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あんなに大好きだったのに…「大人になって嫌いになった食べ物」500人に聞きました

年齢を重ねると、身体や心にさまざまな変化があらわれます。味覚や食べ物の好みの変化もそのひとつです。今回『kufura』では、20~60代の男女500人を対象に「子どもの頃は好きだったのに、今は嫌いな食べ物」についてのアンケート調査を実施しました。昔は大好きだったのに、今となっては惹かれない……そんな食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか?

子どもの頃は好きだったのに、今は嫌い(苦手)な食べ物

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甘いものが苦手に……

「チョコレート。ある日、甘すぎると思ってからめっきり食べなくなった」(62歳男性/その他)

「菓子パン。甘いものが全く欲しくなくなった」(44歳女性/総務・人事・事務)

「砂糖を入れた甘い紅茶。ある日砂糖なしで香りを楽しむようになったためです」(56歳男性/営業・販売)

「桜でんぶ。子どもの時は甘くてご飯にかけて食べていたが、今だと甘過ぎるしご飯の味を妨げる」(58歳男性/公務員)

「食べものではないですが、お砂糖を入れて甘くした麦茶。子どもの頃は甘くて美味しいと思って飲んでいましたが、今は気持ち悪くて飲めません」(53歳女性/主婦)

子どもの頃は大好きだった「甘いもの」が、大人になった今ではひと口で十分だと感じる人が多いことがわかりました。甘い=美味しいとされる時代は過ぎ去り、素材の香りや味を楽しめるようになったと前向きにとらえたいところです。「甘いもの全般(チョコレートやケーキなど)は、大人になって苦手になった。夜に飲むお酒がまずくなるから」(68歳男性/総務・人事・事務)といった声もあり、お酒を飲むようになってから甘いお菓子類が苦手になった人も少なくないようです。

子どもの頃は夢のような甘~いデザート、大人になると「もう結構……」となってしまうことも。

味覚、体質が変わった

「アイス。歯にしみる」(63歳男性/企画・マーケティング)

「キャラメル。虫歯になったり、歯の詰め物が取れるから」(60歳男性/営業・販売)

「牛乳。子どもの頃はいくら飲んでも大丈夫だったのに、大人になって久々に飲んだらお腹を下してしまった。それ以来牛乳を飲むのが怖くなった」(44歳男性/学生・フリーター)

「卵かけごはん。ドロドロして苦手になった」(52歳女性/総務・人事・事務)

加齢とともに、味覚や体質に合わなくなった食べ物についてもさまざまな意見が寄せられました。知覚過敏があるためにアイスが苦手になったり、詰め物が取れる恐れがあるのでキャラメルは控えるなど、大人あるあるなエピソードも。大人になって食べられるものが増える一方で、味覚の変化などにより受けつけなくなる食べ物もでてくるようです。

卵かけごはんは納豆と同様に好き嫌いがあります。

子どもの頃に食べ過ぎて苦手に

「かぼちゃ。子どもの頃好きで食べ過ぎたから今はあまり食べたくない」(61歳男性/その他)

「バナナは子どもの頃食べすぎて、今は食べなくなった」(60歳男性/会社経営・役員)

「牛乳。毎日1リットルほど飲んでたが、急に飲めなくなった」(47歳女性/その他)

「子どもの頃は納豆が好きだったが大人になって匂いがたまらなく嫌になった」(55歳男性/総務・人事・事務)

子どもの頃に食べ過ぎたり、不快な経験が原因で特定の食べ物が苦手になってしまうこともあるようです。口当たりや匂いが突然苦手になってしまったというケースもありました。もう一生分食べてしまった!という気持ちが背景にあるのかもしれませんね。

「大きくなるために牛乳飲みなさい」と言われた人も多かったのでは。

脂っこいものを受けつけなくなった

「カレーパン。脂っこいのがイヤになった」(56歳男性/その他)

「霜降りの牛肉が好きだったのに、だんだん食べると気持ち悪くなりあまり食べなくなった」(56歳女性/主婦)

「天丼・天ぷらが好きだったが、加齢のせいか食べると胃のムカつきが起きるので食べたくなくなった」(46歳男性/その他)

「豚肉の脂身。昔よりも味がくどく感じてしまう」(37歳男性/その他)

加齢を実感するひとつのサインとして、脂っこい食事を重たいと感じることがあります。かつて大好きだったカルビや霜降りのお肉を食べると、胃もたれや消化不良で翌日がつらい……という大人は少なくありません。また、健康意識の高まりからも脂っこい食べ物を控える傾向があるようです。

あげもの全般が苦手になるお年頃。

大人になって苦手になった食べ物は他にも

「駄菓子系の菓子。大人になるとそれほど美味いと思わない」(59歳女性/その他)

「炭酸飲料。コーラやファンタを毎日のように飲んでいたのに、今は炭酸飲料が苦手になり、全く飲まなくなった」(61歳女性/主婦)

「子どもの頃はカップ麺が大好きだったが、今は味が濃すぎて食べなくなった」(66歳男性/その他)

「生クリーム。最近はくどくなってきた」(65歳女性/その他)

「子どものころ大好きだった粉末のソーダの素を駄菓子屋チェーンで見つけて、懐かしさで大人買いしたが、よくこんなまずいものを喜んで飲んでいたなと思った」(69歳女性/その他)

駄菓子は砂糖の塊といっても過言ではありません。

子どもの頃に苦手だった食べ物が好きになったという話はよく耳にしますが、その反対に、大人になるにつれて、かつて大好きだった食べ物がいつの間にか好きではなくなっていたという経験をしている人も実は多いことがわかりました。このような変化も味覚の成長のひとつと捉え、前向きに食事を楽しんでいきたいですね。

ナカムラミカ
ナカムラミカ

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。

 

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