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2024年下半期最強開運日は7月に!?「一粒万倍日」「大安」やっぱり気になる「吉日」事情

日本の暦には、さまざまな「吉日」が存在しますが、みなさんどれくらい知っていますか? 縁起がいいとされる「吉日」は、人生の節目になる行事を行ったり、何かを新しく始めたり、物を新調するのにふさわしい日と言われていますが、はたしてどれくらい生活の中に浸透しているのでしょう。

今回『kufura』は20~60代の男女500名に、「吉日」についての知識やエピソードを尋ねてみました。2024年の縁起がいい日もチェック! 「吉日なんて信じていない!」という人も、縁起がいい日がもうすぐ来ると聞いたらちょっと気になりませんか? 

「吉日」の知名度、1位「大安」、2位「一粒万倍日」

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まずはみんながどれくらい「吉日」を知っているかについて調査。その結果をランキングにまとめてみました。圧倒的に有名だった「吉日」は、8割以上の人が知っていた「大安」。次いで約半数の人が知っていた「一粒万倍日」でした。ちなみに「どれも知らない」という人も9.0%(45人)いました。

■みんなが知っている「吉日」ランキング

1位 「大安」・・・81.4%(407人)
一日を通して良い日とされ、丸一日かかる結婚式や引越しといったイベントを行うのにいい日と言われる。

2位 「一粒万倍日」・・・46.4%(232人)
「一粒の籾が万倍の稲穂になる」という意味から、この日に始めた物事は大成する日とされ、結婚式、開業、何かを出資するにもいい日とされる。

3位 「寅の日」・・・14.4%(72人)
寅は「千里の道を行き、また戻ってくる動物」とされていることから、お金が戻ってくることを期待して住宅などの大きな買い物をしたり、無事に元に戻れるよう旅行の出発日にする人も。

4位 「天赦日」・・・10.8%(54人)
「天がすべての罪を許す日」とされ、日本の暦の上で最上とされる日。年に数回しかない大開運日で、結婚式、開業、転職など新しいことにチャレンジするのにいい日と言われる。

5位 「巳の日」・・・7.8%(39人)
巳は、芸術や幸福、財産の神様として信仰されていることから、芸術や芸能活動を始めたり、銀行口座の開設や財布の購入といった金運に期待したい日とされる。

6位 「大明日」・・・5.8%(29人)
「太陽が隅々まで明るく照らしてくれる日」と言われ、すべての行いがうまくいく縁起の良い日とされていることから、入籍や結婚式などの慶事に向いている。

7位 「天恩日」・・・5.0%(25人)
「天の恩恵を受けられる縁起の良い日」とされ、入籍や結婚式などの慶事の他、引越しにもいい日と言われている。

8位 「天一天上」・・・2.8%(14人)
方位の神様である天一神が天に昇る16日間のこと。凶の方位が無くなる時期なので、旅行や引越し、掃除に適した時期だそう。

9位 「神吉日」・・・2.4%(12人)
神様のご神徳を授かる日で、神社参拝、祭礼、神事を行うのにいい日とされている。

10位 「母倉日」・・・2.0%(10人)
「母が子を育てるように、天が人を慈しむ」という意味をもつ日で、入籍、結婚などの慶事を行ったり、物事を始めるのに適している。

ちなみに縁起がいいとされる「吉日」にも、避けた方がいいことがあるようです。例えば、小さなことが大きく膨らむとされる「一粒万倍日」には、借金をしたり人に憎まれる行動をするのは避けた方がいいとか、「天赦日」は事業の廃止や退職には不向きとも言われています。また地域によって考え方が異なる場合もあるようです。

大安吉日に結婚式や入籍を行う人も多いですよね。

「吉日」を「信じている」は約1割、「時々信じる」は約3割

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ではみなさん、どれくらい「吉日」を信じているのでしょう。普段から気にかけているという人はさすがに少ないようで、「信じている」と答えた人は1割程度。また大切な日など「時々信じる」という人は3割程度でした。そして6割近い人が「信じていない」という結果になりました。

■あなたは「一粒万倍日」「天赦日」などの吉日を信じていますか?

