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初詣も年賀状もなし!? 年始に「敢えてやらない」と決めていることを男女414人に聞きました

2025年の年始は、みなさんどのように過ごす予定でしょうか? お正月だからこそ絶対にはずしたくない楽しみなイベントもあれば、逆にさまざまな理由で「敢えてやらない!」と心に誓っていることもあるかと思います。

『kufura』では男女414人を対象に“2025年の年始にやらないと決めていること”をテーマにアンケート調査を実施しました。まずはランキングをご紹介します。

第10位:お年玉をあげること・・・11票

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「お年玉をあげること。子どもはもう成人したしこちらの生活も大変なのでやめる予定」(54歳女性/金融関係)

「兄弟で互いの子どもにお年玉をやらないと決めた」(55歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

今回のアンケートでは、出費を抑える方向でのコメントが多く寄せられましたが、そのひとつが“お年玉”。あげる人数や金額を減らしたり、大人同士で話し合ってお年玉の風習自体をなくしたりする声が聞かれました。子どもたちにとっては残念ではありますが、物価高騰で家計が厳しい状況を鑑みれば、“お年玉じまい”もやむなしかもしれません。

第9位:旅行・・・12票

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「旅行。人が多いし、価格が高い」(41歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

「今年は温泉旅行には行かない予定。行先にもよりますが、温泉でゆっくりしたいのに、わざわざ人で混んでいる時期に行くのはもったいない。1月下旬から2月中旬頃であれば、人も少なくてゆっくり過ごせると思います」(57歳男性/その他)

年末年始は交通機関は大混雑するし、宿泊料金も割高。節約のためにも旅の満足度を高めるためにも、正月は家でおとなしく過ごし、閑散期に出かけるのが得策かもしれませんね。

第8位:親戚などとの会合・・・13票

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「ゆっくり過ごしたいので家族以外の来訪者はお断りしたい」(54歳女性/主婦)

「自分一人の時間を多く取りたいので、親戚の集まりに参加しない」(62歳男性/総務・人事・事務)

お正月といえば、親戚などが集まる機会でもありますが、そうした会合は辞退して家族水入らずの時間を過ごしたいという人も。挨拶するなら今はオンラインでも可能ですし、貴重な正月休みはなるべく人と顔を合わさずリラックス第一とするのもひとつの考え方です。

第7位:新春初売りセールなどのショッピング・・・20票

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「初売り。つい調子に乗って要らない物も買ってしまいがちなので、外出せず家でのんびり過ごしたい」(45歳男性/営業・販売)

「スーパーでの買い物。通常より割高で販売されていることが多いから」(57歳男性/その他)

「福袋を買わない。毎年買っていたが、当たり外れが大きいし、価格も高い。無駄遣いしないためにも買わない」(58歳女性/その他)

お正月の華やいだムードの街に出かけると、ついつい財布の紐も緩みがち。そうした無駄遣いを戒めるべく、買い物には出かけず家で静かに過ごしたいとの意見が相次ぎました。

また、ショッピング関連では“福袋を買わない”との声も。たしかに、新年ならではのワクワク感はあるものの、いざ開封してみるとガッカリさせられることも少なくないですよね。福袋に過度な期待を寄せるよりも、本当に自分が必要なもの・欲しいものを厳選するほうがお買い得かもしれません。

第6位:寝正月・・・21票

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「寝正月にせず、規則正しい生活をしたい。寝ている時間がもったいない。読みたい本がたまっている」(61歳女性/総務・人事・事務)

「寝正月です。年末は早めに寝て普段通りに起きる予定です。正月に遅くまで寝ていると1日が短くなってしまうので、今年は正月から早起きで活動したいと思います」(68歳男性/総務・人事・事務)

「意味もなくダラダラ過ごすのをやめたい。2024年の成果がしょぼくてそんな気分じゃないから」(29歳男性/その他)

2024-2025年の年末年始は最大9連休といわれていますが、三が日にダラダラ寝てばかりだと、いつの間にか仕事始めを迎えていた……なんてことにも。というわけで、2025年こそは脱・寝正月で、有意義に過ごしたいとの抱負も寄せられています。

もちろん、正月だからこそ、ゆっくり休息するのも大いにありですが、休み明けにしんどくならないように、できるだけ生活リズムは崩さないように心がけたいところです。

第5位:おせち料理を作ったり買ったりすること・・・25票

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「おせち料理を2年前まで作っていたが、仕事で時間がとれないしせっかく作っても美味しくないと不評だったのでやめた」(56歳女性/その他)

「おせち料理を買うこと。去年まではお重に入ったおせち料理を買っていたが、高いし欲しいものは決まってくるので、今年は欲しいものだけ選んでつつましくしようと思っている」(62歳女性/その他)

「豪華なおせち料理を用意しない。子どもたちは伊達巻きや栗きんとんなど好きな品しか食べず、いつも余ってしまい親がせっせと食べることになるから」(54歳男性/出版・マスコミ関係)

お重に入った豪華なおせちはお正月ならではのごちそう。ただ、手作りだとかなり手間がかかりますし、購入するとなると手痛い出費になるというデメリットも否めません。わざわざフルセットを揃えなくても、家族が好きなおかずをちょこちょこ用意しておくだけでもお正月気分を味わうことはできるのではないでしょうか。

