出しやすく片付けも楽「しめ飾り」
null「玄関ドアにしめ縄風リースのアレンジ。クリスマスで生リースを作るので、それを変えてしめ縄の替わりにしています」(56歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「玄関ドアにしめ縄。出し入れが簡単だから」(35歳/主婦)
「玄関と台所とトイレにしめ縄を飾ります。藁で子供たちが作ってくれるので」(49歳/総務・人事・事務)
「玄関にしめ縄のみ。形だけで良いと思っているので」(41歳/主婦)
厄を祓う結界の意味を持つしめ縄。しめ縄を使ったしめ飾りは、最近ではリース風のものも多く、デザインもサイズも豊富です。飾りやすく片付けも簡単なことで、圧倒的な回答数がありました。
お正月気分を家の中にも!「鏡餅」
null「リビングに鏡餅を飾る。手軽にできるので」(36歳/主婦)
「小さな鏡餅を食卓に。大きいものは狭いので飾る場所がありません」(58歳/主婦)
「リビングに鏡餅のみ。後が面倒くさいから、無くなる鏡もちでちょうどいい」(43歳/主婦)
年神様へのお供え物である鏡餅。1月11日の鏡開きの日に下げていただきます。昔は床の間に飾ることが多かった鏡餅ですが、リビングや食卓、玄関に飾るという声が多くあがりました。
個包装パックのお餅が入った鏡餅がスーパーなどで売られていることもあり、購入するのも食べるのも以前よりぐっと楽に。お正月気分を家の中で味わえる飾りとして人気です。
また、鏡餅だけ飾るよりは、玄関にしめ飾り、家の中に鏡餅という家庭が多いようです。
「玄関ドアにしめ縄と仏間に鏡餅。負担にならない程度の最低限の飾り付けでお正月を祝います」(48歳/その他)
「玄関ドアにしめ縄とリビングに鏡餅。マンションで門松は飾りづらいし、小さく最小限のものに止めるしかないので」(35歳/主婦)
「玄関にしめ縄、リビングに鏡餅。玄関はマンションの同じ階の人たちがみな飾っているのでそれにあわせてと、鏡餅はなんとなくけじめとして」(49歳/主婦)
「門松」は小さくなる傾向に
null「玄関に100均のミニ門松。形がカッコいいから」(35歳/企画・マーケティング)
「玄関の下駄箱の上に門松の飾りを置く」(45歳/主婦)
「門松の小さいのを飾っています」(53歳/営業・販売)
神様が宿るものとして、年神様を迎え入れるために飾る門松。筆者の幼い頃は門扉の外に大きな門松を飾っているお家をよく見かけましたが、マンションなどの集合住宅も多くなった今では、飾るとしても小ぶりなものを選ぶように。
ほかにも、「こちらの地方では印刷の門松をいただけるので、それを玄関の左右に貼っています。あと、気が向けば、可愛いリースの形の正月飾りを扉に付けています」(56歳/主婦)というように、印刷した門松を玄関に貼るという声もいくつか見られました。
ミニマムに暮らす!?「飾らない」
null意外に多かったのが「何も飾らない」という回答。
「管理会社がマンションの玄関に飾っているので、個人的にはしないです」(49歳/主婦)
「飾らない。ゴミで捨てるのも気が引けるし、おたき上げに持っていくには混んでいるから」(45歳/主婦)
「なにも飾らない。飾りに関して思い入れがない」(33歳/主婦)
エントランスに門松、ロビーにしめ飾りなどを飾っている集合住宅に住んでいる場合、各家庭では飾らない人も多いよう。
また、地方ではどんど焼きなどの名称で知られる小正月の左義長の際に処分するのが一般的ですが、都心ではそういった催しが少ないため、そのままゴミにしていいのか迷うことも。迷うくらいなら買わない!という決断になるようです。
その他こんな回答も
null「玄関に干支の置物を置く」(48歳/営業・販売)
「特に何もしない。子供が絵を描いたら飾る」(40歳/主婦)
「家の中の5か所に輪通し。飾るというより縁起担ぎ、習慣になっている」(54歳/総務・人事・事務)
「玄関にしめ飾り。床の間に鏡餅。日の出の掛け軸。お花。神棚に御神酒、お膳。子供のころからの習慣なので特に理由はない」(53歳/営業・販売)
輪通しとは、しめ縄を簡略化した正月飾りで、輪っかのように途切れることなく、という願いが込められたもの。お正月飾りは地方によっても呼び方や種類が異なるので、それぞれの地方での慣例を受け継いでいるという声もありました。
今回192人の回答を見ると、お正月飾りを簡素化しているという声がかなり多かったのが印象的でした。飾るものを減らしたりサイズを小さくしたり、各家庭で工夫している様子がうかがえます。飾らないという声も多く寄せられましたが、お正月をお祝いするという気持ちは人それぞれ。自分なりのお正月を楽しむことも、いまや大切なことですよね。
みなさんは、今年のお正月はなにを飾りますか?