声が多数
null
夏の楽しみといえば、やはり海やキャンプ、花火大会。しかし今年は猛暑の影響で、多くの人がレジャーを諦めたようです。
「海に行くこと。海水温が高いので、行きたいと思えなかった」(23歳女性/その他)
「海岸でのバーベキュー。熱中症になりそうなので、家で焼肉をした」(53歳女性/総務・人事・事務)
「キャンプ。初めて一人キャンプを企画したが暑すぎて諦めた」(59歳男性/その他)
「花火大会。毎年行っていたが、猛暑の上に混雑するので体調が悪くなるのが分かっていたのでやめた」(52歳女性/主婦)
「県外温泉旅行。露天風呂があっても暑くて入れないと思ってやめた」(49歳男性/その他)
上記以外には、“万博”や“テーマパーク”、“映画『鬼滅の刃』”、そしてレジャーではありませんが、“墓参り”を諦めたという人も。お盆の8月中旬といえば、まだまだ厳しい暑さが残る時期。少し遅らせて涼しくなってからお参りしても、きっとご先祖様は笑って許してくれることでしょう。
健康のための運動も中断
null
普段の生活に欠かせない運動も、炎天下では命の危険につながるおそれがあります。
「ウォーキング。人間ドックの際に看護師さんに夏はやめた方が良いと言われた」(41歳男性/その他)
「昼間は暑すぎるから夜に子どもと散歩に行きたかったけど、夜も暑すぎて諦めた」(48歳女性/その他)
「昼の犬の散歩。犬が可哀想」(35歳女性/会社経営・役員)
「外で走ることです。その分冷房の効いたチョコザップのランニングマシンで走っていました」(42歳女性/その他)
「ダイエット。あまりに暑くて、運動自体が危険なため」(35歳女性/その他)
健康目的のはずが、熱中症でダウンしては元も子もありません。猛暑の運動は、涼しい室内で行うのがベターだといえるでしょう。
日常の外出や買い物も制限
null
暑さの影響は遊びだけでなく、日常生活にも及びます。
「買い物。暑くて荷物を持つのがしんどいため、ネットショッピングを主に活用していた」(50歳男性/その他)
「一時間くらいの距離ならいつも徒歩で出かけるのだが、今年は暑すぎるのでバスを利用するようになった」(51歳男性/営業・販売)
「子どもを公園に連れていくこと。熱中症になってしまう恐れがあるほど暑かったのでお金はかかるけど屋内の遊び場によく連れて行ってます」(40歳女性/主婦)
今年の夏は、筆者もネットショッピングをフル活用! いつも汗だくになりながら重い荷物を届けてくれる配達員のみなさまには感謝の言葉しかありません。
家庭菜園や屋外作業もギブアップ
null
「家庭菜園。シソやバジルなど挑戦してみたかったが、暑すぎて観葉植物が枯れてしまったためやめた」(43歳女性/総務・人事・事務)
「雑草取り。やぶ蚊や暑さのため、自分でやるのを断念して、業者に頼みました」(54歳女性/その他)
「ガーデニング。あまりの暑さに、熱中しすぎてしまうと身の危険を感じる」(52歳女性/主婦)
この夏は、人間にとっても植物や野菜にとっても過酷な環境だったようです。自然と上手に付き合いながら、無理のない季節の楽しみ方を工夫することが大切ですね。
その他、こんな影響も…
null
「クーラーの節約」(57歳男性/その他)
「フライを揚げる」(44歳女性/主婦)
「仕事を懸命にやることを諦めた。命の方が大事」(42歳女性/金融関係)
「仕事時のネクタイ。顧客対応がありますが、さすがにクールビズにさせてもらいました」(55歳男性/総務・人事・事務)
今年の猛暑では、仕事も家事もなるべく省エネモードで済ませようとした人も少なくないようです。観測史上初などといわれる記録的な猛暑においては、“こうしなきゃいけない”という従来の常識に縛られて身を削るのはナンセンスかもしれませんよね。
アンケート結果からは、海や花火大会といった夏らしいレジャーから、ウォーキングや買い物といった日常まで、幅広く影響が及んでいることがわかりました。今年の夏は“とにかく健康や命を第一に”が合言葉だったのかもしれません。

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。