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マンションは「賃貸or購入」どっちがよい?実際に住んでいる人が感じるメリット&デメリット

住むなら戸建てとマンション、どちらのほうがいいかというテーマはよく議論されますが、マンションにおいて、賃貸か購入するか、どちらがよいか、このテーマも悩ましいところです。皆さんはどうお考えでしょうか。今回『kufura』では、賃貸マンションに住んでいる人(55人)と、分譲マンションを買って住んでいる人(101人)の既婚男女計156人に、実際に住んで感じた、それぞれのメリット・デメリットを聞いてみました。

賃貸マンションに住んで感じるメリット&デメリット

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まずは、賃貸マンションに住んでいる人たちが感じているメリットとデメリットを、それぞれ見ていくことにしましょう。

【メリット】いつでもすぐに引っ越しできる

「近所でトラブルがあった際にすぐに引っ越すことができるし、子どもの成長に合わせて家を住み替えることができるのも便利です」(35歳・女性/主婦)

「隣人トラブルなどに巻き込まれたときに、賃貸ならすぐに引っ越すことができて安心」(33歳・男性/営業・販売)

「転勤や転職などの際に、職場近くに気軽に引っ越せるのがいいです」(28歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「収入の変動などで家賃が高いと感じたときは、安い物件にすぐ引っ越しできるので、常に自分の収入に見合った暮らしができます」(75歳・女性/主婦)

【メリット】修繕の手配や支払いを自分でしなくていい

「部屋の修理が必要なときは、自分が壊したり汚したりしてしまったものでなければ基本的に家主の負担になるので、自分で業者を手配したり、費用を払ったりする必要がなくていい」(64歳・男性/金融関係)

「給湯器やインターホンなど、古くて壊れたりしたときに、管理会社などに連絡すれば、無料ですぐに直したり、交換してくれるのがありがたいです」(33歳・女性/主婦)

「修繕の費用や手配はもちろん、固定資産税も不要なので、家賃以外に余計なお金がかからないところがいちばんのメリットだと思います」(65歳・女性/主婦)

【メリット】ほかにはこんなものも!

「町内会の集まりなどがないのでラク」(41歳・女性/主婦)

「賃貸だと近所付き合いも希薄なので、人間関係に悩む必要がない」(48歳・女性/主婦)

「人生に対する縛りがないので、自由に住むことができる」(48歳・男性/デザイン関係)

賃貸マンションのメリットはいろいろありましたが、やはりいつでも自由に引っ越しできることと、家賃以外に修繕費や固定資産税などの余計な費用がかからなくてすむというのが、いちばん大きなメリットと考えている人が多いようです。

【デメリット】家賃などお金に関する悩みがいろいろ発生する

「家賃を払っても自分の所有になることはなく、ムダ金を払っているように感じてしまうところ」(48歳・女性/主婦)

「老後もずっと家賃を払い続けていかなければいけない」(57歳・女性/主婦)

「今までにトータルで支払った家賃で買えた物件があったかもしれないと、ついつい考えてしまうことがあるのがデメリットです」(61歳・男性/医師)

【デメリット】DIYなど自由に手を加えることができない

「部屋の中の気になる部分について、リノベなどが自由にできないのがデメリットです」(35歳・女性/主婦)

「買ったマンションと違って、壁に穴を開けたりできないため、部屋を改装しにくい」(50歳・女性/その他)

「自由に造作家具を作ることができなかったり、修繕ができないので、使い勝手が悪くてもガマンするしかないところ」(55歳・女性/主婦)

【デメリット】ほかにはこんなものも!

