改札を通るとき「交通系ICカード派orスマホなどのモバイル派?」
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まず、支払い手段について四択で回答してもらったところ、結果は以下のように。
・交通系ICカード・・・126票(53.4%)
・モバイル(スマホ)・・・51票(21.6%)
・モバイル(Apple Watchなどのスマートウォッチ)・・・3票(1.3%)
・切符・・・56票(23.7%)
今回のアンケートでは、交通系ICカード派が過半数と優勢。紙の切符派がモバイル(スマホ、スマートウォッチ等)派をわずかながら上回ったのが筆者的にはちょっと意外でした。
続いて、モバイルとカードそれぞれのメリット、デメリットをご紹介します。
「モバイル」で電車を乗り降りするメリットは?
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「スマホだとかざすだけなのでカードを探す必要がないから」(20歳女性/その他)
「常に手に持っているのでスムーズに出せる」(27歳女性/学生・フリーター)
「モバイルにすると持ち物が減って忘れ物も減る」(49歳男性/コンピュータ関連技術職)
「財布に入れるものが減り、薄型の財布をポケットに入れられて身軽」(39歳男性/その他)
「スマホからチャージするのが楽だからモバイルを使っている」(43歳女性/主婦)
モバイルのメリットは、やはり利便性の高さ。外出時にスマホさえあれば、人との連絡も情報収集もお店や駅での支払いもできて……というお手軽さは、一度慣れるともう前の時代には戻れません。
「モバイル」で電車を乗り降りするデメリットは?
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「充電がなくなると使えないので、電車に乗るときはスマホの充電がどのくらいか気にしている」(43歳女性/主婦)
モバイルのデメリットとして最も多かったのは、端末に何らかのトラブルがあると利用不可能になるおそれがあるという点。特に、充電が切れることを不安視する声が続出しました。
ちなみに、デバイスの充電が必要な状況でも、予備電力機能が搭載された端末であれば、設定しだいで改札を通ることは可能なようです。
もちろん、お出かけ前にスマホを十分充電しておくに越したことはありませんが、万が一の場合に外出先で冷や汗をかかないように、ご自分のスマホの仕様や設定をチェックしてみてはいかがでしょうか。
「交通系ICカード」で電車を乗り降りするメリットは?
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「学生時代から使い続けていて愛着もあるし、他にかえるのも面倒」(40歳女性/その他)
「スマホはうまく反応しなくて足止めされている人を見かけるけど、カードであればほぼそういうケースは見ないので」(48歳男性/営業・販売)
「アプリを入れて管理するのが面倒だからカードのほうが楽」(32歳女性/主婦)
「カードはお財布に入れっぱなしにしているので忘れる心配がない。スマホは時々忘れる」(53歳女性/主婦)
「昔に比べてカード類の枚数が激減しているので、交通系ICカードくらいは持ち運びに負担がない」(53歳男性/会社経営・役員)
「お気に入りのカードケースが使いたいから」(27歳女性/その他)
カードのメリットを一言で表すならば“安心感”。チャージさえしておけば、改札でトラブルが発生するリスクは極めて低いため、わざわざモバイルに乗り換える必要性を感じない人が多いようです。また、上記以外の理由として、“スマホに何でも集約するのが不安”、“スマホを落とすのが怖い”などの意見も寄せられました。
「交通系ICカード」で電車を乗り降りするデメリットは?
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「しばらく使ってないと、いくらぐらい残っているか把握できないこと」(46歳女性/その他)
「残高を改札時に確認するしかない」(40歳女性/その他)
「専用の機械に並んでチャージをするのがたまに面倒だと感じます」(52歳男性/会社経営・役員)
「お財布のカードスペースが1枚占領される」(53歳女性/主婦)
デメリットとして多かったのは、残高がわかりづらいこと。改札でタッチすると表示されますが、急いでいるときなど結構見落としちゃいますよね……。ただ、残高確認やチャージは各駅に設置されている専用機でできるので、モバイルと比べて若干不便とはいえ、致命的なデメリットとまではいえないかもしれません。現に、今回のアンケートでも、「特にデメリットを感じない」との声がかなり多く寄せられました。
カードであれモバイルであれ、券売機で切符を購入するよりは格段に便利。また、両者ともに目立ったデメリットはなく、どちらを選ぶかはお好み次第かもしれません。みなさんから寄せられたコメントもぜひご参考にしてみてくださいね。

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。