第4位:暴飲暴食・・・34票

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「暴飲暴食。毎年食べすぎて、お正月太りをするので」(41歳女性/主婦)

「飲み過ぎない。正月休みに散財してしまうのを避けたいし、休み明けに健康診断が控えているので」(56歳男性/営業・販売)

「お菓子をだらだら食べる癖を新年をきっかけに改めたい」(47歳女性/その他)

普段よりもちょっと奮発してごちそうに舌鼓を打ったり、美酒に酔いしれたりするのもお正月の楽しみのひとつですが、つい調子にのって食べ過ぎ・飲み過ぎてしまうのが難点。

体重が基準をオーバーしたり、胃腸の調子を崩したりしないよう、くれぐれも暴飲暴食には要注意です(何よりも自戒の念を込めつつ)。

第3位:初詣・・・48票

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「初詣。直接お参りに行くほうがいいとは思うけど、混んでる場所が苦手なことと、自分の中でもお参り・お祈りはできると思うから」(50歳女性/その他)

「初詣。インフルとかコロナとかにかかりたくないので今年は人混みを避けようかなって思ってます」(57歳男性/その他)

「遠出しての初詣。以前は正月は電車を乗り次いで神社に初詣に行っていたが、人が多くて疲れるので」(48歳男性/その他)

新年一発目のイベントともいえる初詣ですが、寒いし人混みは疲れるし、敢えて今年は行かないという選択も。新年の無病息災を祈願する意味があるとされる初詣ですが、無理に参加して体調を崩しては本末転倒ですよね。

第2位:年賀状のやりとり・・・49票

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「年賀状。葉書の値段も上がり、印刷も面倒になったから、電話かLINEで済ませます」(69歳女性/主婦)

「年賀状の返事書き。もう出すことはなくなっているのですが、それでも毎年送ってくる人がいて、これまでは返事を出していたのですが、それも面倒になってきたので」(60歳男性/その他)

「年賀状もあけおめメールも送らない。めんどくさいから」(26歳女性/学生・フリーター)

メールやSNSの普及で年賀状離れが進んでいるといわれて久しいですが、2025年はハガキ代の値上がりもあって、ますます拍車がかかりそうです。

年賀状はあくまでコミュニケーションの手段のひとつ。もちろん、ハガキに手書きの文字をしたためた昔ながらの年賀状にも味わいがありますが、それが負担になるくらいなら、今の時代に合ったスタイルで年始の挨拶をするだけでも気持ちは十分伝わるのではないでしょうか。

第1位:掃除・・・50票

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「掃除。年末に大掃除は済ませて、年始はのんびりと過ごしたいから」(55歳女性/主婦)

「大掃除。年末年始はやらず、季節のいい時期にまわすことにした」(39歳女性/公務員)

「大掃除はしない、寒いのに体も動かない。ふだんから軽く気になるところはふき掃除しているから」(57歳女性/その他)

「大掃除です。次の日にはすぐ散らかるし時間がない。家族が協力的ではないからあきらめています」(43歳女性/主婦)

“2025年の年始にやらないと決めていること”の第1位は、掃除。その理由としてまず多かったのは、“年内に大掃除を済ませて正月はゆっくり過ごしたい”というものでしたが、“そもそも大掃除をやらない”との声もちらほらありました。

たしかに、普段から汚れをためこまないようこまめに掃除をしていれば大掃除の必要性は低く、また、ベランダなど戸外の掃除や水を使う掃除はわざわざ真冬にやるよりももう少し気候が穏やかになってからのほうが適していますよね。

なお、掃除以外の家事に関しては以下のようなコメントも。

「料理をしない。普段は朝、晩の食事を作りますが元旦は何もしない」(68歳女性/主婦)

「洗濯。正月までやりたくない」(45歳男性/営業・販売)

「三が日は家事全般やらない」(31歳女性/その他)

実現できるかどうかはともかく、なるべく年内に前倒しでタスクを済ませておき、正月くらいは家事から解放されたい……と願っている人は多いのではないでしょうか。

その他、こんな意見も…

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「おみくじはひかない。当たるかどうかわからないのにお金を払うのがもったいないから」(49歳女性/総務・人事・事務)

「パチンコ。暇と思っても行かない。毎年、勝てない」(52歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

「2025年の年始はお正月飾りはしめ縄一つだけにします。物価高で家計が苦しいので」(55歳女性/主婦)

「外出。元旦はもう家から出ない!」(44歳男性/営業・販売)

「家でスマホをいじるのをやめて、体力アップを図る」(68歳男性/その他)

「なるべく物事を後回しにしない。いつも手に余っていっぱいいっぱいになるから」(47歳女性/その他)

「楽しむこと以外はしない。正月早々からあくせくしない」(69歳男性/その他)

「一年の目標立て。一年というスパンで目標を立てても、結局様々な都合で変えてしまうため」(25歳男性/コンピューター関連技術職)

「怒らない。多少イライラしても冷静に過ごしたい」(59歳男性/営業・販売)

お金の使い方、時間の過ごし方からものごとの捉え方・考え方まで、実にさまざまなアイディアが寄せられました。

 

今回のアンケートでは、全体的な傾向として、“まわりがどうするかより自分がどうしたいか”を尊重する姿勢がうかがえました。2025年の正月をどのように過ごすのか、ぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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