もっとも多い「植木の剪定頻度」は2~3カ月に1回!
null伸びすぎると、お隣りさんにも迷惑をかけてしまう庭木。どの程度のペースで剪定するのが一般的なのでしょうか?
【庭木の剪定はどれくらいの頻度でやっていますか?】
週に1回以上・・・8人(4.0%)
月に1~3回・・・26人(12.9%)
2~3カ月に1回・・・44人(21.8%)
半年に1回・・・31人(15.3%)
1年に1回・・・23人(11.4%)
数年に1回・・・14人(6.9%)
剪定はしていない・・・56人(27.7%)
剪定していないという人も約4分の1いたものの、それ以外では「2~3カ月に1回」と答えた人がもっとも多いという結果になりました。庭木の大きさや生えている場所によって、手入れする必要性も変わってきますが、多くの家では定期的に剪定を行っているようです。
続いて、そのうち「剪定はしていない」と答えた人を除いた146人に、剪定をやっているのは誰かを聞きました。
【庭木の剪定は誰がやることが多いですか?】
自分や家族がやっている・・・127人(87.0%)
植木屋さんにお願いしている・・・17人(11.6%)
知人や近所の人にやってもらう・・・2人(1.4%)
9割近くが「自分や家族」と答え、植木職人などの専門業者にお願いしている人は約1割と少数派。なかには、知人や近所の人にお願いしているケースもあるようです。
それぞれについて、なぜそうしているかや、どんな風に剪定しているかを詳しく教えてもらいました。
植木屋さんにお願いしている
「10年ぐらい前までは父が主にやっていましたが、あまりうまくいかず、植木屋さんに任せるようになりました。その後も現在まで年1回やってもらっています」(54歳男性/その他)
「業者に依頼しているが、切ってほしくない木まで切られてしまい、後で知ってがっかりしました」(46歳男性/営業・販売)
「自分では上手にできないので植木業者さんに頼むが、高額なので半年に一度にしている」(52歳女性/その他)
「数年に一度、シルバー人材センターに依頼している。専門の業者に頼むよりも安く、自分でできないことを頼んでいる」(50歳男性/その他)
特に、木が育ちすぎたり、体調面の不安があったりなど、自分でやるのが難しい場合には専門業者にお願いするケースが多いようです。なかには比較的安価に利用できるシルバー人材センターにお願いしているという人も。
ただし、シルバー人材センターの場合「高さ3メートルを超える高所での作業はNG」などの条件がある場合が多いので、事前によく確認しておくことをおすすめします。
知人や近所の人にやってもらう
「近所のおじさんがご厚意でいつもやってくれる」(54歳女性/営業・販売)
「今はなき親の代から、知り合いの方におまかせしている」(52歳女性/総務・人事)
ご近所さんが自宅のついでにやってくれたり、知人に剪定が得意な人がいたりする場合も。地域によって、清掃や草刈りなどを互いに協力して行うことはありますが、庭木までやってくれるというのはなかなか珍しいですよね。
自分や家族がやっている
「本当は自分でやりたいが、高いところが届かないので旦那にお願いしている。業者に頼むのは高いので」(44歳女性/その他)
「以前は両親が剪定していたのですが、今は私もやるようになりました。両親からやり方を聞きながらやっています」(53歳女性/その他)
「小さな植木は祖母が趣味で剪定していて、大きな木は私が担当。大きくなりすぎ次第、隣家に落ち葉が落ちないよう、高枝切りばさみやのこぎりを使って剪定しています。一度業者に頼んだこともありますが、自分でできるうちはなるべく自分でと思っています」(42歳男性/研究・開発・技術者)
「夫と2人でやっている。一気にやろうとすると大変なので、こまめに2カ月に1回くらいの頻度で」(39歳女性/主婦)
「木が大きくならないように、選定の時期を調べて早めに剪定をしている」(52歳女性/主婦)
自分や家族が剪定する際は、複数人で分担したり、できる人に教わったりしながらやっているケースも多いようです。
専門業者にお願いしない場合は特に、放置すると手に負えなくなってしまうので、小さいうちからこまめに剪定するのがポイント。数カ月~半年後の伸びた様子を想像しながら、少し短めに切るのもいいですね。
「自宅の植木」や「隣家の植木」に関して困っていることは?
null最後に、自宅やお隣りさんの植木についての悩みを教えてもらいました。
「台風など風が強い日、隣家の落ち葉が舞ってくるが、なかなかクレームは言えない」(57歳男性/会社経営・役員)
「手入れが面倒なので、背の低い木に植え替える事を考えている」(49歳男性/研究・開発・技術者)
「自宅の何軒か先の家に種類はよくわからないが何らかの柑橘を植えている家があり、そこの家が少し坂の上にあり地面に落ちた柑橘の実がゆるい坂を下って道路上に転がっている。それを通行する車が踏んで道路が汚れることが何度もあり困っている」(39歳女性/公務員・団体職員)
「最初は小さい木だったのに、いつの間にかお隣りの敷地まで枝が伸びてしまい、切るのが何倍も大変になってしまった」(40歳男性/その他)
「義父母と同居していたので、植木もそのまま引き継いでいますが、本当は手間がかかるのでなくてよいと思っています」(47歳女性/その他)
「隣りの木がはみ出してきているので困るが、自宅の木もはみ出すことがあるかもしれないので、特に何も言えない」(52歳女性/主婦)
隣りの家の木が敷地からはみ出していても、さすがに勝手に切るわけにはいかないし、かといって落ち葉は遠慮なく入ってくるし……など、さまざまな悩みを抱えている様子がうかがえます。
逆の立場で、一度敷地外に木が出てしまったが最後、切ったとしても敷地外に落下する恐れがあり、余計に作業がしづらくなったという人も。余計なもめごとを起こさないためにも、早めの対応が欠かせません。
いかがだったでしょうか。植えるのは簡単でも、放置したが最後、大きな悩みの種になってしまう可能性のある庭木。とはいえ、家の景観をよくしてくれる大事な存在でもあるので、上手な付き合い方を見つけていけるといいですね。