「信じている」・・・11.2%(51人)
「時々信じる」・・・29.0%(132人)
「信じていない」・・・59.8%(272人)

ちなみに「吉日」は、六曜や陰陽五行説、十干十二支、二十四節気などを掛け合わせてできた「縁起の良い日」とされているようです。

「一粒万倍日」にやったこと1位「宝くじ購入」

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「吉日」の中でも最近「この日に始めた物事は大成する日」として話題になっている「一粒万倍日」。そこで、吉日を「信じている」「時々信じる」と答えた人に、実際にこの日にやったことがあることを尋ねてみると、最も多かった回答は「宝くじを購入した」で約3割でした。また4人に1人が「財布を新調した」と回答していることが判明。一方、「何もやったことはない」という人は36.6%(67人)でした。

■「一粒万倍日」にやったことランキング

1位 「宝くじを購入した」・・・30.1%(55人)
2位 「財布を新調した」・・・25.7%(47人)
3位 「神社仏閣に行った」・・・10.9%(20人)
4位 「新しい靴や服をおろした」・・・8.2%(15人)
5位 「掃除をした」・・・7.7%(14人)

※6位以下は、「旅行の出発の日にした」「契約ごとをこの日に行った」と続きました。

一粒万倍日は月に数回巡ってきます。

信じる者は救われる!?「吉日」を参考にする人は3割

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最後に、「吉日」についてどう思っているかをフリー回答で答えてもらったところ、最も多かった意見は、「意識していない」「何も思わない」など、関心がないといったコメント。肯定的な回答をした人は3割程度でした。その多くは、「何かの行動をするきっかけにしている」「縁起物だと思う」など、多少参考にしているという意見。しかし中には「習慣として毎日チェックしている」という人も。またこんな意見も……

・「気持ちの面で楽になる」(27歳男性/研究・開発)
・「自分が良いと思う日でいいと思う。あまり吉日などを考えすぎると期待してしまうため気にしないようにしている」(30歳女性/その他)
・「何でも素直に信じて正しい行動をすれば幸せになると信じてます」(45歳女性/営業・販売)
・「信じても気分が上がるだけで何も害はないので、気晴らし感覚で信じていたい」(55歳女性/その他)
・「そのことを信じて頑張ることが良いのだと思う」(67歳男性/その他)
・「昔からの長い経験に基づいたものであり、ある程度の信頼があるのではと考える」(69歳男性/公務員)

一方、「胡散臭い」「全く信じない」という否定派も1割程度いました。その中には、「科学的根拠がない」「万人にいいことが起こる日があるわけない」といった意見が多数。そしてこんなコメントも……

・「存在しないものとしています。余計な気持ちの枷になるのが嫌なので」(49歳男性/デザイン関係)
・「昔は全く話題にならなかったのに、ここ数年で急に話にのぼるようになった。メディアやネットで取り上げるのはお金を使わせようとしているだけで、あまり信用できない」(50歳男性/その他)
・「わりと縁起をかついできたタイプです。今年の1月1日は最強の吉日と言われていたけれど能登半島で大地震……、何が吉なのかわからなくなりました」(52歳女性/その他)

・「吉日だからといって、その日に何が起こるかはみなバラバラ。だって世界では戦争が絶えないし、食糧不足に飢えている人もいるし、日本国内だって自殺者が絶えないし、病気で死ぬ人もいるし」(54歳男性/総務・人事・事務)
・「災害は時を選ばないのは実感した。人の運命も一瞬一秒で変わる。でもなにかの目標にはなるとは信じたいが……」(55歳男性/その他)
・「そういう周期があるという事で、皆が皆そのようになることはないと思います」(57歳男性/その他)

こうしてみると、「吉日」は、気持ちを高めたり、背中を押してもらうきっかけとして考えるのがベストと言えるでしょう。確かに「吉日」を信じて行動をすることで、最善がつくせたり、物事がうまくいくことも多いようです。一方で、期待しすぎたり、それに頼りすぎることには注意が必要。吉日でも災害は起こるし、不幸は起こりうるもの。それをきちんと理解したうえで、日々の生活の参考にするといいのかもしれません。

吉日を気にしすぎて動けなくなるのも考えもの。

2024年4月以降の開運日はいつ!?

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2024年4月以降で最も縁起がいいと言われている日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」が重なる2024年7月29日(月)。また、「天赦日」「一粒万倍日」が重なる2024年12月26日(木)もとても縁起がいい日と言われています。

さらに、「大安」と「一粒万倍日」が重なる日は、2024年4月6日(土)、5月15日(水)……など、月に2回廻る場合もあるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。なお、吉日が重なっていても、すべてにおいて良しとされない「不成就日」も重なる場合があり、吉日度合いは下がってしまうようです。5月27日(月)、10月11日(金)は「大安」と「一粒万倍日」に加えて「不成就日」も重なっているので、凶の要素が入ってしまうそう。

物事のスタート時には、末永くうまくいくよう縁起をかつぎたくなるもの。不運な日よりは吉日を選びたくなるのは、人の気持ちとしては自然なことです。もちろん、信じるかどうかはあなた次第ですよ!

ちえ
ちえ

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。

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