「自分が歳を取ったときに、家賃をちゃんと払い続けられるのかなど、老後への心配が常につきまとう」(56歳・女性/主婦)

「持ち家と違って、いずれ出ていかなければならないときが来るかもしれないという不安があること」(39歳・男性/研究・開発)

「壁にキズを付けないように生活するなど、何かと気を使う」(23歳・女性/公務員)

「2年ごとに契約を更新するのが面倒」(74歳・女性/主婦)

賃貸マンションならではのデメリットとしては、毎月家賃を払っていても自分のものにはならないのでもったいない、老後も家賃を払い続けていけるかどうか不安になるといった意見が目立ちました。また、壁に穴を開けるなど自由にDIYができないことがデメリットと感じている人も多いようです。

分譲マンションに住んで感じるメリット&デメリット

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では次に、分譲マンションを買って住んでいる人たちが感じている、メリットとデメリットをご紹介していきます。

【メリット】自分の資産になるなどお金関連のメリットが多い

「マンションが自己所有かつ自己資産になるのがいちばんのメリットだと思います」(74歳・男性/その他)

「イザというときに、マンションを売却して現金を手に入れることができるという安心感があること」(71歳・男性/その他)

「賃貸だと死ぬまで家賃を払い続けなければなりませんが、購入すればローン完済後は、返済にかかっていた資金を自由にほかに使うことができる」(76歳・男性/デザイン関係)

「リタイアしてわかることですが、家賃ゼロというのは、年金生活者にとってはとてもありがたいです」(71歳・男性/その他)

【メリット】自分のものなので気兼ねなくなんでも好きにできる

「自己所有なので、自分の好きなようにリフォームできるし、賃貸と違って原状回復しなくてもいいところがいい」(46歳・女性/主婦)

「何をするにも自由なこと。壁に穴を開けようが、子どもが汚そうが気にせずラクに暮らせます」(42歳・女性/主婦)

【メリット】ほかにはこんなものも!

「理事会での発言や投票で権利を行使できるので、自分の意思で住環境を向上させることができるのはいいと思います」(66歳・男性/その他)

分譲マンションは、賃貸と違ってお金を払った分、きちんと自分の資産になるのがいちばんのメリットだと感じている人が多い様子。また、イザというときは売ってお金に変えられる安心感があるという意見もありました。自分好みに自由にリフォームできる点もよいと感じている人もたくさんいるようです。

【デメリット】トラブルや生活に変化があってもすぐに引っ越せない

「万一、隣人トラブルなどがあっても、簡単には引っ越せないことがデメリットだと思います」(49歳・女性/総務・人事・事務)

「転勤や転職などで生活環境が変わっても、簡単に引っ越すことができないので、通勤時間が長くかかってしまうようなケースが出てくること」(43歳・男性/金融関係)

「マンションが経年劣化してボロボロになっても引っ越せない」(53歳・女性/主婦)

【デメリット】維持費や固定資産税などが意外とかかる

「住宅ローンのほかに、修繕積立金などを毎月支払う必要があること。また、その金額が年々増加するのが、思った以上に負担になります」(66歳・男性/その他)

「固定資産税が思いのほか高くて、負担になっていること」(55歳・女性/その他)

「賃貸よりも月々の負担は少ないものの、将来的に大規模修繕や建て替えが必要になったときに、どれくらいの金銭的負担が必要になるのか心配になる」(72歳・男性/その他)

【デメリット】ほかにはこんなものも!

「理事会の活動など、いろいろと大変なことも多い」(57歳・男性/金融関係)

「近所付き合いが必要になるので、何かと面倒」(88歳・男性/その他)

「例えば水漏れなどした場合、賃貸なら家主に言えばすぐに修理してもらえるが、購入した場合はすべて自分で手配をしなければならないこと」(67歳・女性/総務・人事・事務)

「もしも離婚などした際、いろいろと手続きが面倒になる」(62歳・男性/公務員)

「何十年もしてマンションが老朽化し、万一取り壊しすることになったらどうするのだろうという漠然とした不安がある」(58歳・女性/主婦)

分譲マンションのいちばんのデメリットは、買ってしまったら簡単に引っ越しできないこと。隣人トラブルに巻き込まれたり、転勤や転職で職場が変わったりしても、ガマンしてそこに住み続けることも。また、思いのほか維持費や固定資産税などにお金がかかったり、マンションの理事会や近所付き合いが面倒だという人も目立ちました。

いかがでしたか? 賃貸マンションも分譲マンションも、どちらもそれぞれメリットとデメリットがある様子。どちらがいいと考えるかは、あくまでその人次第と言えそうですね。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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