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スマホのダラダラ見をやめたい!…実際に改善できた人はこんな方法で遠ざけ成功

現代人にとって必須アイテムだけれど、最大の“時間泥棒”でもあるスマホ。ちょっと調べものをするだけのつもりが無関係なサイトを回遊したり、「ついでだから」と別のアプリまで立ち上げたりで、時間を浪費してしまっているという人は多いのではないでしょうか?

正直よくないことだとわかっていても、なかなか脱却できないのが習慣の恐ろしいところ。そこで、『kufura』では“以前はスマホをダラダラ見ていたけれど、その習慣をやめることができた”という男女71人にスマホ癖を改善する秘訣を教えてもらいました。

スマホを利用する“時間ルール”を決める

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「午前30分、午後30分と使う時間を決めた」(50歳女性/総務・人事・事務)

「YouTubeなどの視聴を会社が休みの土・日・祝のみにしました。平日の夜更かしがなくなり、安定した睡眠時間が確保できるようになりました」(53歳男性/公務員)

「目の不調も感じていたことから、20時以降は見ないと決めたら、精神的にも楽になった」(67歳女性/主婦)

「休日はスマホの電源をオフにする」(61歳男性/総務・人事・事務)

「フリマアプリやLINEなどの通知を許可しない設定にして決まった時間にしかメールやアプリを開かないように習慣化した」(41歳男性/その他)

今回のアンケートで多かったのは、スマホを利用する“時間ルール”に関する声。スマホを全面禁止するのではなく、“この時間はスマホを見てもOK”という枠を定めて、それ以外の時間帯にはスマホに触れないようにするのは現実的な路線だといえそうです。

時間外の「ちょっと見るだけ」というルール違反を予防するには、各種通知をオフにしたり、あるいは電源そのものを切ったりしておくのもよいかもしれません。

アプリやブックマークを整理する

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「TikTokをアンインストールした」(37歳男性/研究・開発)

「利用するアプリを最小限にして残りは削除する」(61歳男性/その他)

「動画や漫画のアプリをスマホから削除した」(59歳男性/その他)

「スマホ内のついついよく見るアプリやブックマークを消す。根本的にこんなの見ても自分にとって何もプラスにならないということを日々自分に言い聞かせた」(29歳男性/その他)

自分がどんなふうにスマホをダラダラ見てしまうのか行動パターンを把握できているのであれば、元凶となるアプリやブックマークを削除してしまうのも一つの手。

あるいは、「必要なアプリだから削除するのはちょっと……」という場合には、アイコンをトップページには置かず気軽にアクセスしにくい状況にするのもおすすめです。

スマホを物理的に遠ざける

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「寝る前にダラダラ見ると眠れないし眠りが浅くなるので、ベッドに持ち込まず机の上に置いて寝る」(69歳女性/主婦)

「スマホを自分の部屋とは別の場所に置いた」(58歳女性/主婦)

スマホが手近なところにあるからこそ、ついつい触ってしまいたくなるもの。利用時間を減らすには端末を物理的に遠ざけるのも効果的だといえそうです。

特に、就寝前のダラダラ癖で夜更かししがちな人は、寝室に絶対にスマホを持ち込まないこと! スマホを目覚ましアラームとして利用している場合、アナログ時計に切り替えましょう。

スマホの“代替行動”を決めておく

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「他にやりたいことができたので、自然と手が離れるようになった」(33歳男性/その他)

「なるべくスマホを触る時間を少なくするために予定をたくさん詰める。休みの日はたまった録画番組を見たり、子どもと遊んだりする」(46歳女性/総務・人事・事務)

「寝る前は筋トレなど体を動かす。軽く運動しとくと眠くなってスマホをいじる気力が湧かない」(40歳男性/その他)

スマホに限らず依存症の克服に役立つといわれているのは、“代替行動”。ただやみくもに「スマホを触らない、見ない」と禁止事項を定めて我慢するのではなく、これまでスマホに費やしていた時間を別の趣味や習慣に充てるという発想です。

たとえば、枕元にスマホの代わりに文庫本を置くようにすれば、就寝前の時間が有意義な読書タイムに! ダラダラ癖をやめたいのにやめられない人は、ぜひスマホに代わる自分のやってみたいことに向き合ってみましょう。

その他、こんなアイディアも…

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「スマホを見る目的をはっきりとさせた。ポイ活を真剣に取り組んでいるのでそれ以外の目的には使用しなくなっている」(56歳男性/その他)

「データ量が少ないプランに変更した」(50歳男性/営業・販売)

「無駄な時間を過ごしていると自覚して、気合でやめる」(49歳男性/営業・販売)

ただ何となくやめたい、ではなくスマホダラダラ癖がいかにもったいないのか痛感するのも克服の第一歩。自分が1日にどれくらいの時間スマホに費やしているのか計測してみるのもよさそうです。

 

人とのコミュニケーションや情報収集、娯楽に至るまで、スマホをどう活用するのかは自分しだい。「さすがに無駄な時間が多すぎかも」という人はぜひ成功者の声をご参考に、スマホとの上手な付き合い方を探ってみてはいかがでしょうか。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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